人文科学研究科Graduate School of Humanities
PSY600B6(心理学 / Psychology 600)心理学研究法演習ⅠSeminar in Psychological Research Methods I
福田 由紀
授業コードなどClass code etc
学部・研究科Faculty/Graduate school | 人文科学研究科Graduate School of Humanities |
添付ファイル名Attached documents | |
年度Year | 2021 |
授業コードClass code | X0506 |
旧授業コードPrevious Class code | |
旧科目名Previous Class title | |
開講時期Term | 春学期授業/Spring |
曜日・時限Day/Period | 水1/Wed.1 |
科目種別Class Type | |
キャンパスCampus | 市ヶ谷 |
教室名称Classroom name | |
配当年次Grade | |
単位数Credit(s) | 1 |
備考(履修条件等)Notes | |
実務経験のある教員による授業科目Class taught by instructors with practical experience | |
カテゴリーCategory | 心理学専攻(修士課程)-必修科目 |
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Outline (in English)
The purpose of this course is to learn how to write a review paper. Students will be expected to select theme they are interested in and critically reads previous papers, writes a review paper.
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の概要と目的(何を学ぶか)Outline and objectives
言語心理学に関連するテーマを選択し,その先行研究群を批判的に概観して,展望論文を作成する。
到達目標Goal
①自分の興味にあった言語心理学に関するテーマを選択できる。
②当該のテーマに関連する先行研究群を柔軟に検索できる。
③当該の先行研究群を批判的に読み,問題点や改善点を指摘できる。
④③を受けて,新しい提案ができる。
⑤当該のテーマに関連した展望論文を作成する。
⑥論文を的確に評価することができる。
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の進め方と方法Method(s)(学期の途中で変更になる場合には、別途提示します。 /If the Method(s) is changed, we will announce the details of any changes. )
授業の最初に展望論文の作成の仕方について,討議を行う。それを受けて,前半の授業では,自分の興味に合ったテーマに関連する先行論文群を精読し,発表する。そして,論文を作成し,ピアレビューを通して完成度の高い展望論文を完成させる。また,提出された課題のフィードバックは,授業中ないしは授業支援システムを通して行います。
アクティブラーニング(グループディスカッション、ディベート等)の実施Active learning in class (Group discussion, Debate.etc.)
あり / Yes
フィールドワーク(学外での実習等)の実施Fieldwork in class
なし / No
授業計画Schedule
春学期
※各回の授業形態は予定です。教員の指示に従ってください。
第1回:オリエンテーション
授業の目的と方法の確認。
第2回:展望論文の概説
展望論文の特性について理解を深める。
第3回:種論文の発表1
自分のテーマにあった,核となる論文を各自発表する。
第4回:種論文の発表2
自分のテーマにあった,核となる論文を各自発表する。
第5回:種論文から派生した論文の発表1
種論文から派生した論文の発表をする。
第6回:種論文から派生した論文の発表2
種論文から派生した論文の発表をする。
第7回:種論文から派生した論文の発表3
種論文から派生した論文の発表をする。
第8回:先行研究群の問題点・改善点の発表1
先行研究群の問題点・改善点の発表をする。
第9回:先行研究群の問題点・改善点の発表2
先行研究群の問題点・改善点の発表をする。
第10回:展望論文の骨子に関する発表1
展望論文の骨子に関する発表する。
第11回:展望論文の骨子に関する発表2
展望論文の骨子に関する発表する。
第12回:展望論文の発表1
作成された展望論文をピアレビューする。
第13回:展望論文の発表2
作成された展望論文をピアレビューする。
第14回:修正展望論文の講評
修正された展望論文を講評し,全体で討議する。
授業時間外の学習(準備学習・復習・宿題等)Work to be done outside of class (preparation, etc.)
第1回 モデルとなる展望論文を精読し,その特性に関してレジュメを作成する。
第2・3回 自分にあったテーマの種論文を精読し,発表の準備を行う。
第4~6回 種論文から検索できる先行研究群を精読し,発表の準備を行う。
第7・8回 先行研究群の問題点・改善点についてレジュメにまとめ,発表の準備を行う。
第9・10回 展望論文作成のための骨子をレジュメにまとめ,発表の準備を行う。
第11・12回 展望論文を作成する。
第13回 第11・12回におけるピアレビューを受け,展望論文を修正する。
テキスト(教科書)Textbooks
特になし。適宜,紹介する。
参考書References
福田由紀(編)(2012). 言語心理学入門 培風館
日本読書学会(編)(2019). 読書教育の未来 ひつじ書房
石黒圭 (2020). 段落論 光文社新書
成績評価の方法と基準Grading criteria
発表20%,発表への質問・コメント20%,討論への積極的な参加20%,展望論文の提出40%などを総合的に評価する。
学生の意見等からの気づきChanges following student comments
2020年度は開講されませんでした。そのため,以前のアンケート結果からの気づきを紹介します。
自分で考え,工夫して発表する形式の授業のせいか,好評です。ぜひ,考えて考え抜いて,自分の研究活動をやっていきましょう。
その他の重要事項Others
受講希望者は初回の授業に必ず出席をしてください。
担当教員の専門分野等
<専門領域>言語心理学
<研究テーマ>読みと感情,コミュニケーションにおける言語活動の役割
<主要研究業績>
①福田由紀(2019). 読みと感情 日本読書学会(編) 読書教育の未来 Pp.144-154.
②福田由紀・蘒原遥・菊池理紗(2018). 言語心理学で何を学べるか?―言語学との学問イメージ比較― 法政大学文学部紀要,76,115-127.
③福田由紀・佐藤志保(2017). ポジティブな文章を読むと気分が良くなるのか?読書科学,59,161-171.
<HP>
「ことばのこころ研究室」http://www.zc.em-net.ne.jp/~psy-language/