デザイン工学部Faculty of Enginneering and Design
ADE200NA(建築学 / Architecture and building engineering 200)都市デザインUrban Design
高見 公雄Kimio TAKAMI
授業コードなどClass code etc
学部・研究科Faculty/Graduate school | デザイン工学部Faculty of Enginneering and Design |
添付ファイル名Attached documents | |
年度Year | 2022 |
授業コードClass code | B2051 |
旧授業コードPrevious Class code | |
旧科目名Previous Class title | |
開講時期Term | 春学期前半/Spring(1st half) |
曜日・時限Day/Period | 木2/Thu.2,木3/Thu.3 |
科目種別Class Type | |
キャンパスCampus | 市ヶ谷 |
教室名称Classroom name | 各学部・研究科等の時間割等で確認 |
配当年次Grade | |
単位数Credit(s) | |
備考(履修条件等)Notes | 都市:建築士 |
他学部公開科目Open Courses | ○ |
他学部公開(履修条件等)Open Courses (Notes) | |
グローバル・オープン科目Global Open Courses | |
成績優秀者の他学部科目履修制度対象Interdepartmental class taking system for Academic Achievers | ○ |
成績優秀者の他学部科目履修(履修条件等)Interdepartmental class taking system for Academic Achievers (Notes) | |
実務経験のある教員による授業科目Class taught by instructors with practical experience | ○ |
SDGsCPSDGs CP | |
アーバンデザインCPUrban Design CP | |
ダイバーシティCPDiversity CP | |
未来教室CPLearning for the Future CP | |
カーボンニュートラルCPCarbon Neutral CP | |
千代田コンソ単位互換提供(他大学向け)Chiyoda Campus Consortium | |
選択・必修Optional/Compulsory | 選択 |
入学年度Admission year | |
カテゴリー(2023年度~)Category (2023~) | |
カテゴリー(2019~2022年度)Category (2019~2022) |
システムデザイン学科 専門科目 基礎科目 |
カテゴリー(招聘学科)Category | 都市 |
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Outline (in English)
This course consists of two components. Lectures will be given on examples of urban design of Japan, accompanied by a test on students' understanding. In addition, training will be held on regarding illustrations of urban problems.
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の概要と目的(何を学ぶか)Outline and objectives
都市化の時代から市街地集約の時代に向かう中、都市の質の充実が求められている。都心居住への回帰、中心市街地の衰退、生活の質の変化など、都市に求められる機能や役割は多様化している。今後、既成市街地の質向上を図っていく場合、都市や空間のデザインは重要なキーワードとなる。人々の生き甲斐の充実、多様な魅力享受への欲求等に応え、魅力的な都市を造っていくための都市機能、都市基盤の適正なあり方、また気候風土や地勢を活かした快適空間の拡大や良好な都市景観形成など、都市のあるべき姿を探り、それをデザインし、実現していくための方法の総体を都市デザイン(アーバンデザイン)と捉え、その基礎的な考え方を総合的に学習する。
到達目標Goal
都市デザインとは何か、その対象と判断の切り口を理解する。
都市デザインの歴史の概略を知る。
テーマに応じた都市デザインの視点を自ら整理し、形として表現する。
この授業を履修することで学部等のディプロマポリシーに示されたどの能力を習得することができるか(該当授業科目と学位授与方針に明示された学習成果との関連)Which item of the diploma policy will be obtained by taking this class?
デザイン工学部建築学科ディプロマポリシーのうち「DP2」、都市環境デザイン工学科、システムデザイン学科ディプロマポリシーのうち「DP4」に関連。
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の進め方と方法Method(s)(学期の途中で変更になる場合には、別途提示します。 /If the Method(s) is changed, we will announce the details of any changes. )
第1回から第6回は都市デザインの切り口ごとに状況や考え方を講義し、各回ミニテストにより理解度を確認する。第7回以降は前半の講義を受け、都市デザインのテーマに沿った演習形式とし作図作業を行う。最終的にはスケッチのデジタル化としてドローソフトの使い方を学ぶ。第10回以降に1回程度の現地見学を折り込む。
作図作業に際しては、色鉛筆・マーカー・直定規・三角定規・コンパス・各種テンプレートなどを持参すること。第11回、第12回には貸与PCを持参すること。他学部の学生についてはPCを貸し出す予定としている。
アクティブラーニング(グループディスカッション、ディベート等)の実施Active learning in class (Group discussion, Debate.etc.)
なし / No
フィールドワーク(学外での実習等)の実施Fieldwork in class
あり / Yes
授業計画Schedule
授業形態/methods of teaching:対面/face to face
※各回の授業形態は予定です。教員の指示に従ってください。
1[対面/face to face]:ガイダンス/都市デザインの仕事場
街づくり課題が変化していく中で、都市デザインの対象領域、分野、内容をどのように捉えるべきか講義する。
2[対面/face to face]:都市デザインの課題
多様化する街づくり課題に応える都市デザインを進める上での課題について、対象を類型化しつつ、事例を交えて紹介する。
3[対面/face to face]:代表的事例と着目点・その1/創造型都市デザイン
これまでの都市デザインの取り組みを見ていく。一つ目は国内で進められた創造型ともいうべき類型について、方法と成果を紹介する。
4[対面/face to face]:代表的事例と着目点・その2/誘導型都市デザイン
同様に既存の環境の保全、活用などを基軸にした取り組みについて、方向と成果を紹介する。
5[対面/face to face]:代表的事例と着目点・その3/歴史、常識集
都市デザインの系譜と常識的に知っておくべき事柄、事例等を整理分類して紹介する。
6[対面/face to face]:代表的事例と着目点・その4/実行のための事業手法
都市デザインの実行に決定的な意味を持つ事業手法の観点から、手法説明と都市デザインとの相関について講義する。
7[対面/face to face]:都市デザインの演習・その1/都市または都市圏の概念図
都市や都市圏の構造や将来像の考え方について考え、課題に応じてそれを図化する技術を習得する。
8[対面/face to face]:都市デザインの演習・その2/空間、景観の解析
主として景観計画などで用いられる計画技法を学ぶとともに、景観誘導の内容とその図示の技術を習得する。
9[対面/face to face]:都市デザインの演習・その3/中心市街地のデザイン
全国的な課題である中心市街地における都市デザインの可能性や役割を考え、課題に応じてその展開方向を図化する技術を習得する。
10[対面/face to face]:フィールドワーク/都市再生の都市デザイン
都市デザインに関する留意点を現実の空間で確認するため、街に出る。
11[対面/face to face]:都市デザインの演習・その4/都市拠点の小空間
都市の枢要な地区において進められる拠点整備における都市デザインについて、課題に応じて図をもって提案する技術を習得する
12[対面/face to face]:スケッチのデジタル化
演習その1~4で描いたスケッチのいずれかをPCを用いてデジタル化する。イラストレーターの使い方を学ぶ。
13[対面/face to face]:スケッチのデジタル化、完成
ドロー系ソフトを用いてスケッチをデジタル化するとともに、PC上で一層の書き込みを行いフィニッシュさせる。
14[対面/face to face]:都市デザインの作法
都市デザインの作法として、都市デザインの歴史、課題、状況そして今後の展望について講義する。
授業時間外の学習(準備学習・復習・宿題等)Work to be done outside of class (preparation, etc.)
講義の投影資料は、Hoppiiにアップされる。前回分をHoppiiよりダウンロードし、確認して次回に望むことで理解が深まる。
本授業の準備学習・復習時間は、各2時間を標準とします。
テキスト(教科書)Textbooks
特になし。
参考書References
学芸出版社「日本の都市を美しくする」土田旭+都市景観研究会編著
鹿島出版会「北のセントラルステーション-アーバンデザインの四半世紀」加藤源+高見公雄+篠原修編著
成績評価の方法と基準Grading criteria
各回のミニテスト(50%)並びに作図課題(50%)による。欠席4回以上は単位取得を認めない(評価D)。
学生の意見等からの気づきChanges following student comments
特になし。
学生が準備すべき機器他Equipment student needs to prepare
第7回以降の作図課題について、定規や色鉛筆といった製図用器材が必要となる。
その他の重要事項Others
都市計画コンサルタントとして都市デザインや都市政策立案の実務に就いていた教員が、都市デザインの現場状況を含めて講義し、指導を行う。