市ヶ谷リベラルアーツセンター(ILAC)ILAC Course
LIT300LA(文学 / Literature 300)カルチュラル・スタディーズで見るドイツ語圏AGerman World in cultural studies A
柳橋 大輔ヤナギバシ ダイスケ
授業コードなどClass code etc
学部・研究科Faculty/Graduate school | 市ヶ谷リベラルアーツセンター(ILAC)ILAC Course |
添付ファイル名Attached documents | |
年度Year | 2022 |
授業コードClass code | Q6429 |
旧授業コードPrevious Class code | |
旧科目名Previous Class title | |
開講時期Term | 春学期授業/Spring |
曜日・時限Day/Period | 木4/Thu.4 |
科目種別Class Type | |
キャンパスCampus | 市ヶ谷 |
教室名称Classroom name | 各学部・研究科等の時間割等で確認 |
配当年次Grade | 法文営国環キ2~4年 |
単位数Credit(s) | 2 |
備考(履修条件等)Notes | ※定員制(30名) |
他学部公開科目Open Courses | ○ |
他学部公開(履修条件等)Open Courses (Notes) | |
グローバル・オープン科目Global Open Courses | |
成績優秀者の他学部科目履修制度対象Interdepartmental class taking system for Academic Achievers | ○ |
成績優秀者の他学部科目履修(履修条件等)Interdepartmental class taking system for Academic Achievers (Notes) | |
実務経験のある教員による授業科目Class taught by instructors with practical experience | |
SDGsCPSDGs CP | |
アーバンデザインCPUrban Design CP | |
ダイバーシティCPDiversity CP | |
未来教室CPLearning for the Future CP | |
カーボンニュートラルCPCarbon Neutral CP | |
千代田コンソ単位互換提供(他大学向け)Chiyoda Campus Consortium | |
選択・必修Optional/Compulsory | |
カテゴリー(2017年度以降)Category (2018~) |
2017年度以降入学者 ILAC科目 300番台 総合科目 総合科目 |
カテゴリー(2016年度以前)Category (2017) |
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Outline (in English)
Germany and Disney - 'les liaisons dangereuses'?
In this class, we will read literary works from German-speaking countries, comparing and contrasting them with films based on them. In this semester, we will focus on German children's literature and its film adaptation by Disney.
Students will be expected to have completed the required assignments after each class meeting. Your study time will be more than four hours for a class.
Your overall grade in the class will be decided based on the following:
Term-end report: 40%,in class contribution: 60%
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の概要と目的(何を学ぶか)Outline and objectives
【ディズニーとドイツ――〈危険な関係〉?】
この授業では、ドイツ語圏の児童文学を、それを原作として作られた映画と比較・対照しながら読んでいきたいと思います。〈テクスト〉によって作られた文学作品が、〈映像〉というまったく異なるメディアで構成された映画に〈翻訳〉されることは、そもそも可能なのでしょうか? この〈越境〉によって、何が失われ、何が新たに付け加わっているでしょうか?
こうした問いを考えるために、春学期の授業では、ドイツ語圏の児童文学とディズニー作品との関係をあつかいます。文学とその映画化を読み/観ながら、両者の差異を生み出す要因になったドイツ(とアメリカ)の社会や文化、歴史的な文脈についても学んでいきましょう。
到達目標Goal
ドイツ語圏の児童文学作品を手掛かりに、テクストの内容と文化的文脈を的確に理解し、その内容を相手にわかるように表現することができる。
文学と映画のメディア的差異を把握し、この違いによってどのような効果が生まれているのかを具体的に説明することができる。
ドイツ語圏の文化史・現代史に対する関心や理解を深める。
この授業を履修することで学部等のディプロマポリシーに示されたどの能力を習得することができるか(該当授業科目と学位授与方針に明示された学習成果との関連)Which item of the diploma policy will be obtained by taking this class?
各学部のディプロマ・ポリシーのうち、以下に関連している。法学部・法律学科:DP3・DP4、法学部・政治学科:DP1、法学部・国際政治学科:DP1、文学部:DP1、経営学部:DP1、国際文化学部:DP1、人間環境学部:DP2、キャリアデザイン学部:DP1
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の進め方と方法Method(s)(学期の途中で変更になる場合には、別途提示します。 /If the Method(s) is changed, we will announce the details of any changes. )
論及の対象となる文学作品や映画作品の抜粋を紹介したあと、教員がその作品における文化的・メディア的越境についてお話します(講義形式)。
また、文学作品と映画作品の表現の違いについて受講生のみなさんにグループで議論してもらい、その結果を発表してもらう時間も設けたいと思います(演習形式)。
文学作品ないし映画作品について、また講義についての感想や意見についてリアクションペーパーを書いてもらいます。重要な論点を含むものについてはその次の回の講義で取り上げます(フィードバック)。
アクティブラーニング(グループディスカッション、ディベート等)の実施Active learning in class (Group discussion, Debate.etc.)
あり / Yes
フィールドワーク(学外での実習等)の実施Fieldwork in class
なし / No
授業計画Schedule
授業形態/methods of teaching:対面/face to face
※各回の授業形態は予定です。教員の指示に従ってください。
第1回[対面/face to face]:オリエンテーション
授業の概要について紹介(「ドイツ語圏」とは? 「カルチュラル・スタディーズ」とは? など)
第2回[対面/face to face]:『グリム童話集』の歴史
グリム兄弟による成立過程/ドイツ・アメリカ・日本における受容史
第3回[対面/face to face]:プリンセスの変容と社会の変化
ディズニーによる『グリム童話集』映画化の歴史を概観する
第4回[対面/face to face]:『雪白姫』と『白雪姫』(1)
テクスト読解/映画の成立過程とその文化的・社会的文脈
第5回[対面/face to face]:『雪白姫』と『白雪姫』(2)
テクストと映画の比較/変化の要因と効果の分析
第6回[対面/face to face]:『灰かぶり姫』と『シンデレラ』(1)
テクスト読解/映画の成立過程とその文化的・社会的文脈
第7回[対面/face to face]:『灰かぶり姫』と『シンデレラ』(2)
テクストと映画の比較/変化の要因と効果の分析
第8回[対面/face to face]:『野ぢしゃ』と『塔の上のラプンツェル』(1)
テクスト読解/映画の成立過程とその文化的・社会的文脈
第9回[対面/face to face]:『野ぢしゃ』と『塔の上のラプンツェル』(2)
テクストと映画の比較/変化の要因と効果の分析
第10回[対面/face to face]:『バンビ』――ゲルマンの森から聖林(ハリウッド)へ(1)
原作小説(ザルテン作)と映画の成立過程――その文化的・社会的文脈
第11回[対面/face to face]:『バンビ』――ゲルマンの森から聖林(ハリウッド)へ(2)
テクストと映画の比較/変化の要因と効果の分析
第12回[対面/face to face]:ドイツにおけるディズニー
ディズニーがヴァイマル共和国に熱狂を巻き起こす
第13回[対面/face to face]:ディズニーvsドイツ?
第二次世界大戦中のディズニーとドイツ
第14回[対面/face to face]:ディズニーとドイツ(まとめにかえて)
メディア間翻訳が映し出す文化的・社会的文脈
授業時間外の学習(準備学習・復習・宿題等)Work to be done outside of class (preparation, etc.)
本授業の準備学習・復習時間は、各2時間を標準とします。
授業であつかう文学作品については該当する箇所を日本語(場合によっては英語)で配布するので、事前に目を通しておいてください。
授業中に映画作品の抜粋を視聴してもらいます。作品全体を観ることは原則的に難しいので、ぜひDVDレンタルや配信サービスなどを利用し、できるだけ自分で作品全体を観るようにしてください。
なお、リアクションペーパーは授業後にオンラインで提出してもらう可能性があります(詳細については授業で説明します)。授業ノートを読み返しながら自分の意見をまとめてください。
テキスト(教科書)Textbooks
必要なテクスト等は授業前後にそのつど配布します。
参考書References
授業中、もしくは授業前後に適宜紹介します。
成績評価の方法と基準Grading criteria
平常点(授業への積極的な参加、リアクションペーパーなど):60%
学期末レポート:40%(提出しない場合は単位の認定ができません)
――なお、授業回数の3分の2以上の出席が単位認定の前提条件となります(ただし、病気などやむを得ない事由により授業を欠席する場合には考慮しますので、医療機関発行の診断書等を提出してください)。
学生の意見等からの気づきChanges following student comments
グループディスカッションの時間を可能な限り設け、学生のみなさんの授業への能動的な参加を促します。
学生が準備すべき機器他Equipment student needs to prepare
オンライン授業を行なう場合に備え、Zoomが使用できるよう、PCとネット環境を準備しておいてください。
その他の重要事項Others
ドイツ語の知識は必要ありません。
春学期・秋学期をとおした履修を推奨します。
授業の進度等により、授業内容が変更される可能性があります。
オフィスアワーは月曜17:00~18:00までとしますが、事前にメールで連絡をしてください。メールアドレスは授業開始後に学習支援システムでお知らせします。