人間社会研究科Graduate School of Social Well-being Studies
PSY500J2(心理学 / Psychology 500)臨床心理面接特論ⅡPsychological Interview II (Psychotherapy)
末武 康弘Yasuhiro SUETAKE
授業コードなどClass code etc
学部・研究科Faculty/Graduate school | 人間社会研究科Graduate School of Social Well-being Studies |
添付ファイル名Attached documents | |
年度Year | 2022 |
授業コードClass code | S1007 |
旧授業コードPrevious Class code | |
旧科目名Previous Class title | |
開講時期Term | 秋学期授業/Fall |
曜日・時限Day/Period | 月4/Mon.4 |
科目種別Class Type | |
キャンパスCampus | 多摩 |
教室名称Classroom name | 各学部・研究科等の時間割等で確認 |
配当年次Grade | 1・2 |
単位数Credit(s) | 2 |
備考(履修条件等)Notes | |
実務経験のある教員による授業科目Class taught by instructors with practical experience | ○ |
カテゴリーCategory |
臨床心理学専攻 専門基幹科目 |
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Outline (in English)
You learn practical methods and skill of psychological support, especially counseling/psychotherapy.
At the end of the course, students are expected to explain effect and process of counseling/psychotherapy, to do trial counseling and to write and present its case report.
Before/after each class meeting, students will be expected to spend four hours to understand the course content.
Grading will be decided based on case report on trial counseling (50%), and presentation (40%), and in-class contribution (10%).
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の概要と目的(何を学ぶか)Outline and objectives
カウンセリングや心理療法など臨床心理面接の基礎となる理論と方法を学び、あわせて臨床心理面接の態度やスキルを共有するための実習やディスカッションを行います。
到達目標Goal
カウンセリングや心理療法など臨床心理面接の基礎となる理論と方法の効果やプロセスについて説明できること、さらに、試行カウンセリングを継続して実施し、その内容を事例報告や逐語記録としてまとめ報告できることなど、臨床心理面接に求められる専門性の土台を形成することがこの授業の到達目標です。
この授業を履修することで学部等のディプロマポリシーに示されたどの能力を習得することができるか(該当授業科目と学位授与方針に明示された学習成果との関連)Which item of the diploma policy will be obtained by taking this class?
ディプロマポリシーのうち、「DP1」と「DP3」と「DP4」に関連
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の進め方と方法Method(s)(学期の途中で変更になる場合には、別途提示します。 /If the Method(s) is changed, we will announce the details of any changes. )
臨床心理面接の効果やプロセスについて学ぶとともに、試行カウンセリングを中心とした実習・検討・議論を実施し、臨床心理面接の態度やスキルを実践的に学びます。なお、課題等の提出・フィードバックは「学習支援システム」を通じて行う予定です。
アクティブラーニング(グループディスカッション、ディベート等)の実施Active learning in class (Group discussion, Debate.etc.)
あり / Yes
フィールドワーク(学外での実習等)の実施Fieldwork in class
あり / Yes
授業計画Schedule
授業形態/methods of teaching:対面/face to face
※各回の授業形態は予定です。教員の指示に従ってください。
第1回[対面/face to face]:オリエンテーション
授業の目的と内容、授業計画、成績評価の基準を示します
第2回[対面/face to face]:臨床心理面接の効果とプロセス:概説①
臨床心理面接の主要な歴史について概説します
第3回[対面/face to face]:臨床心理面接の効果とプロセス:概説②
臨床心理面接の効果についての研究を概観します
第4回[対面/face to face]:臨床心理面接の効果とプロセス:概説③
臨床心理面接のプロセスに関する研究を概観します
第5回[対面/face to face]:試行カウンセリングの実習と報告①
各自が試行カウンセリングを実施し(インテークおよび3回の継続面接)、その事例報告と逐語記録(抜粋)を作成して報告します。報告を受けてディスカッションを行います。院生A、Bの報告
第6回[対面/face to face]:試行カウンセリングの実習と報告②
院生C、Dの報告
第7回[対面/face to face]:試行カウンセリングの実習と報告③
院生E、Fの報告
第8回[対面/face to face]:試行カウンセリングの実習と報告④
院生G、Hの報告
第9回[対面/face to face]:試行カウンセリングの実習と報告⑤
院生I、Jの報告
第10回[対面/face to face]:試行カウンセリングの実習と報告⑥
院生K、Lの報告
第11回[対面/face to face]:試行カウンセリングの実習と報告⑦
院生M、Nの報告
第12回[対面/face to face]:試行カウンセリングの実習と報告⑧
院生Oの報告
第13回[対面/face to face]:試行カウンセリングの報告書の作成について
試行カウンセリングの報告書の作成について指導します
第14回[対面/face to face]:まとめ
授業を振り返り、各自の学習内容や学習成果をディスカッションします
授業時間外の学習(準備学習・復習・宿題等)Work to be done outside of class (preparation, etc.)
発表と報告のための自己学習(文献の収集と分析、試行カウンセリングの実施、事例報告や逐語記録の作成、発表レジュメの執筆等)が必要です。本授業の準備学習・復習時間は各2時間を標準とします。
テキスト(教科書)Textbooks
テキストは使用しません。
参考書References
適宜紹介します。
成績評価の方法と基準Grading criteria
発表(40%)、試行カウンセリングの報告書(50%)、ディスカッションへの参加(10%)をあわせて評価します。
学生の意見等からの気づきChanges following student comments
関連する科目のアンケート結果に基づき、受講生にとってより明確な知識やスキルが身につくように授業を組み立てたいと思います。
学生が準備すべき機器他Equipment student needs to prepare
発表に際してはパワーポイントの使用を推奨します。
その他の重要事項Others
おもに思春期~老年期を中心とした心理支援の経験(カウンセリングセンター等)を踏まえて、心理学的支援法の実際について具体的に講義します。
担当教員の専門分野等
<専門分野> 臨床心理学、カウンセリング・心理療法
<研究テーマ> パーソンセンタードセラピーおよびフォーカシング指向心理療法の理論的・実践的研究
<主要研究業績>
① The clinical significance of Gendlin's process model.(Person-Centered and Eperiential Psychotherapies, 9(2), 2010)
②『エビデンスにもとづくカウンセリング効果の研究』(監訳、岩崎学術出版社、2012年)
③『「主観性を科学化する」質的研究法入門』(共編著、金子書房、2016年)