法学部Faculty of Law
POL100AC(政治学 / Politics 100)日本政治史Ⅱ日本政治史Ⅱ
明田川 融Toru AKETAGAWA
授業コードなどClass code etc
学部・研究科Faculty/Graduate school | 法学部Faculty of Law |
添付ファイル名Attached documents | |
年度Year | 2022 |
授業コードClass code | A0317 |
旧授業コードPrevious Class code | |
旧科目名Previous Class title | |
開講時期Term | 秋学期授業/Fall |
曜日・時限Day/Period | 火2/Tue.2 |
科目種別Class Type | 講義 |
キャンパスCampus | 市ヶ谷 |
教室名称Classroom name | 各学部・研究科等の時間割等で確認 |
配当年次Grade | 1~4 |
単位数Credit(s) | 2 |
備考(履修条件等)Notes | |
他学部公開科目Open Courses | |
他学部公開(履修条件等)Open Courses (Notes) | |
グローバル・オープン科目Global Open Courses | |
成績優秀者の他学部科目履修制度対象Interdepartmental class taking system for Academic Achievers | ○ |
成績優秀者の他学部科目履修(履修条件等)Interdepartmental class taking system for Academic Achievers (Notes) | 成績優秀者の他学部科目履修制度で履修する学生:履修を希望する場合は、所定の手続きに従って申請すること。 |
実務経験のある教員による授業科目Class taught by instructors with practical experience | |
SDGsCPSDGs CP | |
アーバンデザインCPUrban Design CP | |
ダイバーシティCPDiversity CP | |
未来教室CPLearning for the Future CP | |
カーボンニュートラルCPCarbon Neutral CP | |
千代田コンソ単位互換提供(他大学向け)Chiyoda Campus Consortium | |
カテゴリー(法律学科)Category (法律学科) | |
カテゴリー(政治学科(2021年度以降入学者))Category (政治学科(2021年度以降入学者)) | |
カテゴリー(政治学科(2020年度以前入学者))Category (政治学科(2020年度以前入学者)) | |
カテゴリー(国際政治学科(2021年度以降入学者))Category (国際政治学科(2021年度以降入学者)) | |
カテゴリー(国際政治学科(2020年度以前入学者))Category (国際政治学科(2020年度以前入学者)) |
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Outline (in English)
【Course outline】
Political history of Japan 2 is categorized to one of the basic subjects in the department of politics. In this class, we trace the complicated course of the political history of post-war Japan. From that work, we find out the patterns and questions of the course and lessons of the past for the policy-making and the institution-planning.
【Learning objectives】
The goal of this course is to understand political history of Japan after World War II.
【Learning activities outside of classroom】
Before/after each class meeting, students will be expected to spend four hours to understand the course content.
【Grading criteria/policy】
Your overall grade in the class will be decided based on the following
Term-end examination:70%, and in class contribution:30%
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の概要と目的(何を学ぶか)Outline and objectives
本科目は選択必修科目のなかの学科基礎科目群に属する。そして、政治学が実証科学、法則科学、批判科学、そして政策科学という多層性をもつ学とすれば、その基層をなすものといえよう。近現代日本政治の複雑な道筋をたどりながら、そこから何らかのパターンや問題点を抉りだし、こんごの政策立案ならびに制度構想に資することを目的とする。
到達目標Goal
近現代日本政治の制度(しくみ)と過程(ながれ)を理解する。そのさい、日沖(琉)関係の視座(中村 哲)、天皇制国家の支配原理(藤田省三)、官治集権と自治分権の対立軸(松下圭一)など、いわば法政政治学の先達たちが提示した問題意識や争点を念頭に置きつつ、日本政治史を理解することを心がけたい。また、政治制度や運用実態の、一見して自明と思われるようなことでも批判的に検証する態度や眼力を涵養したい。たとえば、そもそも「日本」政治史というけれど、民主化の歩みにおいて、沖縄のそれと、いわゆる本土のそれとは一絡げにできるか?
この授業を履修することで学部等のディプロマポリシーに示されたどの能力を習得することができるか(該当授業科目と学位授与方針に明示された学習成果との関連)Which item of the diploma policy will be obtained by taking this class?
ディプロマポリシーのうち、「DP1」、「DP2」に強く関連。「DP3」、「DP4」に関連。
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の進め方と方法Method(s)(学期の途中で変更になる場合には、別途提示します。 /If the Method(s) is changed, we will announce the details of any changes. )
第二次大戦末期から対日講和にいたる時期の日本政治史を概説する。憲法、政党政治、選挙制度、議会制、官僚機構、中央・地方関係、内政と外交の連関などとともに、為政者の側だけでなく民衆運動をふくむ民主化のさまざまな担い手の言動にも可能なかぎり論及しながら講義をおこないたい。
第2回目以降、授業のはじめに、前回授業で教員がだした課題に対する個々の受講生の解答からいくつか取りあげ、受講生全体に対するフィードバックを行う。
アクティブラーニング(グループディスカッション、ディベート等)の実施Active learning in class (Group discussion, Debate.etc.)
なし / No
フィールドワーク(学外での実習等)の実施Fieldwork in class
なし / No
授業計画Schedule
授業形態/methods of teaching:対面/face to face
※各回の授業形態は予定です。教員の指示に従ってください。
第1回 [対面/face to face]:オリエンテーション
授業の目的・到達目標・成績評価方法などにつき説明。参考文献リスト配布
第2回[オンライン/online]:前史
沖縄戦、ヒロシマ、ナガサキと戦後政治
第3回[対面/face to face]:対日占領のはじまり
立案過程と究極目標
第4回[オンライン/online]:統治体制の変革
象徴天皇制への道
第5回[対面/face to face]:双面神の憲法構想
「平和憲法」と沖縄
第6回[オンライン/online]:早期講和と安保問題
芦田メモと昭和天皇の沖縄メッセージ
第7回[対面/face to face]:戦後政党政治の起動
いわゆる本土と沖縄
第8回[オンライン/online]:対日政策の転換
交錯する二つの論理
第9回[対面/face to face]:講和論争
国務省 vs. 米軍部、全面講和論 vs. 片面講和論
第10回[オンライン/online]:講和交渉
日米の外交指導
第11回[対面/face to face]:対日講和条約の成立
潜在主権方式(第3条)を中心に
第12回[オンライン/online]:日米安保条約の成立
「安保条約の論理」を中心に
第13回[対面/face to face]:サンフランシスコ体制
その光と影を考える
第14回[対面/face to face]:補論
戦後政治史と昭和天皇
授業時間外の学習(準備学習・復習・宿題等)Work to be done outside of class (preparation, etc.)
この授業を履修する学生は、理解を深めるために、各回のテーマについて事前に予習し、講義後はノートを整理し、配布プリントを見直すなど、授業実施期間を通して、各々が適当と判断する時間の授業時間外学修が必要となる。参考までに、大学設置基準によれば、この授業の準備学習・復習時間は各2時間が標準となる。
「日本の政治と外交Ⅰ」および「日本の政治と外交Ⅱ」をも履修することが望ましい。
テキスト(教科書)Textbooks
特になし。
参考書References
さしあたり、以下を挙げておく。
升味準之輔『日本政治史』4、東京大学出版会、1988年。
河野康子『日本の歴史24 戦後と高度成長の終焉』講談社(講談社学術文庫)、2010年。
中野好夫・新崎盛暉『沖縄戦後史』岩波書店(岩波新書)1976年。
新崎盛暉『沖縄現代史 新版』岩波書店(岩波新書)2005年。
櫻澤 誠『沖縄現代史:米国統治、本土復帰から「オール沖縄」まで』中央公論新社(中公文庫)、2015年。
成績評価の方法と基準Grading criteria
期末試験(70%)、出席状況をふくむ平常点等(30%)を考慮して、総合的に評価する。
学生の意見等からの気づきChanges following student comments
特になし。
学生が準備すべき機器他Equipment student needs to prepare
学習支援システムやオンラインによる授業に参加できるような機器およびネット環境
その他の重要事項Others
重要なお知らせ(2022年2月8日)
新型コロナ禍により、授業の開始日や方法等につき重要な連絡がなされる可能性がありますので、受講生は本Webシラバスおよび学習支援システムを小マメにチェックするようにしてください。