人文科学研究科Graduate School of Humanities
PSY600B6(心理学 / Psychology 600)心理学研究法演習ⅡSeminar in Psychological Research Methods II
福田 由紀
授業コードなどClass code etc
学部・研究科Faculty/Graduate school | 人文科学研究科Graduate School of Humanities |
添付ファイル名Attached documents | |
年度Year | 2021 |
授業コードClass code | X0507 |
旧授業コードPrevious Class code | |
旧科目名Previous Class title | |
開講時期Term | 秋学期授業/Fall |
曜日・時限Day/Period | 水1/Wed.1 |
科目種別Class Type | |
キャンパスCampus | 市ヶ谷 |
教室名称Classroom name | |
配当年次Grade | |
単位数Credit(s) | 1 |
備考(履修条件等)Notes | |
実務経験のある教員による授業科目Class taught by instructors with practical experience | |
カテゴリーCategory | 心理学専攻(修士課程)-必修科目 |
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Outline (in English)
The purpose of this course is to learn the process of psychological study practically. Students will be expected to plan their research and do their experiment, make a presentation, write a paper.
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の概要と目的(何を学ぶか)Outline and objectives
言語心理学に関連するテーマを選択し,実験・調査の計画・実施・発表・論文の作成を通して,心理学の研究のプロセスを実践的に学ぶ。
到達目標Goal
①自分の興味にあった言語心理学に関するテーマを選択できる。
②当該のテーマに関して,適切な実験・調査計画を立てることができる。
③自分の計画を実際に行うことができる。
④実験・調査結果を適切に分析・考察できる。
⑤分析・考察したことを的確に他者に伝達できる。
⑥論文を作成できる。
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の進め方と方法Method(s)(学期の途中で変更になる場合には、別途提示します。 /If the Method(s) is changed, we will announce the details of any changes. )
自分の興味にあったテーマに関して研究計画を立て,授業で発表をする。ピアレビューを通して,仮説の設定,変数の決定,統制の仕方,材料の収集,分析手法を洗練していく。その研究計画にそった実験・調査を実施する。その結果を発表し,完成度の高い実証的な論文を完成させる。提出された課題のフィードバックは,授業中ないしは授業支援システムを通して行います。
アクティブラーニング(グループディスカッション、ディベート等)の実施Active learning in class (Group discussion, Debate.etc.)
あり / Yes
フィールドワーク(学外での実習等)の実施Fieldwork in class
なし / No
授業計画Schedule
秋学期
※各回の授業形態は予定です。教員の指示に従ってください。
第1回:オリエンテーション
授業の目的と方法の確認。
第2回:研究テーマの設定
研究テーマを発表する。
第3回:実験・調査立案における注意1
仮説,変数,統制の仕方,材料の収集の仕方を発表し,全員で討議する。
第4回:実験・調査立案における注意2
具体的な分析方法を発表し,全員で討議する。
第5回:研究計画申請書の発表
法政大学文学部心理学科・心理学専攻倫理委員会宛の書式にそった研究計画申請書を発表し,全員で討議する。
第6回:実験・調査の実施1
実験・調査を遂行し,その進捗状況を発表し,全員で討議する。
第7回:実験・調査の実施2
実験・調査を遂行し,その進捗状況を発表し,全員で討議する。
第8回:データの分析
分析結果を発表し,全員で討議する。
第9回:考察
結果と先行研究の知見を利用して論理的に考えられる考察を発表し,全員で討議する。
第10回:要旨の作成
学会発表で求められる要旨を作成し,ピアレビューをする。
第11回:論文の作成
学術論文の書き方について確認する。
第12回:成果発表1
与えられた時間内に効果的に発表し,全員で討議する。
第13回:成果発表2
与えられた時間内に効果的に発表し,全員で討議する。
第14回:論文の提出と総括
実証的な方法を使って学術論文を作成し,提出し,そのプロセスに関して振り返る。
授業時間外の学習(準備学習・復習・宿題等)Work to be done outside of class (preparation, etc.)
第1回 自らの研究テーマの発表の準備を行う。
第2・3回 自分の目的にあった実験・調査計画を立て,発表の準備を行う。
第4回 研究計画申請書を作成し,発表の準備を行う。
第5~6回 実験・調査を実施する。
第7回 データを分析し,発表の準備を行う。
第8回 分析結果をもとに考察行い,発表の準備を行う。
第9回 要旨を作成し,発表の準備を行う。
第10回 論文を作成する。
第11・12回 成果発表の準備を行う。
第13回 提出する論文の作成・見直しをする。
テキスト(教科書)Textbooks
特になし。適宜,紹介する。
参考書References
福田由紀(編)(2012). 言語心理学入門 培風館
日本読書学会(編)(2019). 読書教育の未来 ひつじ書房
石黒圭 (2020). 段落論 光文社新書
成績評価の方法と基準Grading criteria
発表20%,発表への質問・コメント20%,討論への積極的な参加20%,論文の提出40%などを総合的に評価する。
学生の意見等からの気づきChanges following student comments
2020年度は開講されませんでした。そのため,以前のアンケート結果からの気づきを紹介します。
週3時間以上の予習・復習。がんばりました!また,自由記述を読むと,他の受講生の発表等へのコメントの際のポイントをつかんだようです。よかったです。他の人へのコメントは,その人にとってどれだけ有用なコメントをするかが,重要でしたね。
その他の重要事項Others
受講希望者は初回の授業に必ず出席をしてください。
担当教員の専門分野等
<専門領域>言語心理学
<研究テーマ>読みと感情,コミュニケーションにおける言語活動の役割
<主要研究業績>
①福田由紀 (2019). 読みと感情 日本読書学会 (編) 読書教育の未 来 Pp.144-154.
②福田由紀・蘒原遥・菊池理紗(2018). 言語心理学で何を学べるか?―言語学との学問イメージ比較― 法政大学文学部紀要,76,115-127.
③福田由紀・佐藤志保(2017). ポジティブな文章を読むと気分が良くなるのか?読書科学,59,161-171.
<HP>
「ことばのこころ研究室」http://www.zc.em-net.ne.jp/~psy-language/