市ヶ谷リベラルアーツセンター(ILAC)ILAC Course
CHM300LA(その他の化学 / Chemistry 300)教養ゼミⅡLiberal Arts Seminar II
持続可能社会のための化学
中田 和秀Kazuhide NAKATA
授業コードなどClass code etc
学部・研究科Faculty/Graduate school | 市ヶ谷リベラルアーツセンター(ILAC)ILAC Course |
添付ファイル名Attached documents | |
年度Year | 2022 |
授業コードClass code | Q6340 |
旧授業コードPrevious Class code | |
旧科目名Previous Class title | |
開講時期Term | 秋学期授業/Fall |
曜日・時限Day/Period | 水4/Wed.4 |
科目種別Class Type | |
キャンパスCampus | 市ヶ谷 |
教室名称Classroom name | 各学部・研究科等の時間割等で確認 |
配当年次Grade | 法文営国環キ2~4年 |
単位数Credit(s) | 2 |
備考(履修条件等)Notes | ※定員制(30名) |
他学部公開科目Open Courses | ○ |
他学部公開(履修条件等)Open Courses (Notes) | |
グローバル・オープン科目Global Open Courses | |
成績優秀者の他学部科目履修制度対象Interdepartmental class taking system for Academic Achievers | ○ |
成績優秀者の他学部科目履修(履修条件等)Interdepartmental class taking system for Academic Achievers (Notes) | |
実務経験のある教員による授業科目Class taught by instructors with practical experience | |
SDGsCPSDGs CP | |
アーバンデザインCPUrban Design CP | |
ダイバーシティCPDiversity CP | |
未来教室CPLearning for the Future CP | |
カーボンニュートラルCPCarbon Neutral CP | |
千代田コンソ単位互換提供(他大学向け)Chiyoda Campus Consortium | |
選択・必修Optional/Compulsory | |
カテゴリー(2017年度以降)Category (2018~) |
2017年度以降入学者 ILAC科目 300番台 総合科目 教養ゼミ |
カテゴリー(2016年度以前)Category (2017) |
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Outline (in English)
Modern civilization is constructed on the consumption of huge amount of energy obtained mainly by combustion of fossil fuels. Fossil fuels are also playing important roles as row materials of various chemical materials including fertilizers, plastics, and so on, that are indispensable for human lives. On the other hand, utilizing such the fossil fuels causes various kinds of environmental problems such as global warming, acid rain, and pollution by microplastics. In addition, they are in danger of exhaustion at the moment. Therefore, it is crucial to develop methods for earning alternative energies and various chemical compounds for maintaining our high level of civilization. In this class, students will learn concepts to realize sustainable society from the viewpoint of chemistry. Students will be expected to have completed short reports before each class meeting. The study time will be more than four hours for a class. The overall grade in the class will be decided based on short reports (50%) and in-class contribution (50%).
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の概要と目的(何を学ぶか)Outline and objectives
現代文明は、主に化石燃料の燃焼が介在する膨大なエネルギー消費の上に成立しています。また、化石燃料は肥料や合成樹脂をはじめとする人類にとって必要不可欠な種々の化学物質の原料でもあります。一方で、化石燃料の使用は、地球温暖化や酸性雨からプラスチックによる汚染に至るまで、種々の環境問題の原因となっています。そのような化石燃料は、現在、枯渇の危機に瀕しており、高度に発達した現代文明を維持・成長させていくことができるかは、代替のエネルギーや物質資源の確保にかかっています。本授業では、このような現状をふまえ、持続可能な社会を実現するために必要な構想について、化学の視点から学習します。
到達目標Goal
持続可能な社会を実現するために提唱されている構想は、科学技術の進歩によって実現可能に思われるものからいかがわしいものまで乱立しています。これらの構想の中から真に有効なものを見極めるためには、化学的視点に立った「ものの見方」が必要不可欠です。そのような持続可能な社会を実現するための化学を習得することが本授業の到達目標です。
この授業を履修することで学部等のディプロマポリシーに示されたどの能力を習得することができるか(該当授業科目と学位授与方針に明示された学習成果との関連)Which item of the diploma policy will be obtained by taking this class?
各学部のディプロマ・ポリシーのうち、以下に関連している。法学部・法律学科:DP3・DP4、法学部・政治学科:DP1、法学部・国際政治学科:DP1、文学部:DP1、経営学部:DP3、国際文化学部:DP2、人間環境学部:DP2、キャリアデザイン学部:DP1
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の進め方と方法Method(s)(学期の途中で変更になる場合には、別途提示します。 /If the Method(s) is changed, we will announce the details of any changes. )
毎回の授業までに、あらかじめ教科書の割り当て部分を各自で読み、学習します。さらに、内容に関して興味を持った箇所を、発展的な読書やインターネット上の資料調査を通してより深く学習し、それらをレジュメにまとめます。完成したレジュメは、授業の前日までに学習支援システム(HOPPII)に課題欄から提出します。授業では、各回の担当者が内容の発表を行い、その後、質疑応答を行います。また、提出していただいた課題や発表内容についてのフィードバックを行い、理解を深めます。
アクティブラーニング(グループディスカッション、ディベート等)の実施Active learning in class (Group discussion, Debate.etc.)
あり / Yes
フィールドワーク(学外での実習等)の実施Fieldwork in class
なし / No
授業計画Schedule
授業形態/methods of teaching:対面/face to face
※各回の授業形態は予定です。教員の指示に従ってください。
第1回[オンライン/online]:イントロダクション
授業概要の説明をおこないます。
第2回[対面/face to face]:第六章_世界の破綻(2)
「工業化時代のエントロピーのつけ」〜「もっと悪いシナリオ」を学習する。
第3回[対面/face to face]:第七章_現代社会の弱点(1)
「バイオテロリズム」〜「弱点」を学習する。
第4回[対面/face to face]:第七章_現代社会の弱点(2)
「石油あっての食料生産」を学習する。
第5回[対面/face to face]:第七章_現代社会の弱点(3)
「電気が停まったとき」〜「危地にたつ国家」を学習する。
第6回[対面/face to face]:第八章_水素エコノミーの夜明け(1)
「脱炭素化」〜「エネルギーの錬金術」を学習する。
第7回[対面/face to face]:第八章_水素エコノミーの夜明け(2)
「水素エネルギーの生産」〜「燃料電池−−ミニ発電所」を学習する。
第8回[対面/face to face]:第八章_水素エコノミーの夜明け(3)
「分散型電源」〜「水素エネルギー・ウェブ(HEW)」を学習する。
第9回[対面/face to face]:第八章_水素エコノミーの夜明け(4)
「車を発電所に」を学習する。
第10回[対面/face to face]:第九章_ボトムアップによる新しいグローバル化(1)
「ワールド・ワイド・ウェブの教訓」〜「共有財産としての水素」を学習する。
第11回[対面/face to face]:第九章_ボトムアップによる新しいグローバル化(2)
「エネルギーの民主化」〜「理論から実践へ」を学習する。
第12回[対面/face to face]:第九章_ボトムアップによる新しいグローバル化(3)
「貧しい人びとにパワーを」〜「「安心」を見直す」を学習する。
第13回[対面/face to face]:第九章_ボトムアップによる新しいグローバル化(4)
「地政学に基づく政治から生物圏に基づく政治へ」を学習する。
第14回[対面/face to face]:まとめ
本授業のまとめをおこなう。
授業時間外の学習(準備学習・復習・宿題等)Work to be done outside of class (preparation, etc.)
本授業の準備・復習時間は、各2時間を標準とします。できるだけ早い段階で、教科書を通読して学習に臨んでください。各回終了後は、発展的な読書を行うと共に、指示にしたがってレジュメ作成や発表資料作成等を行ってください。
テキスト(教科書)Textbooks
下記書籍を教科書として使用する予定です。
書籍名:水素エコノミー −− エネルギー・ウェブの時代
著者名:ジェレミー・リフキン
訳者名:柴田裕之
出版社:NHK出版
参考書References
授業内で指示します。
成績評価の方法と基準Grading criteria
プレゼンテーションの内容やレジュメの完成度(50%)、ディスカッションへの参加(50%)を総合的に考慮した平常点によって評価します。
学生の意見等からの気づきChanges following student comments
エネルギーに関する授業内容は好評であったため、引き続き、同様の内容で開講します。
学生が準備すべき機器他Equipment student needs to prepare
PCやタブレット端末等、オンライン授業に必要な機器を準備しておく必要があります。
その他の重要事項Others
教養ゼミは、順次性のある科目であり、春学期に開講される「教養ゼミI」(持続可能社会のための化学)と秋学期に開講される「教養ゼミII」(持続可能社会のための化学)を、この順番で両方とも履修する必要があります。また、受講希望者が定員(24名)を超える場合は抽選をおこないますので、春学期に開講される「教養ゼミI」(持続可能社会のための化学)の第1回授業(オンライン開講)に必ず参加してください。
本授業は、第1回授業のみオンライン形式(Zoomを使用する双方向型)により行われ、第2回授業からは対面形式により行われます。
本授業は、ゼミ形式での授業であり、受講生の皆様のご希望も取り入れながら開講していきたいと思います。取り上げる内容については第1回の授業にて確定しますので、それまで教科書は購入しないでください。
本授業に関する質問等は、学習支援システム(HOPPII)を通して受付ます。また、各回の学習範囲やレポート課題についても、HOPPIIによって指示いたします。
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上述のとおり、第1回授業は、Zoomを利用したオンライン授業となります。Zoomのアクセス情報は、授業開始までに学習支援システム(HOPPII)の「お知らせ」欄に掲載します。