法学部Faculty of Law
LAW100AB(法学 / law 100)刑法総論Ⅰ刑法総論Ⅰ
佐藤 輝幸、佐野 文彦Teruyuki SATO, Fumihiko SANO
授業コードなどClass code etc
学部・研究科Faculty/Graduate school | 法学部Faculty of Law |
添付ファイル名Attached documents | |
年度Year | 2022 |
授業コードClass code | A0077 |
旧授業コードPrevious Class code | |
旧科目名Previous Class title | |
開講時期Term | 秋学期授業/Fall |
曜日・時限Day/Period | 金1/Fri.1 |
科目種別Class Type | 講義 |
キャンパスCampus | 市ヶ谷 |
教室名称Classroom name | 各学部・研究科等の時間割等で確認 |
配当年次Grade | 1~4 |
単位数Credit(s) | 2 |
備考(履修条件等)Notes | |
他学部公開科目Open Courses | |
他学部公開(履修条件等)Open Courses (Notes) | |
グローバル・オープン科目Global Open Courses | |
成績優秀者の他学部科目履修制度対象Interdepartmental class taking system for Academic Achievers | ○ |
成績優秀者の他学部科目履修(履修条件等)Interdepartmental class taking system for Academic Achievers (Notes) | 成績優秀者の他学部科目履修制度で履修する学生:履修を希望する場合は、所定の手続きに従って申請すること。 |
実務経験のある教員による授業科目Class taught by instructors with practical experience | |
SDGsCPSDGs CP | |
アーバンデザインCPUrban Design CP | |
ダイバーシティCPDiversity CP | |
未来教室CPLearning for the Future CP | |
カーボンニュートラルCPCarbon Neutral CP | |
千代田コンソ単位互換提供(他大学向け)Chiyoda Campus Consortium | |
カテゴリー(法律学科)Category (法律学科) | |
カテゴリー(政治学科(2021年度以降入学者))Category (政治学科(2021年度以降入学者)) | |
カテゴリー(政治学科(2020年度以前入学者))Category (政治学科(2020年度以前入学者)) | |
カテゴリー(国際政治学科(2021年度以降入学者))Category (国際政治学科(2021年度以降入学者)) | |
カテゴリー(国際政治学科(2020年度以前入学者))Category (国際政治学科(2020年度以前入学者)) |
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Outline (in English)
This course is designed to introduce students to the fundamental principles of substantive criminal law. It addresses the basic penal theory, the general elements of crime and the criminal defenses.
Students are expected to spend 3 hours to review the lesson after each class, and 15-20 hours to review the whole lessons before the mid-term and term-end reports. The overall grade will be based on the mid-term report (50%) and term-end report (50%).
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の概要と目的(何を学ぶか)Outline and objectives
全てのコースに配置されている刑法総論は、法律学科の基本科目である刑法の内容のうち、全ての犯罪に共通する要素についてその内容と機能を明らかにし、犯罪の実質、成否についての統一的な理解を導こうとするものである。刑法総論の授業科目としては、刑法総論Ⅰと刑法総論Ⅱが設けられているが、各コースに共通の選択必修科目である刑法総論Ⅰでは、刑法総論の内容のうち、刑事法全般にわたる入門的講義である概説刑事法で学修した知識・考え方を基礎に、犯罪の成否を判断するために必要な基本的な内容を講義する。より踏み込んだ高度な議論は刑法総論Ⅱで学習する。
到達目標Goal
刑法総論に関するテーマについて,抽象的な条文の解釈を基本原理から理論的に導くという刑法総論特有の思考方法を習得するとともに,基本的な犯罪成立要件を理解することを目標とする。
この授業を履修することで学部等のディプロマポリシーに示されたどの能力を習得することができるか(該当授業科目と学位授与方針に明示された学習成果との関連)Which item of the diploma policy will be obtained by taking this class?
ディプロマポリシーのうち、「DP1」、「DP2」、「DP3」、「DP4」に関連。
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の進め方と方法Method(s)(学期の途中で変更になる場合には、別途提示します。 /If the Method(s) is changed, we will announce the details of any changes. )
学習支援システムにアップしたレジュメに沿って,講義形式で行う。
オンデマンド形式で講義動画を毎週配信する予定である。動画配信による講義であるところ、週によって講義時間の長さが異なる可能性がある。
毎回の授業計画は、下記を基本とするが、受講者の理解度に応じて調整することがある。
質問については,オフィスアワーおよび学習支援システムによって対応する。また,中間レポートについては,期末試験までに講評をアップロードする。
アクティブラーニング(グループディスカッション、ディベート等)の実施Active learning in class (Group discussion, Debate.etc.)
なし / No
フィールドワーク(学外での実習等)の実施Fieldwork in class
なし / No
授業計画Schedule
授業形態/methods of teaching:オンライン/online
※各回の授業形態は予定です。教員の指示に従ってください。
第1回[オンライン/online]:ガイダンス・刑法総論とは(佐野)
授業の進め方,教材等の説明。刑法総論の意義
第2回[オンライン/online]:刑法の基本原則(佐野)
刑罰の意義,罪刑法定主義,責任主義など
第3回[オンライン/online]:構成要件(佐藤)
構成要件の意義と機能・因果関係
第4回[オンライン/online]:違法性Ⅰ(佐藤)
刑法における違法の意義
第5回[オンライン/online]:違法性Ⅱ(佐藤)
緊急避難
第6回[オンライン/online]:違法性Ⅲ(佐藤)
正当防衛
第7回[オンライン/online]:違法性Ⅳ(佐藤)
その他の違法性阻却事由
第8回[オンライン/online]:責任Ⅰ(佐野)
刑法における責任の意義・故意前半
第9回[オンライン/online]:責任Ⅱ(佐野)
故意後半、過失
第10回[オンライン/online]:責任Ⅲ(佐野)
責任能力、違法性の意識の可能性
第11回[オンライン/online]:不作為犯論(佐藤)
不作為犯の意義と作為義務
第12回[オンライン/online]:未遂犯論(佐藤)
実行の着手,不能犯
第13回[オンライン/online]:共犯I(佐野)
共犯の処罰根拠・教唆幇助
第14回[オンライン/online]:共犯II(佐野)
共同正犯
授業時間外の学習(準備学習・復習・宿題等)Work to be done outside of class (preparation, etc.)
概説刑事法の内容を一通り理解していることを前提に行う。自信がない場合は,夏期休暇等を利用して,2,3時間程度でも復習しておくとより刑法総論の修得に有益であろう。
概説刑事法の内容の理解があれば,予習よりも復習に力を入れ,分かったことと分からないことを明確化し,分からないことについては,オフィスアワー等で質問すること。大学は,勉強習慣を身につける場ではなく,研究に必要な知識や考え方を習得する場であるので,「学習時間」で判断することは無意味であるが,一応の目安として,上述の分かったことと分からないことの明確化を目的とした復習に3時間程度をかけ,余裕があれば,授業前にレジュメや入門書の該当箇所を流し読みしておくと良い。さらに,2回のレポートの前に,対策を兼ねて,15~20時間程度かけて全体の復習をしておくことは,全体像の理解とそれに基づく相互の関連性の理解にもつながり,知識を定着させ,学修を深めるのに非常に有益である。
テキスト(教科書)Textbooks
西田典之ほか『判例刑法総論』(第7版(授業開始までに改訂された場合には,新版を用いる),2018,有斐閣)及び,
六法(小型のもので良い)
は,毎回持参すること。
参考書References
基本書等については,受講者の自由に選択してよいが,選び方等に関して初回の授業で説明する。
成績評価の方法と基準Grading criteria
中間レポート50%,期末レポート50%の予定である。詳細は学習支援システム等で告知する。なお,昨年度レポートの質問に正面から答えていない答案も多く見られた。とにかく字数を書けば良いと勘違いしていると思われる者がいるが,正しく理解しているかを評価する。
学生の意見等からの気づきChanges following student comments
レジュメだけ読んで理解できると思っている学生がいるようであるが,レジュメは,あくまで授業の補助資料であって,授業を聞いて補充することを予定しているものであるので,それだけで完結したものではないことを踏まえて学修すること。
また,昨年度のレポートでは,「~について説明せよ」と聞かれれば調べて回答できるが,自分で問題点を見つけて検討を加える力が身に付いていないように感じられた。受講人数のためにオンライン授業ではあるが,受け身ではなく,自分で考えながら動画を視聴して欲しい。
分からないことは,オフィスアワーなどを利用して積極的に質問すること。
学生が準備すべき機器他Equipment student needs to prepare
オンライン講義に伴い、PCや通信設備等が必要となる。