人文科学研究科Graduate School of Humanities
LNG500B3言語科学特講Ⅰ BLecture: Linguistics I B
椎名 美智
授業コードなどClass code etc
学部・研究科Faculty/Graduate school | 人文科学研究科Graduate School of Humanities |
添付ファイル名Attached documents | |
年度Year | 2021 |
授業コードClass code | X0254 |
旧授業コードPrevious Class code | |
旧科目名Previous Class title | |
開講時期Term | 秋学期授業/Fall |
曜日・時限Day/Period | 水2/Wed.2 |
科目種別Class Type | |
キャンパスCampus | 市ヶ谷 |
教室名称Classroom name | |
配当年次Grade | |
単位数Credit(s) | 2 |
備考(履修条件等)Notes | |
実務経験のある教員による授業科目Class taught by instructors with practical experience | |
カテゴリーCategory | 英文学専攻(博士後期課程) |
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Outline (in English)
This course deals with pragmatics. Students are expected to find their topics for their theses.
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の概要と目的(何を学ぶか)Outline and objectives
自分の論文のテーマに関連したテキストを正確に読み、かつ批判的読解をしながら、自分の論文を完成させることを目標にします。
到達目標Goal
語用論の基本的な知識を身につけて、自分で分析に使えるようにします。
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の進め方と方法Method(s)(学期の途中で変更になる場合には、別途提示します。 /If the Method(s) is changed, we will announce the details of any changes. )
一章ずつのテキストの講読、論文指導、面談で、論文の執筆を指導していきます。授業の形態(対面。リモート)はHOPPIIでお知らせしますので、毎週必ずHOPPIIを確認してください。
リアクションペーパーは毎時間、提出していただきます。授業の初めに、前回の授業に提出されたリアクションペーパーからいくつか取り上げて、全体に対してフィードバックを行います。
アクティブラーニング(グループディスカッション、ディベート等)の実施Active learning in class (Group discussion, Debate.etc.)
あり / Yes
フィールドワーク(学外での実習等)の実施Fieldwork in class
あり / Yes
授業計画Schedule
秋学期
※各回の授業形態は予定です。教員の指示に従ってください。
1 :第六章:語用論的行為(1):伝統的な言語行為論
伝統的な言語行為論、直接性・間接性、社会・文化的文脈における言語行為、語用論的行為とスキーマ理論、相互行為における語用論的行為:担当の受講生による発表とディスカッション
2 :第六章:語用論的行為(2):直接性・間接性、社会・文化的文脈における言語行為
伝統的な言語行為論、直接性・間接性、社会・文化的文脈における言語行為、語用論的行為とスキーマ理論、相互行為における語用論的行為:担当の受講生による発表とディスカッション
3 :第六章:語用論的行為(3):語用論的行為とスキーマ理論、相互行為における語用論的行為
伝統的な言語行為論、直接性・間接性、社会・文化的文脈における言語行為、語用論的行為とスキーマ理論、相互行為における語用論的行為:担当の受講生による発表とディスカッション
4 :第七章:対人語用論(1):ポライトネスへの2つの一般的アプローチ
ポライトネスへの2つの一般的アプローチ、2つの古典的な語用論的ポライトネス観、最近の展開、インポライトネス:担当の受講生による発表とディスカッション
5:第七章:対人語用論(2):2つの古典的な語用論的ポライトネス観
ポライトネスへの2つの一般的アプローチ、2つの古典的な語用論的ポライトネス観、最近の展開、インポライトネス:担当の受講生による発表とディスカッション
6:第七章:対人語用論(3):2つの古典的な語用論的ポライトネス観、最近の展開、インポライトネス
ポライトネスへの2つの一般的アプローチ、2つの古典的な語用論的ポライトネス観、最近の展開、インポライトネス:担当の受講生による発表とディスカッション
7:第八章:メタ語用論(1):メタ語用論と再帰性
メタ語用論と再帰性、メタ語用論的意識の形成、実用的メタ語用論:担当の受講生による発表とディスカッション
8:第八章:メタ語用論(2):メタ語用論的意識の形成
メタ語用論と再帰性、メタ語用論的意識の形成、実用的メタ語用論:担当の受講生による発表とディスカッション
9:第八章:メタ語用論(3):実用的メタ語用論:
メタ語用論と再帰性、メタ語用論的意識の形成、実用的メタ語用論:担当の受講生による発表とディスカッション
10:第九章:結論(1):語用論の使用の相における言語
語用論の使用の相における言語、統合的語用論、諸英語の語用論:担当の受講生による発表とディスカッション
11:第九章:結論(2):統合的語用論
語用論の使用の相における言語、統合的語用論、諸英語の語用論:担当の受講生による発表とディスカッション
12:第九章:結論(3):英語の語用論
語用論の使用の相における言語、統合的語用論、諸英語の語用論:担当の受講生による発表とディスカッション
13:研究発表会
担当の受講生による研究論文発表とディスカッション
14:研究発表会と総括
担当の受講生による研究発表とディスカッション、および総括、これまでの授業のまとめに加え、レポート等、課題に対する講評や解説
授業時間外の学習(準備学習・復習・宿題等)Work to be done outside of class (preparation, etc.)
セメスターを通じて、以下に留意して授業に臨んでください。
1:各自の過去の学術論文、研究のまとめと今後の研究計画を立てる。
2:自分の担当した箇所をきちんと読み、プレゼンテーションができるように予習・準備をする。
3:自分に必要な参考文献を集めて、読む。
4:自分の研究テーマについて中間発表を繰り返しながら、論文完成を目指す。
テキスト(教科書)Textbooks
ジョナサン・カルペパー、マイケル・ホー(共著)椎名美智監訳『新しい語用論の世界:英語からのアプローチ』研究社
参考書References
上記以外の文献は、必要に応じて紹介します。
成績評価の方法と基準Grading criteria
授業での発表とディスカッションへの参加状況(20%)、提出されたレポート(80%)によって評価します。
学生の意見等からの気づきChanges following student comments
引き続き、きめ細かい論文指導、面談指導を行います。
学生が準備すべき機器他Equipment student needs to prepare
パソコン
その他の重要事項Others
日本語用論学会などの学会への参加をお勧めします。
オフィスアワーは火曜日4限ですが、水曜日の授業後の時間も可能です。論文指導の場合は、事前に原稿を教員に渡しておいてもらえると、効率的なコンサルテーションになると思います。
担当教員の専門分野等
<専門領域> 語用論、文体論、社会言語学
<研究テーマ> 近代英語の歴史語用論的研究
<主要研究業績>
(1)「「呼びかけ語」の機能――歴史語用論的アプローチ」(2010)、川端朋広他編『秋元実治教授退職記念論文集』、ひつじ書房.
(2)「歴史語用論の新展開:方法と課題」(2009)『月刊言語』2009年2月号、大修館書店 pp. 66-73.
(3)‘Positioning and Functioning of Vocatives: A Case Study in Historical Pragmatics',
(2008)Bulletin of the Faculty of Letters, No. 56, Hosei University, pp. 29-48.