人文科学研究科Graduate School of Humanities
LNG500B3言語科学特講Ⅰ ALecture: Linguistics I A
椎名 美智
授業コードなどClass code etc
学部・研究科Faculty/Graduate school | 人文科学研究科Graduate School of Humanities |
添付ファイル名Attached documents | |
年度Year | 2022 |
授業コードClass code | X0253 |
旧授業コードPrevious Class code | |
旧科目名Previous Class title | |
開講時期Term | 春学期授業/Spring |
曜日・時限Day/Period | 水2/Wed.2 |
科目種別Class Type | |
キャンパスCampus | 市ヶ谷 |
教室名称Classroom name | 各学部・研究科等の時間割等で確認 |
配当年次Grade | |
単位数Credit(s) | 2 |
備考(履修条件等)Notes | |
実務経験のある教員による授業科目Class taught by instructors with practical experience | |
カテゴリーCategory | 英文学専攻(博士後期課程) |
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Outline (in English)
This course deals with pragmatics. Students are expected to find their topics for their theses.
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の概要と目的(何を学ぶか)Outline and objectives
自分の研究テーマに関連したテキストを正確に読み、かつ批判的読解をし、自分の論文を書きあげることを目指します。
到達目標Goal
語用論の基本的な知識を身につけて、自分で分析に使えるようにします。研究論文が執筆できるようになるようになることを到達目標とします。
The goal of this class is to acquire research skills to write a thesis.
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の進め方と方法Method(s)(学期の途中で変更になる場合には、別途提示します。 /If the Method(s) is changed, we will announce the details of any changes. )
基本的には対面の予定ですが、授業の形態(対面・りモート)に変更がある場合は、毎回Hoppiiで連絡しますので、必ず毎週チェックしてください。テキストを章ごとに読み、ディスカッションしながら、学生のニーズに合わせた内容と速度で進めていきます。
リアクションペーパーは毎時間、提出していただきます。授業の初めに、前回の授業に提出されたリアクションペーパーからいくつか取り上げて、全体に対してフィードバックを行います。
アクティブラーニング(グループディスカッション、ディベート等)の実施Active learning in class (Group discussion, Debate.etc.)
あり / Yes
フィールドワーク(学外での実習等)の実施Fieldwork in class
あり / Yes
授業計画Schedule
授業形態/methods of teaching:対面/face to face
※各回の授業形態は予定です。教員の指示に従ってください。
第1回[対面/face to face]:ガイダンス
教員による授業の解説、受講生の研究テーマの発表により今後の発表分担の決定
第2回[対面/face to face]:第一章:イントロダクション
文脈における意味、英語の語用論
第3回[対面/face to face]:第二章:指示語用論(1):
定表現、ダイクシス
定表現、ダイクシス、前方照応、相互行為における指示表現の使用と理解:担当の受講生による発表とディスカッション
第4回[対面/face to face]:第二章:指示語用論(2):
前方照応
定表現、ダイクシス、前方照応、相互行為における指示表現の使用と理解:担当の受講生による発表とディスカッション
第5回[対面/face to face]:第二章:指示語用論(3):
相互行為における指示表現の使用と理解
定表現、ダイクシス、前方照応、相互行為における指示表現の使用と理解:担当の受講生による発表とディスカッション
第6回[対面/face to face]:第三章:情報語用論(1):
情報語用論、情報基盤
情報語用論、情報基盤、情報的背景、相互好意的側面:担当の受講生による発表とディスカッション
第7回[対面/face to face]:第三章:情報語用論(2):情報的背景
情報語用論、情報基盤、情報的背景、相互好意的側面:担当の受講生による発表とディスカッション
第8回[対面/face to face]:第三章:情報語用論(3):
相互好意的側面
情報語用論、情報基盤、情報的背景、相互好意的側面:担当の受講生による発表とディスカッション
第9回[対面/face to face]:第四章:語用論的意味I(1):「言われたこと」以上の意味
「言われたこと」以上の意味、「言われたこと」対「推意とされたこと」、「言われたこと」と「推意とされたこと」:担当の受講生による発表とディスカッション
第10回[対面/face to face]:第四章:語用論的意味I(2):「言われたこと」対「推意とされたこと」
「言われたこと」以上の意味、「言われたこと」対「推意とされたこと」、「言われたこと」と「推意とされたこと」:担当の受講生による発表とディスカッション
第11回[対面/face to face]:第四章:語用論的意味I(3):「言われたこと」と「推意とされたこと」
「言われたこと」以上の意味、「言われたこと」対「推意とされたこと」、「言われたこと」と「推意とされたこと」:担当の受講生による発表とディスカッション
第12回[対面/face to face]:第五章:語用論的意味II(1):語用論的意味の分析
語用論的意味の分析、誰の意味なのか、意味を理解すること、相互行為の文脈における意味:担当の受講生による発表とディスカッション
第13回[対面/face to face]:第五章:語用論的意味II(2):誰の意味なのか、意味を理解すること、
語用論的意味の分析、誰の意味なのか、意味を理解すること、相互行為の文脈における意味:担当の受講生による発表とディスカッション
第14回[対面/face to face]:第五章:語用論的意味II(3):相互行為の文脈における意味
語用論的意味の分析、誰の意味なのか、意味を理解すること、相互行為の文脈における意味:担当の受講生による発表とディスカッション、これまでの授業のまとめに加え,
レポート等、課題に対する講評や解説
授業時間外の学習(準備学習・復習・宿題等)Work to be done outside of class (preparation, etc.)
セメスターを通じて、以下に留意して授業に臨んでください。
1:各自の過去の学術論文、研究のまとめと今後の研究計画を立てる。
2:自分の担当した箇所をきちんと読み、プレゼンテーションができるように予習・準備をする。
3:自分に必要な参考文献を集めて、読む。
4:各自、自分の研究テーマについて中間発表を繰り返しながら、論文完成を目指す。
Students need to read the chapter before and after the class.
テキスト(教科書)Textbooks
ジョナサン・カルペパー、マイケル・ホー(共著)椎名美智監訳『新しい語用論の世界:英語からのアプローチ』研究社
参考書References
上記以外の文献は、必要に応じて紹介します。
成績評価の方法と基準Grading criteria
授業での発表とディスカッションへの参加状況(20%)、提出されたレポート(80%)によって評価します。
The grading includes attendance (20%) and term paper (80%).
学生の意見等からの気づきChanges following student comments
自分の研究について発表してみんなからフィードバックをもらうことが論文執筆に重要なステップだと認識しているようなので、引き続きこの方法を続けます。
学生が準備すべき機器他Equipment student needs to prepare
パソコン
その他の重要事項Others
日本語用論学会などの学会への参加をお勧めします。
オフィスアワーは火曜日4限ですが、水曜日の授業後の時間も可能です。論文指導の場合は、事前に原稿を教員に渡しておいてもらえると、効率的なコンサルテーションになると思います。
担当教員の専門分野等
<専門領域> 語用論、文体論、社会言語学
<研究テーマ> 近代英語の歴史語用論的研究
<主要研究業績>
『「させていただく」の語用論ー人はなぜ使いたくなるのか』ひつじ書房(2021)
『「させていただく」の使い方ー日本語と敬語のゆくえ』(角川新書)(2022)