人文科学研究科Graduate School of Humanities
LIT600B3（文学 / Literature 600）英米文学演習第二（American Fiction）ＡSeminar in English and American Literature (2) A
宮川 雅
授業コードなどClass code etc
| 学部・研究科Faculty/Graduate school | 人文科学研究科Graduate School of Humanities |
| 添付ファイル名Attached documents | |
| 年度Year | 2022 |
| 授業コードClass code | X0202 |
| 旧授業コードPrevious Class code | |
| 旧科目名Previous Class title | |
| 開講時期Term | 春学期授業/Spring |
| 曜日・時限Day/Period | 月4/Mon.4 |
| 科目種別Class Type | |
| キャンパスCampus | 市ヶ谷 |
| 教室名称Classroom name | 各学部・研究科等の時間割等で確認 |
| 配当年次Grade | |
| 単位数Credit(s) | 2 |
| 備考（履修条件等）Notes | |
| 実務経験のある教員による授業科目Class taught by instructors with practical experience | |
| カテゴリーCategory | 英文学専攻(修士課程)-専門科目 |
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Outline (in English)
[Lecture Title:] Reading Irving’s Gothic Tales
Students learn to carry to a higher level the skillful analysis of language and text, by close reading of Washington Irving's gothic tales. Students also obtain knowledge about literaty gothicism and about its developments.
[Learning activities outside of classroom:] Before/after each class meeting, students are expected to spend 2 hours
respectively to understand the course content.
[Grading Criteria/Policies:] Overall grade in the class will be decided based on the following: in-class contribution [positive participation] (70%),final report [paper] (30%).
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の概要と目的（何を学ぶか）Outline and objectives
① アーヴィングの小説技法の検討
② 中間話法と語りの技法の検討
③ ゴシック小説の変化と多様性を探る
④ The Sketch Book(1819-20) から代表的短篇数篇とTales of a Traveller 第一部(1824) のテクスト精読。
＜講義題目＞ Washington Irving 研究
到達目標Goal
①ゴシック小説の主題や方法についての概観的知識を得ること。
②ワシントン・アーヴィングの作家としての営みを概観して慨嘆すること。
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の進め方と方法Method(s)（学期の途中で変更になる場合には、別途提示します。 /If the Method(s) is changed, we will announce the details of any changes. ）
レポーター制によるアメリカ文学テキストの精読。
ワシントン・アーヴィング (1783-1859) の作品を、20世紀の全集版 Complete Wrks of Washington Irving (U of Wisconsin P/ Twayne,1964-88) のテクストを使って読む。
ハンドアウト・課題等の提出・フィードバックは「学習支援システム」を通じてもおこなう予定。
アクティブラーニング（グループディスカッション、ディベート等）の実施Active learning in class (Group discussion, Debate.etc.)
あり / Yes
フィールドワーク（学外での実習等）の実施Fieldwork in class
なし / No
授業計画Schedule
授業形態/methods of teaching：対面/face to face
※各回の授業形態は予定です。教員の指示に従ってください。
第1回[オンライン/online]：イントロダクション
レポーターの担当を決められるだけ決める／辞書・レファレンス類についてのプリント配布／アーヴィングについてのbibliography 配布
第2回[対面/face to face]：『スケッチ・ブック』 ①
序文の検討、"Rip Van Winkle"
第3回[対面/face to face]：『スケッチ・ブック』 ②
Donald Ringe のゴシック研究を読む
第4回[対面/face to face]：『スケッチ・ブック』 ③ "The Hollow of the Three Hills"
レポーターによる発表と質疑応答と議論
第5回[対面/face to face]：『スケッチ・ブック』 ④
レポーターによる発表と質疑応答と議論
第6回[対面/face to face]：『スケッチ・ブック』 ⑤
レポーターによる発表と質疑応答と議論
第7回[対面/face to face]：『旅人の物語』①
ポーの短篇小説論を読む
第8回[対面/face to face]：『旅人の物語』②
レポーターによる発表と質疑応答と議論
第9回[対面/face to face]：『旅人の物語』③
レポーターによる発表と質疑応答と議論
第10回[対面/face to face]：『旅人の物語』④
レポーターによる発表と質疑応答と議論
第11回[対面/face to face]：『旅人の物語』⑤
レポーターによる発表と質疑応答と議論
第12回[対面/face to face]：『旅人の物語』⑥
レポーターによる発表と質疑応答と議論
第13回[対面/face to face]：『旅人の物語』⑦
レポーターによる発表と質疑応答と議論
第14回[オンライン/online]：『旅人の物語』⑧
レポーターによる発表と質疑応答と議論
授業時間外の学習（準備学習・復習・宿題等）Work to be done outside of class (preparation, etc.)
辞書類にあたって、読み進めること。クロス・レファレンスを意識すること。授業外学習時間は、標準として、授業前後に２時間ずつ以上が期待される。積極的な質問・意見も考えながら下調べ・復習をしてほしい。
テキスト（教科書）Textbooks
配布プリントを使用。
参考書References
全集本を専攻室に置く。アメリカのゴシック研究の古典はDonald Ringeの American Gothic: Imagination and Reason in Nineteenth-Century Fiction(University of Kentucky Press, 1982) 〔邦訳 小宮照夫ほか、松柏社、2005年〕。
アーヴィングに関する研究書（アメリカン・ゴシックの研究書書誌を含む）は初回にプリントを配布する（学習支援システムの「教材」に入れる）。
成績評価の方法と基準Grading criteria
「配分（%）」：出席を前提とした上での授業への積極的な参加度70パーセント、期末レポート30パーセント
「評価基準」： レポーター時の発表の内容とまとまり度と努力、非レポーター時の発言による参加の積極性、期末レポートの内容、以上を数値化して合計したうえで総合的に評価する。
学生の意見等からの気づきChanges following student comments
アンケート実施しておりません。
担当教員の専門分野等
＜専門領域＞ 近代アメリカ文学
＜研究テーマ＞ アメリカ文学史と宗教と神秘学、小説の語りと技法
＜主要研究業績＞ 「Ormond におけるピクチャレスクな意匠をめぐって」『英文學誌』47号（2005年3月）: 27-44、「ポーの宇宙論と錬金術（十） 第五章 ポーと現代――ゴシック、ロマン主義、オカルト、近代芸術についての覚え書（その二）」『法政大学文学部紀要』50号（2005年3月）: 91-110、「Re: Ripの妻はいつ死んだのか？」（『法政大学文学部紀要』51号（2005年9月）: 1-13、「疑似科学と科学の境」（八木敏雄・巽孝之編『エドガー・アラン・ポーの世紀』(研究社、2009) 251-67.