人文科学研究科Graduate School of Humanities
LIT500B3（文学 / Literature 500）米文学特殊研究第一（文学史）ＡTopics in American Literature (1) A
利根川 真紀
授業コードなどClass code etc
| 学部・研究科Faculty/Graduate school | 人文科学研究科Graduate School of Humanities |
| 添付ファイル名Attached documents | |
| 年度Year | 2022 |
| 授業コードClass code | X0275 |
| 旧授業コードPrevious Class code | |
| 旧科目名Previous Class title | |
| 開講時期Term | 春学期授業/Spring |
| 曜日・時限Day/Period | 金4/Fri.4 |
| 科目種別Class Type | |
| キャンパスCampus | 市ヶ谷 |
| 教室名称Classroom name | 各学部・研究科等の時間割等で確認 |
| 配当年次Grade | |
| 単位数Credit(s) | 2 |
| 備考（履修条件等）Notes | |
| 実務経験のある教員による授業科目Class taught by instructors with practical experience | |
| カテゴリーCategory | 英文学専攻(修士課程)-専門科目 |
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Outline (in English)
The aim of this course is to understand the literary history of American women writers. We will read their short stories chronologically from the late nineteenth century through the late twentieth century. While paying special attention to women's changing roles in society as well as women writers' mutual interactions with each other, we will also consider specific themes and strategies unique to American women writers. The course also enhances students' skills in close reading of texts and in effective oral presentations and academic papers. Students' required study time for each class meeting is at least four hours. Grading will be based on in-class contribution (40 %), presentations (30 %), and papers (30 %).
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の概要と目的（何を学ぶか）Outline and objectives
<講義題目>「アメリカ女性文学の系譜」
この授業では、19世紀末から20世紀末にかけてのアメリカ女性作家たちの短編作品を読み、各作家作品について理解を深めていきます。アメリカ社会における女性のあり方がいかに変化したのか、女性作家たちが互いにどのように意識・影響しあいながら作品を書いていたのか、また彼女たちの作品には、男性作家とは異なる作風やテーマが見い出されるのか、という点についても検討します。
到達目標Goal
１ アメリカ女性作家による作品を読み、それぞれの作家・作品について理解を深める。
２ アメリカ女性文学史の流れの中に、各作品を位置づける。
３ 効果的なプレゼンテーションのしかた、ペーパーの書き方を身につける。
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の進め方と方法Method(s)（学期の途中で変更になる場合には、別途提示します。 /If the Method(s) is changed, we will announce the details of any changes. ）
アメリカ女性作家たちによる短編小説を文学史的コンテクストを補いつつ担当者を決めて読みます。あらかじめ指名された院生による発表、参加者全体によるディスカッション、教員による補足説明という形で進めていきます。
アクティブラーニング（グループディスカッション、ディベート等）の実施Active learning in class (Group discussion, Debate.etc.)
あり / Yes
フィールドワーク（学外での実習等）の実施Fieldwork in class
なし / No
授業計画Schedule
授業形態/methods of teaching：対面/face to face
※各回の授業形態は予定です。教員の指示に従ってください。
第1回[対面/face to face]：イントロダクション
授業内容と進め方の説明、アメリカ女性文学史
第2回[対面/face to face]：1880年代
Sarah Orne Jewettなど、ローカル・カラーの文学
第3回[対面/face to face]：1890年代
Charlotte Perkins Gilmanなど、ニュー・ウーマンの時代の文学
第4回[対面/face to face]：1900年代
Susan Glaspellなど、モダニズムとフェミニズムの文学
第5回[対面/face to face]：1910年代
Willa Catherなど、ジェンダーを超える文学
第6回[対面/face to face]：1920年代・1930年代
Zora Neale Hurstonなど、ハーレム・ルネサンスの文学
第7回[対面/face to face]：1940年代
Hisaye Yamamotoなど、第二次大戦と文学
第8回[対面/face to face]：1950年代・1960年代
Flannery O’Connorなど、公民権運動と文学
第9回[対面/face to face]：批評・研究論文
フェミニズム文学批評について ＆ ペーパー計画書
第10回[対面/face to face]：1970年代
Toni Morrisonなど、キャノンを問い直す文学
第11回[対面/face to face]：1980年代
Jayne Anne Phillipsなど、母と娘の文学
第12回[対面/face to face]：1990年代
Sandra Cisnerosなど、越境と文学 & ペーパーの提出
第13回[対面/face to face]：プレゼンテーション
ペーパーに基づく口頭発表とディスカッション
第14回[対面/face to face]：まとめ
ペーパーおよび口頭発表へのフィードバック
授業時間外の学習（準備学習・復習・宿題等）Work to be done outside of class (preparation, etc.)
本授業の準備学習・復習時間は、各2時間を標準とします。
あらかじめ課題を読んで授業に臨むようにしてください。発表担当者はハンドアウトを作成し、事前に「学習支援システム」に提出してください。
テキスト（教科書）Textbooks
初回の授業時に指示します。
参考書References
Elaine Showalter. A Jury of Her Peers: Celebrating American Women Writers from Anne Bradstreet to Annie Proulx. Vintage, 2010.
成績評価の方法と基準Grading criteria
平常点（40 ％）、発表（30 ％）、4000字程度のペーパー（30 ％）を総合的に評価します。
学生の意見等からの気づきChanges following student comments
受講者の研究テーマとのつながりを意識していきます。
担当教員の専門分野等
<専門領域> アメリカ文学
<研究テーマ> 南部文学、女性文学
<主要研究業績>
①「ウェルティの『黄金の林檎』におけるマクレイン屋敷の設定──短編から連作短編集へ」『言語と文化』19号（2022）
②「CapoteのBreakfast at Tiffany'sにおける南部表象──映画を補助線として」『言語と文化』18号 (2021)
③「"The Little girl looking for her mother"──トニ・モリスンの「レシタティフ」と『神よ、あの子を守りたまえ』における娘たちの友情」『言語と文化』17号（2020）