文学部Faculty of Letters
PSY200BG(心理学 / Psychology 200)感情心理学感情心理学
足立 にれかNireka ADACHI
授業コードなどClass code etc
学部・研究科Faculty/Graduate school | 文学部Faculty of Letters |
添付ファイル名Attached documents | |
年度Year | 2021 |
授業コードClass code | A3668 |
旧授業コードPrevious Class code | |
旧科目名Previous Class title | |
開講時期Term | 秋学期授業/Fall |
曜日・時限Day/Period | 水3/Wed.3 |
科目種別Class Type | |
キャンパスCampus | 市ヶ谷 |
教室名称Classroom name | |
配当年次Grade | |
単位数Credit(s) | 2 |
備考(履修条件等)Notes | |
他学部公開科目Open Program | |
他学部公開(履修条件等)Open Program (Notes) | |
グローバル・オープン科目Global Open Program | |
成績優秀者の他学部科目履修制度対象Interdepartmental class taking system for Academic Achievers | |
成績優秀者の他学部科目履修(履修条件等)Interdepartmental class taking system for Academic Achievers (Notes) | |
実務経験のある教員による授業科目Class taught by instructors with practical experience | |
SDGsCPSDGs CP | |
アーバンデザインCPUrban Design CP | |
ダイバーシティCPDiversity CP | |
未来教室CPLearning for the Future CP | |
カーボンニュートラルCPCarbon Neutral CP | |
千代田コンソ単位互換提供(他大学向け)Chiyoda Campus Consortium | |
カテゴリーCategory | |
他学科公開科目 | |
クラスGroup | |
昼夜表記Day or Night |
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Outline (in English)
There is a prevalent view in psychology about human emotion. One of the notion is that human emotion is obstacle to rational thinking and therefore has negative influence on cognitive processing. Although this view seems to be plausible and robust, many investigations have re-evaluated the nature and the function of emotion. It has been revealed that psychological systems are related to emotion and the emotion itself is the important basis of human development and cognition.
At the end of the course, participants are expected to understand and obtain basic knowledge about psychological view of and important function of emotion.
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の概要と目的(何を学ぶか)Outline and objectives
心理学において感情は人の理性や思考・認知プロセスにおいて邪魔な存在とされ、またそれゆえ研究対象からも除外されてきた。近年、感情についてのそうした見方が変わり、感情は人の様々な発達的局面における重要な基盤であること、また、認知的側面を支える機能を果たしていることが確認されている。本授業では、主要な感情研究と理論を踏まえながら、感情と心理的諸側面との関連性について学んでいく。具体的には、発達、認知、社会、臨床の各心理学領域における感情研究の基本理論や知見を概観しながら、心理学的観点から見た感情の役割や機能について理解を深める機会を提供する。
到達目標Goal
人間の「感情」がどのように発達し、機能しているのか、また「感情」が心理的・行動的側面にどのような影響を与えるか等、心理学における感情の捉え方を、思想的背景も含めながら理解すること。併せて、感情を扱う心理学的な実験手続き等の基礎的な知識を身につけること。
この授業を履修することで学部等のディプロマポリシーに示されたどの能力を習得することができるか(該当授業科目と学位授与方針に明示された学習成果との関連)Which item of the diploma policy will be obtained by taking this class?
ディプロマポリシーのうち、「DP1」に関連
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の進め方と方法Method(s)(学期の途中で変更になる場合には、別途提示します。 /If the Method(s) is changed, we will announce the details of any changes. )
全てオンライン授業(オンデマンド型の講義)とする。資料配布やファイルの共有は、基本的にGoogleドライブやGoogle Classroomを利用して進める。具体的な受講方法などについては、事前に学習支援システム(hoppii)で指示するので、受講予定者はhoppiiの「授業情報」や「お知らせ」で初日の授業前日までに確認すること。
感情および心理学領域での感情研究について具体的にイメージしやすくなるよう、単元によっては動画鑑賞や、簡単な実験、心理尺度の実施を行う。また、各回毎にリアクションペーパーを提出して貰い、次の授業内でそれへのフィードバックを行う。
アクティブラーニング(グループディスカッション、ディベート等)の実施Active learning in class (Group discussion, Debate.etc.)
なし / No
フィールドワーク(学外での実習等)の実施Fieldwork in class
なし / No
授業計画Schedule
秋学期
※各回の授業形態は予定です。教員の指示に従ってください。
第1回:ガイダンス
感情の定義、扱われる研究領域、授業の進め方の説明
第2回:感情研究の理論と研究(1)
感情研究の生理的・認知的理論と研究について
第3回:感情研究の理論と研究(2)
感情研究の進化適応的理論と研究について
第4回:感情の発達
感情のめばえと感情発達について
第5回:感情と非言語的行動
表情、音声、動作などの非言語的行動と感情認知の関連について
第6回:感情の操作と測定
感情の操作方法、および、測定方法の説明
第7回:対人魅力と恋愛
対人魅力の理論、および、アタッチメントと対人関係について
第8回:感情と社会的判断
感情と社会的判断の関連について
第9回:感情と自己
感情と自己認知の関連について
第10回:感情のコントロール
ストレス・コーピング、感情制御について学ぶ
第11回:うつの病理と治療
うつ状態とその治療方法について
第12回:不安の病理と治療
不安障害とその治療方法について
第13回:幸福論
幸福感を心理学的観点から考える
第14回:まとめ
感情心理学について再考する
授業時間外の学習(準備学習・復習・宿題等)Work to be done outside of class (preparation, etc.)
授業ごとに配布する文献・資料を熟読した上での授業参加を前提とする。その他、興味を持ったトピックについては、授業内で紹介する文献を含む関連図書・文献を読み、積極的に知識を深めていくこと。本授業の準備学習・復習時間は、各2時間を標準とする。
テキスト(教科書)Textbooks
テキストは使わず、毎回プリントおよび資料を配布する
参考書References
授業で配布するプリントを参照すること
成績評価の方法と基準Grading criteria
平常点60%+小レポート20%+期末レポート20%
学生の意見等からの気づきChanges following student comments
受講者が理解を深められるよう、講義を聞くだけでなく映像教材や簡単な実験、質問紙形式のワークシートを活用して授業を進める。受講者の授業へのコメントを受講者同士が共有することで、互いの意見や疑問を通して講義内容を多面的に理解し、「交流」することが可能となり好評だったため、オンデマンド型の授業形式ということで制約はあるが、活発な「意見交換」ができるようサポートしたい。
学生が準備すべき機器他Equipment student needs to prepare
本授業ではGoogleドライブ、Google Classroom、Googleフォーム等を利用するため、学習支援システム(hoppii)に登録するメールアドレスは、かならず大学から付与されたメールアドレスとすること(大学から付与されたメールアドレス以外のものを登録している場合にはGoogleドライブや Classroomを利用できないため、できるだけ早く変更を行うこと)。
授業資料等については、授業支援システム(hoppii)およびGoogleドライブにアップするので、指定されたサイトにアクセスして入手すること。配布資料は事前にプリントアウトすることが望ましい。
その他の重要事項Others
コロナウイルスの感染拡大を防ぐため、リモート(遠隔)によるオンライン授業(オンデマンド形式)がメインになります。授業内容、受講方法や変更等については、学習支援システムを通じて告知していきます。受講前に必ず確認するようにしてください。
受講方法については、必要に応じて個別にサポートしますので、受講方法に不安がある人は、Hoppiiにある本授業の「授業情報」に記載した連絡先にメッセージを入れてください。情報環境に不安がある場合にも同様に連絡をしてください。
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