イノベーション・マネジメント研究科Business School of Innovation Management
MAN500F2(経営学 / Management 500)財務会計論(M特必修)Financial Accounting
石島 隆Takashi ISHIJIMA
授業コードなどClass code etc
学部・研究科Faculty/Graduate school | イノベーション・マネジメント研究科Business School of Innovation Management |
添付ファイル名Attached documents | |
年度Year | 2022 |
授業コードClass code | W0013 |
旧授業コードPrevious Class code | |
旧科目名Previous Class title | |
開講時期Term | 春学期後半/Spring(2nd half) |
曜日・時限Day/Period | 月1/Mon.1,月2/Mon.2 |
科目種別Class Type | 専門講義 |
キャンパスCampus | 市ヶ谷 |
教室名称Classroom name | 各学部・研究科等の時間割等で確認 |
配当年次Grade | 1・2 |
単位数Credit(s) | 2 |
備考(履修条件等)Notes | 基礎科目、MBA特別必修 |
実務経験のある教員による授業科目Class taught by instructors with practical experience | ○ |
カテゴリーCategory | 基礎科目 |
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Outline (in English)
Financial statements are mediums that briefly summarize the outcomes of business activities and the status of assets, liabilities, etc. and convey them to shareholders, creditors, etc. Therefore, being able to understand the contents of financial statements accurately is also important for management and for management staff and consultants who are in a position to support it.
Students aim to be able to properly analyze and use financial statements (balance sheet, income statement, cash flow statement, etc.) in this class.
We will use the published financial statements of listed companies as the analysis target, but also learn about the characteristics of financial accounting and management indicators of SMEs.
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の概要と目的(何を学ぶか)Outline and objectives
財務諸表は、事業活動の成果と資産・負債等の状況を簡潔に要約し、株主・債権者等に伝達する媒体である。従って、財務諸表の内容を正確に理解できることは、経営者にとっても、また、それを支援する立場である経営管理スタッフやコンサルタントにとっても重要である。
学生は、本授業において、財務諸表(貸借対照表、損益計算書及びキャッシュ・フロー計算書等)を適切に分析・利用できるようになることを目指す。
公表されている上場企業の財務諸表を分析対象として用いるが、中小企業の財務会計と経営指標の特徴についても学ぶ。
到達目標Goal
学生が財務諸表数値の内容を理論的に理解するだけではなく、実際に財務諸表を分析し、分析結果を解釈できるようになることを目標とする。
このため、授業内で行うグループ討議と発表において、各単元の理解度を確認するとともに、最終レポートにおいて、学生が自ら選定した企業の財務諸表分析の結果を報告することで目標達成度を評価する。
この授業を履修することで学部等のディプロマポリシーに示されたどの能力を習得することができるか(該当授業科目と学位授与方針に明示された学習成果との関連)Which item of the diploma policy will be obtained by taking this class?
イノベーション・マネジメント研究科のディプロマポリシーのうち、「DP1」「DP2」に関連
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の進め方と方法Method(s)(学期の途中で変更になる場合には、別途提示します。 /If the Method(s) is changed, we will announce the details of any changes. )
本講義では,受講者が会計学の基本的な知識を持っていること(中小企業診断士第1次試験の「財務・会計」に合格したレベル又は「会計入門」を受講済みのレベル)を前提とする。
財務諸表分析に関するグループ討議を行い、分析結果の発表を求めることにより、財務会計に対する実践的な知識の理解を図る。
アクティブラーニング(グループディスカッション、ディベート等)の実施Active learning in class (Group discussion, Debate.etc.)
あり / Yes
フィールドワーク(学外での実習等)の実施Fieldwork in class
なし / No
授業計画Schedule
授業形態/methods of teaching:対面/face to face
※各回の授業形態は予定です。教員の指示に従ってください。
1[対面/face to face]:財務会計の役割と財務分析の目的
財務会計の役割と財務分析の目的について討議し、授業の到達目標を共有する。
2[対面/face to face]:財務諸表の体系・表示方法、財務情報の入手方法
有価証券報告書の構成、財務諸表の体系・表示方法、及び財務分析のためのデータの入手方法を学ぶ。
3[対面/face to face]:財務諸表の全体構造と収益性の分析
財務諸表の全体構造と収益性分析の考え方を学び、実際の財務諸表を用いた分析例により理解する。
4[対面/face to face]:安全性の分析、成長性の分析、生産性の分析、キャッシュフローの分析
安全性の分析、成長性の分析、生産性の分析、キャッシュフローの分析の考え方を学び、実際の財務諸表を用いた分析例により理解する。
5[対面/face to face]:費用・収益の認識・測定と分析 (1)
収益・費用の認識と測定の方法と実際の財務諸表を用いた分析方法を学ぶ。
6[対面/face to face]:費用・収益の認識・測定と分析 (2)
実際の財務諸表を用いた収益・費用の分析についてグループ討議を行い、結果を発表する。
7[対面/face to face]:資産の評価と分析 (1)
資産の評価の方法と実際の財務諸表を用いた分析方法を学ぶ。
8[対面/face to face]:資産の評価と分析 (2)
実際の財務諸表を用いた資産の分析についてグループ討議を行い、結果を発表する。
9[対面/face to face]:負債・純資産の評価と分析 (1)
負債・純資産の評価の方法と実際の財務諸表を用いた分析方法を学ぶ。
10[対面/face to face]:負債・純資産の評価と分析 (2)
実際の財務諸表を用いた負債と純資産の分析についてグループ討議を行い、結果を発表する。
11[対面/face to face]:キャッシュ・フロー計算書の構造と分析 (1)
キャッシュ・フロー計算書の構造と実際の財務諸表を用いた分析方法を学ぶ。
12[対面/face to face]:キャッシュ・フロー計算書の構造と分析 (2)
実際の財務諸表を用いたキャッシュ・フロー計算書の分析についてグループ討議を行い、結果を発表する。
13[対面/face to face]:会計情報に基づく経営分析結果の総合的な結論 (1)
会計情報に基づく経営分析結果の総合的な結論のまとめ方について学ぶ。
14[対面/face to face]:会計情報に基づく経営分析結果の総合的な結論 (2)
実際の財務諸表を用いた経営分析結果の総合的な結論のとりまとめについてグループ討議を行い、結果を発表する。
授業時間外の学習(準備学習・復習・宿題等)Work to be done outside of class (preparation, etc.)
本講義では、ノートPCを用いた経営分析の演習を行う。グループ別に会社を選定して、分析と討議を行い、分析結果の発表を求めることによって、各種分析手法を学んでいく。本授業の準備学習・復習時間は、各2時間を標準とする。
テキスト(教科書)Textbooks
桜井久勝著『財務諸表分析(第8版)』中央経済社(¥3,400+税)
なお、上記のテキストの改訂版等が発売された場合は、最新版を使用するが、受講において第8版でも学習に差し支えないように配慮する。
参考書References
桜井久勝著『財務会計講義(第22版)』中央経済社(¥3,800+税)
成績評価の方法と基準Grading criteria
授業中に行うグループ討議結果に関する発表、積極的な質問や発言(50%)
最終レポート(50%)
学生の意見等からの気づきChanges following student comments
経営分析の結果を実践において活用できるようにするための体系的な考え方を身につけられるようにする。
学生が準備すべき機器他Equipment student needs to prepare
授業で使用する資料の配付は、授業支援システムで行う。
授業中に行うグループ討議のための情報収集、とりまとめ、発表にノートPCを利用するので、毎回、ノートPCを持参すること。
その他の重要事項Others
授業の中での活発な質問、討議と質の高い最終レポートを期待する。
<オフィスアワー>
春学期・月曜日5限目(16:50-18:30)
この日時の都合が悪い学生については、個別に調整するので、E-Mailで連絡いただきたい。