文学部Faculty of Letters
PHL300BB(哲学 / Philosophy 300)哲学特講(6)-2Special Lecture on Philosophy (6)-2
酒井 健Takeshi SAKAI
授業コードなどClass code etc
学部・研究科Faculty/Graduate school | 文学部Faculty of Letters |
添付ファイル名Attached documents | |
年度Year | 2022 |
授業コードClass code | A2223 |
旧授業コードPrevious Class code | |
旧科目名Previous Class title | |
開講時期Term | 秋学期授業/Fall |
曜日・時限Day/Period | 木2/Thu.2 |
科目種別Class Type | |
キャンパスCampus | 市ヶ谷 |
教室名称Classroom name | 各学部・研究科等の時間割等で確認 |
配当年次Grade | 2~4 |
単位数Credit(s) | 2 |
備考(履修条件等)Notes | |
他学部公開科目Open Program | |
他学部公開(履修条件等)Open Program (Notes) | |
グローバル・オープン科目Global Open Program | |
成績優秀者の他学部科目履修制度対象Interdepartmental class taking system for Academic Achievers | ○ |
成績優秀者の他学部科目履修(履修条件等)Interdepartmental class taking system for Academic Achievers (Notes) | |
実務経験のある教員による授業科目Class taught by instructors with practical experience | |
SDGsCPSDGs CP | |
アーバンデザインCPUrban Design CP | |
ダイバーシティCPDiversity CP | |
未来教室CPLearning for the Future CP | |
カーボンニュートラルCPCarbon Neutral CP | |
千代田コンソ単位互換提供(他大学向け)Chiyoda Campus Consortium | |
カテゴリーCategory | 哲学科 |
他学科公開科目 | |
クラスGroup | |
昼夜表記Day or Night |
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すべて閉じるHide All
Outline (in English)
Course outline】
The purpose of this course is to learn the philosophy of Georges Bataille and Michel Foucault on the sexuality.
【Learning Objectives】
Especially at the end of this course, students are expected to a good comprehension of their work : L'érotisme of Bataille and La volonté de savoir
(premier volume de L'histoire de la sexualité). That is mainly by the reading of Japanese translation of these work.
【Learning activities outside of classroom】
Before each class meeting, students will be expected to have read the relevant chapter from the text. Your study time will be more than four hours for a class.
【Grading Criteria】
Your overall grade in the class will be based on the following.
Reaction paper in each class meeting:50 % and report on a subject presented at the end of this course:50%.
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の概要と目的(何を学ぶか)Outline and objectives
フランスの思想家ジョルジュ・バタイユ(1897-1962)とミシェル・フーコー(1926-1984)の性愛の哲学を考察する。作品としてはバタイユの『エロティシズム』(1957)とフーコーの『性の歴史』第1巻の『知への意志』(1976)を対象にする。バタイユとフーコーを基本から理解していき、フランス現代思想の継承を探る。
到達目標Goal
①フランス現代思想の基本的問題点(たとえば近代文明への批判)を理解していく。
②バタイユとフーコーの基本概念(たとえばバタイユの「禁止」と「侵犯」、フーコーの「知」「生権力」)を理解していく。
③性の問題をめぐる近代人の在り方を理解していく。
この授業を履修することで学部等のディプロマポリシーに示されたどの能力を習得することができるか(該当授業科目と学位授与方針に明示された学習成果との関連)Which item of the diploma policy will be obtained by taking this class?
ディプロマポリシーのうち、「DP1」「DP2」「DP5」に関連
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の進め方と方法Method(s)(学期の途中で変更になる場合には、別途提示します。 /If the Method(s) is changed, we will announce the details of any changes. )
テクストのプリントをまとめて配布したうえで、講義形式で進める。毎回課題を出し、リアクションペーパーを書いてもらい、次の授業のはじめにフィードバックする予定。
アクティブラーニング(グループディスカッション、ディベート等)の実施Active learning in class (Group discussion, Debate.etc.)
なし / No
フィールドワーク(学外での実習等)の実施Fieldwork in class
なし / No
授業計画Schedule
授業形態/methods of teaching:対面/face to face
※各回の授業形態は予定です。教員の指示に従ってください。
第1回[対面/face to face]:授業紹介
この授業の概要およびバタイユとフーコーの思想の全体操を説明
第2回[対面/face to face]:バタイユ第1回
『エロティシズム』の「まえがき」
第3回[対面/face to face]:バタイユ第2回
『エロティシズム』の「序論」その1
第4回[対面/face to face]:バタイユ第3回
『エロティシズム』の「序論」その2
第5回[対面/face to face]:バタイユ第4回
『エロティシズム』の第1部第1章のその1
第6回[対面/face to face]:バタイユ第5回
『エロティシズム』の第1部第1章のその2
第7回[対面/face to face]:バタイユ第6回
『エロティシズム』の結論
第8回[対面/face to face]:フーコー第1回
『知への意志』第1章
第9回[対面/face to face]:フーコー第2回
『知への意志』第2章
第10回[対面/face to face]:フーコー第3回
『知への意志』第3章
第11回[対面/face to face]:フーコー第4回
『知への意志』第4章
第12回[対面/face to face]:フーコー第5回
『知への意志』第5章その1
第13回[対面/face to face]:フーコー第6回
『知への意志』第5章その2
第14回[対面/face to face]:まとめ
バタイユからフーコーへ思想伝達の全体を総括しレポート課題を提出
授業時間外の学習(準備学習・復習・宿題等)Work to be done outside of class (preparation, etc.)
(1)入門書など関係の文献を読んでおくこと。
(2)事前に次回の授業で扱うテクストの箇所をしっかり読んでおくこと。
(3)各回の授業で重要な箇所と概念を解説するので各自復習して理解を深めること。
(4)予習、復習の段階で理解が困難な箇所、疑問に思う点があればメモしておいて、リアクションぺーパーに記しておく。
(5)本授業の準備学習・復習時間は、各4時間を標準とする。
テキスト(教科書)Textbooks
バタイユ著『エロティシズム』酒井健訳、ちくま学芸文庫、2003年。
フーコー著『知への意志』(『性の歴史』第1巻)渡辺守章訳、新潮社、1986年
参考書References
①『バタイユ入門』酒井健著、ちくま新書、1996年。
②『バタイユ エコノミーと贈与』佐々木雄大著、講談社叢書メチエ、2021年。
③『フーコー入門』中山元著、ちくま新書、1996年。
④『フーコーの言説』慎改康之著、筑摩選書、2019年。
成績評価の方法と基準Grading criteria
(1)上記の「到達目標」に記した3点をどれでけ達成できているかを基準にする。
(2)毎回のリアクションペーパー(40%)、期末レポート(60%)を総合して評価する。
学生の意見等からの気づきChanges following student comments
特にない。
学生が準備すべき機器他Equipment student needs to prepare
特にない。
その他の重要事項Others
①毎回しっかり出席すること。
②hoppiiからの連絡事項をしっかり確認しておくこと。