人文科学研究科Graduate School of Humanities
GEO500B5（地理学 / Geography 500）水文学研究ⅡHydrology Ⅱ
小寺 浩二
授業コードなどClass code etc
| 学部・研究科Faculty/Graduate school | 人文科学研究科Graduate School of Humanities |
| 添付ファイル名Attached documents | |
| 年度Year | 2021 |
| 授業コードClass code | X0409 |
| 旧授業コードPrevious Class code | |
| 旧科目名Previous Class title | |
| 開講時期Term | 秋学期授業/Fall |
| 曜日・時限Day/Period | 月7/Mon.7 |
| 科目種別Class Type | |
| キャンパスCampus | 市ヶ谷 |
| 教室名称Classroom name | |
| 配当年次Grade | |
| 単位数Credit(s) | 2 |
| 備考（履修条件等）Notes | |
| 実務経験のある教員による授業科目Class taught by instructors with practical experience | |
| カテゴリーCategory | 地理学専攻(修士課程)-専門科目 |
すべて開くShow all
すべて閉じるHide All
Outline (in English)
The basic ability is trained about a research work, investigation method, an analytical method, an analysis method and thesis writing from theme setting to the student who writes a master thesis in hydrology and the land water science field.
The case which is the hydrology field to the student who makes the other fields the center, too, and, I plan for upbringing of basic research capability.
Students who do not major in hydrology mainly learn about the application of regional spatial information analysis using GIS.
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の概要と目的（何を学ぶか）Outline and objectives
・授業概要：水環境の保全と水資源の統合管理・GISを用いた地域空間情報解析
・授業の目的・意義：水環境保全の解決手法を理解し，今日的課題としての水資源の統合管理について学ぶ。また、水文学を主専攻としない学生は、GISを用いた地域空間情報解析の応用について主に学ぶ。
到達目標Goal
・陸水の理化学的特性とその変動機構，水文環境と気候変動との因果関係について評価することができる。
・水圏・大気圏・岩石圏の複合領域において存在する地球上の水のあり方，流域単位の水管理について理解することができる。
・様々な地域空間情報に関して、GISを用いた解析とその結果を用いた主題図などの作成ができる。
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の進め方と方法Method(s)（学期の途中で変更になる場合には、別途提示します。 /If the Method(s) is changed, we will announce the details of any changes. ）
受講生の研究課題に結びつくテーマを可能な限り取り上げることにより，水をキーワードとする自然地理学の研究法を議論し，受講生自身の研究の向上に資するよう心がける。論文講読，受講生による発表，および全員での討議を中心に進める。水文学以外を主専攻とする学生に関しても、専門に応じて同様に授業を進める。
毎回の授業では、出席簿に授業の要約や質問等を記述して提出させ、次回授業でその内容についてコメントする。
また、小レポートと最終レポートを提出させ、それぞれ評価した上で、模範解答を基に、理想的なレポートについて解説する。
アクティブラーニング（グループディスカッション、ディベート等）の実施Active learning in class (Group discussion, Debate.etc.)
あり / Yes
フィールドワーク（学外での実習等）の実施Fieldwork in class
あり / Yes
授業計画Schedule
秋学期
※各回の授業形態は予定です。教員の指示に従ってください。
第1回：１．水温による水の追跡
２．地域空間情報解析の応用
１．温度が語る水の履歴
２．地域空間情報解析の応用について学ぶ
第2回：１．放射性同位体の応用
２．様々な地域空間情報
１．トリチウム
２．国内外の様々な地域空間情報について
第3回：１．安定同位体の応用
２．国土数値情報の活用
１．酸素18，デューテリウム
２．国土数値情報を活用する応用面について学ぶ
第4回：１．気候変動と水賦存量
２．統計GISの活用
１．水温上昇が与える影響
２．統計GISデータの活用に関する応用面について学ぶ
第5回：１．地球温暖化と水文環境
２．投影法の変更
１．貧酸素層の形成
２．目的に応じた投影法の変更について学ぶ
第6回：１．都市の水文環境
２．測地系の変更
１．地下水環境の変化
２．測地系の変更について学ぶ
第7回：１．水資源の持続可能性
２．ラスタデータの幾何補正①
１．水資源の開発と適正利用
２．様々なラスタデータの幾何補正について学ぶ①
第8回：１．課題発表と討論
２．ラスタデータの幾何補正②
１．プレゼンテーション実施
２．様々なラスタデータの幾何補正について学ぶ②
第9回：１．親水環境の創造
２．複数レイヤ解析
１．親水環境の創造
２．複数のレイヤを用いた地域空間情報解析について学ぶ
第10回：１．総合治水と流域管理
２．複合解析①
１．治水と治山
２．複数の解析を組み合わせた地域空間情報解析について学ぶ①
第11回：１．日本の水利用と課題
２．複合解析②
１．地下水の人工涵養
２．複数の解析を組み合わせた地域空間情報解析について学ぶ②
第12回：１．国際社会の水資源問題
２．総合実習①
１．途上国の水資源と水環境
２．具体的なテーマに対して総合実習を行う①
第13回：１．水文環境の保全
２．総合実習①
１．「名水」の提唱と保存
２．具体的なテーマに対する総合実習の結果を発表する
第14回：１．風土としての水
２．まとめ
１．自然地理学からみた水
２．総合実習の結果などについて講評する
授業時間外の学習（準備学習・復習・宿題等）Work to be done outside of class (preparation, etc.)
本授業の準備学習・復習時間は、各2時間を標準とする。
各回のテーマと内容に則した論文を事前に検索し，研究対象地域の水文特性，調査研究手法，および結果と考察に関する要約を簡潔に文書化する。論文講読による準備学習の成果を授業中の質疑応答と討議の際の重要な素材とするので，事前の学習活動と主体的に取り組むこと。
テキスト（教科書）Textbooks
テキストは使用せず，関連する文献を教材として授業中に配布する。
参考書References
新井 正（2004）：「地域分析のための熱・水収支水文学」，古今書院．
山本荘毅・高橋 裕（1988）：「図説 水文学－水文学講座2－」，共立出版．
成績評価の方法と基準Grading criteria
総合的に判断する。
発表30％，討議参加20％，レポート50％。
学生の意見等からの気づきChanges following student comments
受講生の研究分野、興味の対象に応じ、毎回の講義に対する学生の反応を基に、修正を加えながら授業を進める。
学生が準備すべき機器他Equipment student needs to prepare
基本的に、GISを用いた地域空間情報解析を中心とするので、ハードウエアとソフトウエアの事前準備が必要である。
担当教員の専門分野等
＜専門領域＞水文学・陸水学・自然地理学
＜研究テーマ＞人間活動に伴う水文環境の変