法学部Faculty of Law
LAW300AB(法学 / law 300)国際刑事法国際刑事法
安藤 貴世Takayo ANDO
授業コードなどClass code etc
学部・研究科Faculty/Graduate school | 法学部Faculty of Law |
添付ファイル名Attached documents | |
年度Year | 2022 |
授業コードClass code | A0112 |
旧授業コードPrevious Class code | |
旧科目名Previous Class title | |
開講時期Term | 秋学期授業/Fall |
曜日・時限Day/Period | 火2/Tue.2 |
科目種別Class Type | 講義 |
キャンパスCampus | 市ヶ谷 |
教室名称Classroom name | 各学部・研究科等の時間割等で確認 |
配当年次Grade | 3~4 |
単位数Credit(s) | 2 |
備考(履修条件等)Notes | |
他学部公開科目Open Courses | |
他学部公開(履修条件等)Open Courses (Notes) | |
グローバル・オープン科目Global Open Courses | |
成績優秀者の他学部科目履修制度対象Interdepartmental class taking system for Academic Achievers | ○ |
成績優秀者の他学部科目履修(履修条件等)Interdepartmental class taking system for Academic Achievers (Notes) | 成績優秀者の他学部科目履修制度で履修する学生:履修を希望する場合は、所定の手続きに従って申請すること。 |
実務経験のある教員による授業科目Class taught by instructors with practical experience | |
SDGsCPSDGs CP | |
アーバンデザインCPUrban Design CP | |
ダイバーシティCPDiversity CP | |
未来教室CPLearning for the Future CP | |
カーボンニュートラルCPCarbon Neutral CP | |
千代田コンソ単位互換提供(他大学向け)Chiyoda Campus Consortium | |
カテゴリー(法律学科)Category (法律学科) | |
カテゴリー(政治学科(2021年度以降入学者))Category (政治学科(2021年度以降入学者)) | |
カテゴリー(政治学科(2020年度以前入学者))Category (政治学科(2020年度以前入学者)) | |
カテゴリー(国際政治学科(2021年度以降入学者))Category (国際政治学科(2021年度以降入学者)) | |
カテゴリー(国際政治学科(2020年度以前入学者))Category (国際政治学科(2020年度以前入学者)) |
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Outline (in English)
Course outline:
The objective of this course is to understand the basic structure of International Criminal Law. Through this course, students will learn and understand the legal status of individuals in International Law which is the set of rules among nations.
Learning Objectives:
At the end of the course, students are expected to understand and explain the historical evolution of international crimes and international criminal tribunals, principle of individual criminal responsibility, and legal structure of punishment of individuals who are responsible for international crimes, such as genocide, war crimes, crime against humanity, international terrorism and piracy.
Learning activities outside classroom:
Before/after each class meeting, students will be expected to spend each two hours to understand the course content.
Grading Criteria:
Your overall grade in the class will be decided based on the following.
Term-end examination: 80%, quizzes and reaction papers: 20%
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の概要と目的(何を学ぶか)Outline and objectives
本授業では、国際法の一分野である国際刑事法の基本構造を理解し、国際刑事法に関する基礎的な知識を修得することを目的とする。特に、主として国家間関係を規律する法である国際法体系において、個人がいかなる法的地位を有し得るかという点について、国際犯罪の処罰という観点から理解することを目指す。この科目は「国際社会と法コース」に属している。
到達目標Goal
(1)ニュルンベルク裁判から国際刑事裁判所(ICC)にいたる国際社会における個人の処罰の歴史を理解する。
(2)国際犯罪の基本的な類型について学び、その処罰の枠組みについて理解する。
①コア・クライムと称される国際社会における最も重大な犯罪(ジェノサイド、戦争犯罪、人道に対する犯罪、侵略犯罪)について概要を確認したうえで、国際的な刑事裁判所(ICTY, ICTR, ICC)の基本構造および活動について学ぶ。またシエラレオネやカンボジアなどに設置された国際混合法廷についても、設置の経緯や活動内容等を理解する。
②国際テロリズム、海賊行為、その他の国際犯罪(例として薬物犯罪、金融犯罪)などの概要を確認し、これらの処罰の法的構造についても理解する。
(3)上記(1)、(2)をもとに、国際刑事法に関わる国際社会の今日的問題について考察し、自らの言葉で説明することができる。
この授業を履修することで学部等のディプロマポリシーに示されたどの能力を習得することができるか(該当授業科目と学位授与方針に明示された学習成果との関連)Which item of the diploma policy will be obtained by taking this class?
ディプロマポリシーのうち、「DP2」に関連。
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の進め方と方法Method(s)(学期の途中で変更になる場合には、別途提示します。 /If the Method(s) is changed, we will announce the details of any changes. )
授業は講義形式とする(原則として対面にて実施予定)。
授業の具体的な進め方などに関する詳細は、初回の授業において説明する。
課題等に対しては、以下の方法でフィードバックを行う。
・リアクションペーパー:授業の初めに前回の授業で提出されたリアクションペーパーからいくつか取り上げ、全体に対してフォードバックを行う。
・小テスト:授業の初めに前回の授業で課された小テストに関する解説を行う。
アクティブラーニング(グループディスカッション、ディベート等)の実施Active learning in class (Group discussion, Debate.etc.)
なし / No
フィールドワーク(学外での実習等)の実施Fieldwork in class
なし / No
授業計画Schedule
授業形態/methods of teaching:対面/face to face
※各回の授業形態は予定です。教員の指示に従ってください。
第1回[対面/face to face]:ガイダンス
授業計画の概要説明、参考文献紹介、成績評価に関する説明
第2回[対面/face to face]:国際刑事法とは
国際刑事法の発展・特色
第3回[対面/face to face]:国際社会における個人の処罰の歴史
戦間期の動き、ニュルンベルク裁判から国際刑事裁判所(ICC)設立まで
第4回[対面/face to face]:国際犯罪の種類
国際犯罪の3類型
第5回[対面/face to face]:国際裁判所における個人の処罰(1)
旧ユーゴ国際刑事裁判所(ICTY)、ルワンダ国際刑事裁判所(ICTR)
第6回[対面/face to face]:国際裁判所における個人の処罰(2)
国際刑事裁判所(ICC):設立経緯、対象犯罪、管轄権行使の要件など
第7回[対面/face to face]:国際裁判所における個人の処罰(3)
国際刑事裁判所(ICC(続き)):裁判例、ICCの課題など
第8回[対面/face to face]:その他の訴追方法
国際混合法廷(カンボジア、シエラレオネなど)
第9回[対面/face to face]:国際刑事司法協力
犯罪人引渡制度の概要、意義
第10回[対面/face to face]:国際テロリズム(1)
テロリズムの定義、テロリズム防止関連諸条約の概要
第11回[対面/face to face]:国際テロリズム(2)
テロリズムの処罰方式の特徴、現代のテロリズムへの対処枠組み
第12回[対面/face to face]:海賊行為
海賊行為の定義、処罰方式、海賊問題の現状
第13回[対面/face to face]:その他の国際犯罪
薬物犯罪、金融犯罪など
第14回[対面/face to face]:試験、まとめと解説
全体の総括としての試験およびその解説
授業時間外の学習(準備学習・復習・宿題等)Work to be done outside of class (preparation, etc.)
予習:授業に関連する資料を事前に配布する場合があるので、それを十分に読んだうえで授業に臨む。
復習:各回の授業後に、講義内容についてノートを見つつ十分に復習する。
本授業の準備学習・復習時間は、1回につき、各2時間を標準とします。
テキスト(教科書)Textbooks
条約集を準備すること。岩沢雄司ほか編『国際条約集 2022年版』(有斐閣、2022年)を推奨するが、これ以外のものでも可。出版年度は最近のものであれば、2022年版でなくとも構わない。
参考書References
開講時に紹介する。
成績評価の方法と基準Grading criteria
筆記試験(1回)(80%)。
授業内容に関する課題(小テスト(短答式クイズ)、リアクションペーパーなど、3~5回)(20%)
詳細は初回の授業において説明する。
学生の意見等からの気づきChanges following student comments
講義内容に関連する参考資料などを配布するが、受講者はノートを取り、講義内容についてその都度復習することが重要である。