人文科学研究科Graduate School of Humanities
LIT500B2（文学 / Literature 500）日本近代文芸演習ⅠＢSeminar in Contemporary Japanese Literature I B
藤村 耕治
授業コードなどClass code etc
| 学部・研究科Faculty/Graduate school | 人文科学研究科Graduate School of Humanities |
| 添付ファイル名Attached documents | |
| 年度Year | 2021 |
| 授業コードClass code | X0119 |
| 旧授業コードPrevious Class code | |
| 旧科目名Previous Class title | |
| 開講時期Term | 秋学期授業/Fall |
| 曜日・時限Day/Period | 金5/Fri.5 |
| 科目種別Class Type | |
| キャンパスCampus | 市ヶ谷 |
| 教室名称Classroom name | |
| 配当年次Grade | |
| 単位数Credit(s) | 2 |
| 備考（履修条件等）Notes | |
| 実務経験のある教員による授業科目Class taught by instructors with practical experience | |
| カテゴリーCategory | 日本文学専攻(修士課程)-専門科目 |
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Outline (in English)
1.The theme is the analysis and study of modern and contemporary Japanese literature.
2.Students present their research results according to their own themes.
3.To acquire advanced writing and logicai composition skills for master's writing .
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の概要と目的（何を学ぶか）Outline and objectives
１．日本近・現代の文芸作品（小説・評論・詩等）についての分析・検討をテーマとする。特に昭和期以降現代に到るまでの作家・作品を中心に扱う。
２．受講者は自身の研究テーマに即して研究報告としてのレジュメを作成し、発表を行い、他の受講者との討議を通じて、より深く緻密な理解・分析・解釈・評価の力を身につける。
到達目標Goal
１．受講者が選択した作品の、作家の全業績における位置づけ及び文学史全体における位置づけを明確にし、作家論的な視点と歴史的な視点の双方を導入することによって、より幅広い文学的な視野と知見を身につける。
２．レジュメの作成・相互討議などを通じて自身の学問的な方法論を獲得するとともに、最終的にはその成果を学術論文・修士論文にまとめられる高度な文章力・論理構成力を身につける。
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の進め方と方法Method(s)（学期の途中で変更になる場合には、別途提示します。 /If the Method(s) is changed, we will announce the details of any changes. ）
各回の発表担当者が、自身のテーマとする日本近・現代の作家・評論家・詩人等の作品についてレジュメを作成して発表、他の受講者を交えて討議する形で行う。受講者の人数によって若干異なるが、担当回数は三回程度を目処とする。そのため、取り上げる具体的な作品に関しては、受講者の関心・研究テーマによって決定する。セメスター末には、発表・討議を通しての考察を踏まえた、総括的な成果報告を行う。
上記のように、特に昭和期以降現代に到るまでの作家・作品を中心に取り上げるが、必要に応じてそれ以前の文学者についても取り上げる。
アクティブラーニング（グループディスカッション、ディベート等）の実施Active learning in class (Group discussion, Debate.etc.)
あり / Yes
フィールドワーク（学外での実習等）の実施Fieldwork in class
なし / No
授業計画Schedule
秋学期
※各回の授業形態は予定です。教員の指示に従ってください。
第1回：近現代文学研究についての概説
近現代の文学研究に関する概説及び受講者各自の研究テーマについて聞く。
第2回：担当者１による発表・報告①
発表者の研究テーマに即した形での問題提起。
第3回：担当者１による発表・報告②
討議を踏まえての自己の考察の深化・発展の報告。
第4回：担当者２による発表・報告①
発表者の研究テーマに即した形での問題提起。
第5回：担当者２による発表・報告②
討議を踏まえての自己の考察の深化・発展の報告。
第6回：担当者３による発表・報告①
発表者の研究テーマに即した形での問題提起。
第7回：担当者３による発表・報告②
討議を踏まえての自己の考察の深化・発展の報告。
第8回：担当者４による発表・報告①
発表者の研究テーマに即した形での問題提起。
第9回：担当者４による発表・報告②
討議を踏まえての自己の考察の深化・発展の報告。
第10回：担当者５による発表・報告①
発表者の研究テーマに即した形での問題提起。
第11回：担当者５による発表・報告②
討議を踏まえての自己の考察の深化・発展の報告。
第12回：担当者６による発表・報告①
発表者の研究テーマに即した形での問題提起。
第13回：担当者６による発表・報告②
討議を踏まえての自己の考察の深化・発展の報告。
第14回：各発表担当者による総括
各自の発表・報告・討議に基づいた総括。
授業時間外の学習（準備学習・復習・宿題等）Work to be done outside of class (preparation, etc.)
発表担当者は、選択した作品について、自身の研究テーマに即した形での問題提起を行うとともに、主題・動機・時代背景・人物・構造・文体等についても目を配りながら、毎回2000字から4000字程度の報告用レジュメを作成する。したがって、発表担当者は準備に5～10時間程度を要することになります。
担当者以外の受講者も、当該作品について各自の問題意識に沿って分析・検討を行ってくること。単に一通り眼を通すというのではなく、担当者と互角に討議し、適確な批評が可能となるように充分な準備をしてくる必要がある。また、担当者以外の受講生にも、当該作品に関する小レポートを提出してもらう。本授業の準備学習・復習時間は、各2 時間を標準とします。
テキスト（教科書）Textbooks
各自の研究テーマによって選択された作品。
参考書References
必要に応じて、適宜指示する。
成績評価の方法と基準Grading criteria
１．発表・報告時におけるレジュメとプレゼンテーションの内容（40%）
２．総括レポートとしての論文の内容（30%）
３．担当時以外の小レポートの内容（10%）
４．討議の場における積極的な参加態度及び発言（20%）
学生の意見等からの気づきChanges following student comments
各人の修士論文の一部を構成しうるような高度な論文を年間に一本は完成させることを目指せるよう指導する。
担当教員の専門分野等
〈専門領域〉日本近・現代文学
〈研究テーマ〉特に第二次大戦後の戦後派文学および彼らの文学精神・意識を継承した作家・作品。
〈近年の主要な研究業績〉
①「〈共苦〉する思想 高橋和巳の宗教性」（国文学 解釈と鑑賞74巻2号、至文堂、2009）
②「清岡卓行と大連」（『国際日本学研究叢書14 多文化共生としての日本研究』勉誠出版、2012）
③「高橋和巳の〈文学〉概念」（日本文学誌要85号、2012）
④「国民文学論争と歴史社会学派」（近藤忠義先生を偲ぶ会・歴史社会学派研究会共編「近藤忠義 人と学問 第二集・第三集合併号」2012）