法学部Faculty of Law
LAW200AB(法学 / law 200)労働法総論・労働契約法労働法総論・労働契約法
藤本 茂Shigeru FUJIMOTO
授業コードなどClass code etc
学部・研究科Faculty/Graduate school | 法学部Faculty of Law |
添付ファイル名Attached documents | |
年度Year | 2022 |
授業コードClass code | A0090 |
旧授業コードPrevious Class code | |
旧科目名Previous Class title | |
開講時期Term | 春学期授業/Spring |
曜日・時限Day/Period | 月2/Mon.2 |
科目種別Class Type | 講義 |
キャンパスCampus | 市ヶ谷 |
教室名称Classroom name | 各学部・研究科等の時間割等で確認 |
配当年次Grade | 2~4 |
単位数Credit(s) | 2 |
備考(履修条件等)Notes | |
他学部公開科目Open Courses | |
他学部公開(履修条件等)Open Courses (Notes) | |
グローバル・オープン科目Global Open Courses | |
成績優秀者の他学部科目履修制度対象Interdepartmental class taking system for Academic Achievers | ○ |
成績優秀者の他学部科目履修(履修条件等)Interdepartmental class taking system for Academic Achievers (Notes) | 成績優秀者の他学部科目履修制度で履修する学生:履修を希望する場合は、所定の手続きに従って申請すること。 |
実務経験のある教員による授業科目Class taught by instructors with practical experience | |
SDGsCPSDGs CP | |
アーバンデザインCPUrban Design CP | |
ダイバーシティCPDiversity CP | |
未来教室CPLearning for the Future CP | |
カーボンニュートラルCPCarbon Neutral CP | |
千代田コンソ単位互換提供(他大学向け)Chiyoda Campus Consortium | |
カテゴリー(法律学科)Category (法律学科) | |
カテゴリー(政治学科(2021年度以降入学者))Category (政治学科(2021年度以降入学者)) | |
カテゴリー(政治学科(2020年度以前入学者))Category (政治学科(2020年度以前入学者)) | |
カテゴリー(国際政治学科(2021年度以降入学者))Category (国際政治学科(2021年度以降入学者)) | |
カテゴリー(国際政治学科(2020年度以前入学者))Category (国際政治学科(2020年度以前入学者)) |
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Outline (in English)
(1)【Course outline】
The student attending this class learns Japanese Labor Law.
The class constitutes the introduction to Labor law and Labor Contract Act.
The introduction to Labor law - The student learns Generation of labor law (Employment law, Labor relations law) and Dispute settlement system.
Labor Contract Act - The student learns the rule of adoption, transfer and dismissal.
(2)【Learning Objectives】
The goals of this course are to understand the introduction to Jpanese Labor law and Labor Contract Act.
(3)【Learning activities outside of classroom】
Students will be expected to have completed the required assignments after each class meeting. Your study time will be more than four hours for a class.
(4)【Grading Criteria /Policy】
Your overall grade in the class will be decided based on the following
Term-end examination: 60%、Mini exam. of each class meeting: 30%、Short reports : 10%
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の概要と目的(何を学ぶか)Outline and objectives
雇用社会(労働関係)の紛争を解決する法領域が労働法です。雇用社会(労働関係)とは労働者が会社に雇われ,指示に従って働いて報酬を得る社会,市民社会の一部です。
労働法総論では労働法の生成や各分野-個別的労働関係法,労働組合と使用者の集団的労使関係法,雇用保障法-の概要や紛争解決制度を学修します。
労働契約法では採用拒否,内定取消,配転・出向(人事異動)や解雇といった労働契約の形成・展開・終了に関する紛争の法的解決について学びます。その法理には判例が反映されています。判例を学ぶことは欠かせませんまた,解雇規制緩和議論や人事異動しない正社員(多様な正社員)といったホットな論点もあります。
この科目は全てのコースに属しています。
到達目標Goal
1 この講義を学修することによって,労働法の意義・目的を把握し,本講義の法領域とそれに関連する判例法理について理解できる。
2 理解した論理で関連する事例について自分なりに考えることができる。
3 上記のことを文章で表現できる。
4.1~3で獲得した知識をもって、労働関係の諸問題に,リーガルマインドをもって積極的に関与できるようになる。
この授業を履修することで学部等のディプロマポリシーに示されたどの能力を習得することができるか(該当授業科目と学位授与方針に明示された学習成果との関連)Which item of the diploma policy will be obtained by taking this class?
ディプロマポリシーのうち、「DP1」、「DP2」、「DP3」、「DP4」に関連。
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の進め方と方法Method(s)(学期の途中で変更になる場合には、別途提示します。 /If the Method(s) is changed, we will announce the details of any changes. )
・本講義は「労働法総論」と「労働契約法」を連続して進めます。
・授業支援システムを活用して出席をチェックします。
・春学期はおそらくすべてオンラインで授業をすることになるでしょう。通常の授業時間でZoomを利用する。URLなどは,学習支援システムでお知らせします。
◎授業の進め方については、初回のガイダンスで話します。ガイダンスもZoomにておこないます。学習支援システムを見ておいてください。
◎Zoom授業の方法
・Zoomでは、「ビデオの停止」「ミュート」で受講するようお願いします。
・ZoomのミーティングIDやパスワードは,学習支援システムにて連絡します。お知らせしたURLなどは変更しないつもりです。
・学習支援システムに登録したメールアドレス宛てに,メールを送信することもありますが,受講生自ら学習支援システムに常にアクセスして確認してください。
◎講義終了後にミニテストを出題するつもりです。また,授業支援システムの「課題」を通して,課題をだすこともあります。
◎リアクションペーパー等に対するフィードバックについて
・質問等は,学習支援システムの「課題」欄に「リアクションペーパー(質問)」用意しますのでそれを使ってください。Zoomにチャット機能があります。答えるよう努めますが,見逃したり話の途中でうまく返答できないことも考えられます。なお,個別の質問にはオフィスアワーを利用する方法もあります。
◎リアクションペーパーによる質問は,回答が必要と思われるものについて,次回の授業開始前に,受講生全員にフィードバックする形で回答します。
◎レジュメ等
レジュメや資料は、学習支援システムの「教材」欄に事前にアップロードします。
アクティブラーニング(グループディスカッション、ディベート等)の実施Active learning in class (Group discussion, Debate.etc.)
あり / Yes
フィールドワーク(学外での実習等)の実施Fieldwork in class
なし / No
授業計画Schedule
授業形態/methods of teaching:オンライン/online
※各回の授業形態は予定です。教員の指示に従ってください。
第1回[オンライン/online]:ガイダンス/労働法の生成と理念
ガイダンスと近代社会での労働法の理念について学ぶ。
第2回[オンライン/online]:労働紛争解決制度
不当解雇問題や賃金の未払い問題,男女雇用差別問題などを解決する制度。労働審判制度や公的紛争解決制度をとり上げる。
第3回[オンライン/online]:日本的雇用慣行
日本的雇用慣行システムの内容と変容。労働法見直しの必要性の背景を知る。
第4回[オンライン/online]:労働条件決定の仕組み-労働契約
指揮命令に従って働く内容は労働条件といわれる。労働条件の決定は労働契約にある。
第5回[オンライン/online]:労働条件決定と就業規則
就業規則の法的性質/就業規則による労働条件の不利益変更。
第6回[オンライン/online]:労働条件決定と労働協約,労使協定など
労働協約や労使協定といった自分の労働条件が決まる,修行羈束以外のものを取り上げて学ぶ。
第7回[オンライン/online]:労働契約の締結
労働契約の成立。採用,内定,試用。
第8回[オンライン/online]:労働契約の期間
有期労働契約について学ぶ。
第9回[オンライン/online]:労働契約の権利・義務
労働契約上の権利義務。労働契約法に見る労働契約の原則。
第10回[オンライン/online]:人事異動-業務命令,配転
業務命令という権限と配転-同一使用者の下での人事異動の法理。
第11回[オンライン/online]:人事異動-出向,転籍
出向・転籍-異なる使用者の間での異動。
第12回[オンライン/online]:労働関係の終了-解雇以外の終了
労働契約の終了。その背景を考え,法的規制のありようを考える。終了原因からみると解雇によらない終了もあることを知る。
第13回[オンライン/online]:労働関係の終了-解雇
解雇。解雇の法規制について学ぶ。
第14回[オンライン/online]:労働法総論・労働契約法のまとめ
個別的労働関係法の今日的課題に触れる。
授業時間外の学習(準備学習・復習・宿題等)Work to be done outside of class (preparation, etc.)
・シラバスを見て,授業で扱うテーマを知り,テキストとレジュメ(授業支援システムを通じて事前に配布)を最低限読んでおく。ノートにまとめておくと,授業内容がより理解できる。
・授業の中で,気づいた必要個所を書き加える。そののちテキストを使用して復習する。
・本授業の準備学習・復習時間は各2時間を標準としている。
テキスト(教科書)Textbooks
藤本茂・沼田雅之・山本圭子・細川良編著『ファーストステップ労働法』(エイデル研究所 2020)
参考書References
・ジュリスト増刊『労働法の争点』(2014年、有斐閣)
・別冊ジュリスト『労働判例百選(第9版)』(2016年、有斐閣)
・ 金子征史・藤本茂・高野敏春・大場敏彦・山本圭子共著『基礎から学ぶ労働法Ⅰ[第4版・第2刷]』エイデル研究所 2019
・ 金子編集代表『基礎から学ぶ労働法Ⅱ[第2版]』エイデル研究所 2016
・ 六法はコンパクトなものでかまわないが,労働基準法施行規則などが掲載されているものを選ぶ。具体的には,開講時に紹介する。
成績評価の方法と基準Grading criteria
(定期試験)(60%)
・定期試験を実施します。現時点では,穴埋め問題と記述問題の双方を出題しようと考えています。
・定期試験を最も重視します。受験しなかった者の評価はしません。
・記述問題に関して,概ね到達目標に即した解答がなされている否かを評価基準としていいます。
(ミニテスト)(30%)
・講義内容について,理解・把握の確認を目的に簡単なテストをおこないます。
・択一式問題を2,3問で,授業内10分程度。
(課題・質問)(10%)
・課題はテーマについて,「考え・まとめる」力の向上をと願って,出題します。
・質問は大いにしてほしいので,評価対象に入れました。その内容で判断します。
学生の意見等からの気づきChanges following student comments
語尾が聴き取りづらいことがあるとの意見があった。マイクを使い,最後まではっきりとしゃべることを心がけることで対応している。
学生が準備すべき機器他Equipment student needs to prepare
スマートフォンもしくはパソコン(リモート授業だからですが,学習支援システムでミニテストを行う予定もあります。注意してください。スマートフォンだとうまく繋がらない事情も生じます。)