通信教育部(スクーリング)School of Correspondence Education (Schooling)
MAN300TG(経営学 / Management 300)広告論(後期メディア)Advertising
竹内 淑恵
授業コードなどClass code etc
学部・研究科Faculty/Graduate school | 通信教育部(スクーリング)School of Correspondence Education (Schooling) |
添付ファイル名Attached documents | |
年度Year | 2022 |
授業コードClass code | 66025 |
旧授業コードPrevious Class code | |
旧科目名Previous Class title | |
担当教員(自由記述)Instructor name | 竹内 淑恵 |
科目種別Class Type | スクーリング |
教室名称Classroom name | 各学部・研究科等の時間割等で確認 |
配当年次Grade | |
単位数Credit(s) | 2 |
備考(履修条件等)Notes | |
実務経験のある教員による授業科目Class taught by instructors with practical experience | ○ |
カテゴリーCategory | 後期メディア |
期間Period | 後期 |
定員Capacity | - |
予備登録の有無Presence or Absence of Preliminary Registration | |
受講可能な学科・学年Eligible Courses / Grade | 『法政通信』受講申込み等関連頁を参照 |
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Outline (in English)
Course outline: Today’s marketing calls for more than developing good products, pricing them attractively, and making them accessible. Companies must also communicate their present and potential customers. For more marketers, therefore, the question is not whether to communicate but rather what to say, when and how to say it, to whom, and how often. From such a point of view, companies need to strategically design and manage communication activities. This class focuses on advertising which accounts for a large part of communication activities.
Learning Objectives: The students will get a better understanding of marketing communication activities. They will acquire advertising knowledge and skills and will be able to explain the significance and role of advertising.
Learning activities outside of classroom: Before/after each class meeting, students will be expected to spend two hours to understand the course content.
Grading Criteria /Policy: Final grade will be calculated according to the following process: two mid-term examinations 25%+25%, and term-end report 50%.
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の概要と目的(何を学ぶか)Outline and objectives
今日のマーケティングでは、優れた製品を開発して、魅力的な価格を設定し、入手しやすくするだけではなく、現在および潜在的な顧客とコミュニケーションをとる必要があります。したがって、多くのマーケターにとっての問題は、コミュニケーションをとるべきかどうかではなく、何を言うべきか、いつ、どのように、誰に、そしてどのくらいの頻度で伝えるかということです。このような観点から、企業はコミュニケーション活動を戦略的に設計し、管理する必要があります。本講義では、コミュニケーション活動の大きな比重を占める広告に焦点を当て、マーケティング・コミュニケーション活動への理解を深めることを目的としています。
到達目標Goal
以下に挙げる点が本授業の達成目標です。
・マーケティング・コミュニケーションの中でも、特に広告の理論と実務について学び、理解を深める。
・新製品の場合、広告によって認知形成が行われることも多い。新発売の告知情報など市場の動向に敏感に反応する力を養う。
・企業が発信している広告を通じて企業経営に対して関心を持つ。
・レポート課題に積極的に取り組むことにより、文章作成・表現力、情報収集・分析力を習得する。
この授業を履修することで学部等のディプロマポリシーに示されたどの能力を習得することができるか(該当授業科目と学位授与方針に明示された学習成果との関連)Which item of the diploma policy will be obtained by taking this class?
ディプロマポリシーのうち、「法律学科:,DP3,DP5」「日本文学科:DP1,DP2」「史学科:DP1」「地理学科:DP1,DP2,DP3」「経済学科:DP4,DP5」「商業学科:経営学・商学」に関連
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の進め方と方法Method(s)(学期の途中で変更になる場合には、別途提示します。 /If the Method(s) is changed, we will announce the details of any changes. )
・授業はパワーポイントを使って、講義形式で進めます。
・基本的には使用するテキストに沿って丁寧に解説します。
・広告論の基礎となるマーケティング論について理解が十分でないと感じる場合は、参考書に挙げた書籍を用いて復習してください。
中間課題に対しては、システム上で採点を実施します。
アクティブラーニング(グループディスカッション、ディベート等)の実施Active learning in class (Group discussion, Debate.etc.)
なし / No
フィールドワーク(学外での実習等)の実施Fieldwork in class
なし / No
授業計画Schedule
授業形態/methods of teaching:オンライン/online
※各回の授業形態は予定です。教員の指示に従ってください。
第01回[オンライン/online]:広告とは何か
広告の定義、広告の種類、広告機能の再検討、広告機能の変化の方向について学ぶ。
第02回[オンライン/online]:マーケティング計画と広告
広告戦略立案の基礎となるマーケティング、およびマーケティング・コミュニケーションについて学ぶ。
第03回[オンライン/online]:マーケティング・コミュニケーション組織
広告会社の機能と役割、広告会社と広告主の組織、広告業務の流れを学ぶ。
第04回[オンライン/online]:広告計画の構造と調査
どのようなプロセスを経て広告計画が立案され、広告が出稿されるのかを学ぶ。あわせて、必要なデータを見極めることの重要性を学ぶ。
第05回[オンライン/online]:広告戦略の立案
広告活動を方向づけるための戦略立案について理解し、セグメンテーション、ターゲティング、ポジショニングの決定を学ぶ。
第06回[オンライン/online]:広告予算の決定方法
日本の広告費の規模を確認した上で、合理的な予算決定方法について学ぶ。
第07回[オンライン/online]:広告コミュニケーション過程と効果
媒体接触からブランドの使用経験までのプロセスを理解するとともに、消費者行動の観点から広告効果を学ぶ。
第08回[オンライン/online]:表現計画
広告主の伝えたいメッセージをいかに表現化するのか、広告表現の制作プロセス、表現アイデアの開発について学ぶ。
第09回[オンライン/online]:媒体計画
広告媒体の種類と特徴、オーディエンスの概念と測定方法、媒体計画の立案プロセスを学ぶ。
第10回[オンライン/online]:インターネット広告戦略
インターネット広告の概略、分類、戦略について学ぶ。
第11回[オンライン/online]:広告効果の測定①
広告表現内容による効果とプロモーション効果(短期的なポジティブ効果)、広告への誤認による広告効果プロセスに対する影響(広告のネガティブ効果)について学ぶ。
第12回[オンライン/online]:広告効果の測定②
広告表現内容による長期的な効果と店頭における販売実績への影響(長期的なポジティブ効果)、広告への飽き(長期的なネガティブ効果)について学ぶ。
第13回[オンライン/online]:広告関連の法規と規制
表現の自由と広告の自由、広告規制の意義と根拠、日本の広告規制の現状、今後の広告規制について学ぶ。
第14回[オンライン/online]:グローバル広告戦略
グローバル広告の可能性、標準化とローカル化、グローバル広告管理の課題について学ぶ。
授業時間外の学習(準備学習・復習・宿題等)Work to be done outside of class (preparation, etc.)
広告は、例えば通勤・通学中の電車内の交通広告、TV ドラマで放映されるCM、いつも読んでいる新聞や雑誌、インターネット上の広告など、毎日の生活で接することができます。その際、単に視聴者という立場で見るだけでなく、企業がどのような戦略で広告を実施しているのかを考えながら見るという姿勢を持つと講義内容への理解がより進むでしょう。授業で学習した内容を各自フィールドワークをする気持ちで、実生活のさまざまなメディアを通じて確認することをお勧めします。
本授業の準備・復習時間は、各2時間を標準とします。
テキスト(教科書)Textbooks
・岸志津江・田中洋・嶋村和恵著(2017)『現代広告論第3 版』有斐閣(有斐閣アルマ)。
・竹内淑恵(2010)『広告コミュニケーション効果-ホリスティック・アプローチによる実証分析-』千倉書房。
参考書References
・コトラー, P., G. アームストロング, 恩藏直人『コトラー、アームストロング、恩藏のマーケティング原理』丸善出版(2014 年)。
特に、第11章「コミュニケーションによる顧客価値の説得」、第12章「広告とパブリック・リレーションズ」を参考にしてください。
・西尾チヅル編著(2007)『マーケティングの基礎と潮流』八千代出版。
特に、第7章「コミュニケーション・デザイン」を参考にしてください。
成績評価の方法と基準Grading criteria
中間テスト1,2 を各々25 %計50 %、そして、レポート試験を50 %とし合算して評価します。
(注) 2回実施する中間テストを未受験のまま、レポート課題を提出する受講生がいますが、レポートだけ(最高でも50 点) では単位取得できませんので、ご注意ください。
学生の意見等からの気づきChanges following student comments
授業を受講して質問等がある場合は、「お知らせ」や「学習に関する質問」を活用してください。14 回あるメディアスクーリングの受講は大変だとは思いますが、皆さんの勉学に向けた努力と熱意に期待しています。一緒に頑張って広告論を勉強しましょう!
その他の重要事項Others
メーカーのマーケティング本部広告制作部でブランド広告の企画制作に携わり、広告会社の戦略プランニング室で多数のクライアントの広告プランニングを立案した経験(計20年間勤務)を有する教員が、広告の理論と実務の融合の観点から、多くの事例を取り上げて講義する。