人文科学研究科Graduate School of Humanities
GEO600B5(地理学 / Geography 600)水文学演習ⅠSeminor on Hydrology Ⅰ
小寺 浩二
授業コードなどClass code etc
学部・研究科Faculty/Graduate school | 人文科学研究科Graduate School of Humanities |
添付ファイル名Attached documents | |
年度Year | 2021 |
授業コードClass code | X0410 |
旧授業コードPrevious Class code | |
旧科目名Previous Class title | |
開講時期Term | 春学期授業/Spring |
曜日・時限Day/Period | 木7/Thu.7 |
科目種別Class Type | |
キャンパスCampus | 市ヶ谷 |
教室名称Classroom name | |
配当年次Grade | |
単位数Credit(s) | 2 |
備考(履修条件等)Notes | |
実務経験のある教員による授業科目Class taught by instructors with practical experience | |
カテゴリーCategory | 地理学専攻(修士課程)-専門科目 |
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Outline (in English)
A member of a class plans for upbringing of the basic ability to gather a research result as a thesis by an analysis of field survey method and survey result and the thing from which an announcement by a member of a class and discussion are advanced to the center about an analysis method and how to gather focusing on the theme related to a research task of a member of a class.
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の概要と目的(何を学ぶか)Outline and objectives
水文学の根幹を成す水循環を定量的に評価する手法について理解し、水資源の持続可能な利用への応用を学ぶ。
環境および資源として人間生活と密接な関わりを持つ陸水について、存在量と循環速度を評価することができるようにする。 異なる時空間尺度における水温・水質の分布特性について、水循環の過程におけるあり方を理解することができるようにする。
水文学・陸水学分野において修士論文を書く学生に対しては、テーマ設定から研究・調査方法・分析手法・解析手法・論文執筆について基本的な能力を養成する。他の分野を主とする学生に対しても、水文学分野の事例をもとに、基本的な研究能力の育成を図る。
到達目標Goal
受講生は、研究課題に結びつくテーマを中心に、現地調査方法、調査結果の分析・解析方法、まとめ方などについて、発表、討議を中心に進め、研究結果を論文としてまとめる基礎的能力の育成を図る。
同時に、GISを用いて時空間解析を行い、様々な主題図として提示する能力も身につける。
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の進め方と方法Method(s)(学期の途中で変更になる場合には、別途提示します。 /If the Method(s) is changed, we will announce the details of any changes. )
初年時の学生は、卒論について発表し、受講生全員で議論しながら、修論への展開について指針を示す。2年次以降の学生は修論に関わる調査結果を発表し、主にデータ解析について受講生全員で議論する。
毎回の授業では、出席簿に授業の要約や質問等を記述して提出させ、次回授業でその内容についてコメントする。
また、小レポートと最終レポートを提出させ、それぞれ評価した上で、模範解答を基に、理想的なレポートについて解説する。
アクティブラーニング(グループディスカッション、ディベート等)の実施Active learning in class (Group discussion, Debate.etc.)
あり / Yes
フィールドワーク(学外での実習等)の実施Fieldwork in class
あり / Yes
授業計画Schedule
春学期
※各回の授業形態は予定です。教員の指示に従ってください。
第1回:卒論結果・修論構想発表①
テーマ・キーワード・研究目的について
第2回:卒論結果・修論構想発表②
研究方法・地域概略について
第3回:卒論結果・修論構想発表③
結果・考察について
第4回:卒論結果・修論構想発表④
まとめ・文献・要旨について
第5回:文献検索法
国内外の文献について
第6回:研究法・調査法
研究理論と現地調査方法
第7回:水質分析法①
一般水質
第8回:水質分析法②
安定同位体・環境同位体
第9回:データ解析法①
一般解析(相関・重回帰など)
第10回:データ解析法②
GIS解析(小流域原単位法・SWATモデルなど)
第11回:データ解析法③
様々な解析法(クラスター・主成分など)
第12回:主題図作成法①
水文誌
第13回:主題図作成法②
統計地図・水質分布図
第14回:まとめ
総合的な考察
授業時間外の学習(準備学習・復習・宿題等)Work to be done outside of class (preparation, etc.)
本授業の準備学習・復習時間は、各2時間を標準とする。
各回のテーマと内容に則し、ほぼ毎回、受講生の研究テーマに沿った発表を求めるので、事前に準備して望むこと。
テキスト(教科書)Textbooks
テキストは使用せず、関連する文献を指示する。
参考書References
森 和紀・佐藤芳徳(2015):「図説 日本の湖」,朝倉書店.
市川正巳[編](1990):「水文学-総観地理学講座8-」,朝倉書店.
成績評価の方法と基準Grading criteria
授業内での発表、討議を踏まえて、提出論文をもとに、総合的に評価する。
発表30%,討議参加20%,レポート50%。
学生の意見等からの気づきChanges following student comments
毎回の講義に対する学生の反応をもとに適宜修正しながら授業を進める。
学生が準備すべき機器他Equipment student needs to prepare
毎回、プレゼンテーションが必要であるため、必ずノートパソコンを用意すること。
担当教員の専門分野等
<専門領域>自然地理学・水文学・陸水学
<研究テーマ>
1)水循環に伴う物質循環
2)人間活動に伴う水環境変化と保全
3)GISを用いた流域水・物質循環解析と環境マネージメント