文学部Faculty of Letters
PSY200BG(心理学 / Psychology 200)スポーツ心理学特講スポーツ心理学特講
荒井 弘和Hirokazu ARAI
授業コードなどClass code etc
学部・研究科Faculty/Graduate school | 文学部Faculty of Letters |
添付ファイル名Attached documents | |
年度Year | 2021 |
授業コードClass code | A3664 |
旧授業コードPrevious Class code | |
旧科目名Previous Class title | |
開講時期Term | 秋学期授業/Fall |
曜日・時限Day/Period | 月3/Mon.3 |
科目種別Class Type | |
キャンパスCampus | 市ヶ谷 |
教室名称Classroom name | |
配当年次Grade | |
単位数Credit(s) | 2 |
備考(履修条件等)Notes | |
他学部公開科目Open Program | |
他学部公開(履修条件等)Open Program (Notes) | |
グローバル・オープン科目Global Open Program | |
成績優秀者の他学部科目履修制度対象Interdepartmental class taking system for Academic Achievers | |
成績優秀者の他学部科目履修(履修条件等)Interdepartmental class taking system for Academic Achievers (Notes) | |
実務経験のある教員による授業科目Class taught by instructors with practical experience | |
SDGsCPSDGs CP | |
アーバンデザインCPUrban Design CP | |
ダイバーシティCPDiversity CP | |
未来教室CPLearning for the Future CP | |
カーボンニュートラルCPCarbon Neutral CP | |
千代田コンソ単位互換提供(他大学向け)Chiyoda Campus Consortium | |
カテゴリーCategory | |
他学科公開科目 | |
クラスGroup | |
昼夜表記Day or Night |
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Outline (in English)
To learn the basic theme of sports psychology (e.g. psychological approach to sports, exercise, and physical activity).
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の概要と目的(何を学ぶか)Outline and objectives
授業のテーマは、スポーツ心理学の基本的なテーマ(スポーツ・運動・身体活動への心理学的アプローチ)を学習することです。
到達目標Goal
運動やスポーツを含む身体活動は、私たちの「こころ」と深い関わりをもっています。スポーツ心理学の研究や知見を理解することによって、「こころの仕組み」に関する理解を深め、身体活動・運動・スポーツ場面において心理学的な支援を実践できるようになることを目標とします。また、スポーツを通じて現代社会のあり方を考え、スポーツを通じて広い視野を養い、良識ある市民となることを目指します。
なおこの授業は、文部科学省が育成を推進している「就業力」の構成要素である「情報収集・分析・発信力(主に、仮説構築力、信頼関係構築力、対象者確定力、情報伝達力)」と「状況判断・行動力(主に、環境変革力、共同行動力)」の育成に貢献することを目指します。
この授業を履修することで学部等のディプロマポリシーに示されたどの能力を習得することができるか(該当授業科目と学位授与方針に明示された学習成果との関連)Which item of the diploma policy will be obtained by taking this class?
ディプロマポリシーのうち、「DP1」「DP2」「DP4」「DP6」に関連
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の進め方と方法Method(s)(学期の途中で変更になる場合には、別途提示します。 /If the Method(s) is changed, we will announce the details of any changes. )
この授業では、運動学習や運動の習慣化に関連する理論モデルから、メンタルトレーニングやスポーツパーソンシップまで、幅広い内容を扱います。さらに、欧米で注目されている最新のトピックや、実際のスポーツ場面で生じた事例についても触れます。
以上のことによって、現代社会においてスポーツ心理学が果たす役割について具体的に考え、心理学的な支援を実践できるようになることを目指します。
授業は、講義形式が中心となります。ただし、一方向的な講義ではなく、講義の内容に基づいて、実習を採用したり、グループワークにおいて意見交換を行ったり、プレゼンテーションを行ったりしながら、課題の解決を考え、実践します。
なお、この授業は、スポーツに関心のない学生にも履修を勧めます。なぜなら、スポーツ心理学の知識・技法は、就職活動などにも適用できるためです。
授業中の課題に対するフィードバックは、次の回の授業の序盤に、受講生全体に対して行います。
アクティブラーニング(グループディスカッション、ディベート等)の実施Active learning in class (Group discussion, Debate.etc.)
あり / Yes
フィールドワーク(学外での実習等)の実施Fieldwork in class
なし / No
授業計画Schedule
秋学期
※各回の授業形態は予定です。教員の指示に従ってください。
第1回:スポーツ心理学とは何か?を学ぶ
スポーツ心理学の全体像を理解し、説明できるようになる。
第2回:競技スポーツの心理学を学ぶ 1)スポーツメンタルトレーニングを学ぶ(1)
メンタルトレーニングのスキルを理解し、実践し、活用できるようになる。
第3回:競技スポーツの心理学を学ぶ 1)スポーツメンタルトレーニングを学ぶ(2)
メンタルトレーニングのスキルを理解し、実践し、活用できるようになる。
第4回:競技スポーツの心理学を学ぶ 1)スポーツメンタルトレーニングを学ぶ(3)
メンタルトレーニングのスキルを理解し、実践し、活用できるようになる。
第5回:競技スポーツの心理学を学ぶ 2)チームビルディングを学ぶ(1)
チームビルディングの概要を理解する。
第6回:競技スポーツの心理学を学ぶ 2)チームビルディングを学ぶ(2)
ファシリテーションを用いたチームビルディングの方法を理解し、実践し、活用できるようになる。
第7回:競技スポーツの心理学を学ぶ 2)チームビルディングを学ぶ(3)
集団効力感の観点から、チームビルディングの方法を理解し、実践し、活用できるようになる。
第8回:競技スポーツの心理学を学ぶ 3)スポーツ選手の健康問題に対する心理学的アプローチを学ぶ(1)
スポーツ選手の健康問題を理解し、その問題に対する心理学的アプローチを提案できるようになる。
第9回:競技スポーツの心理学を学ぶ 3)スポーツ選手の健康問題に対する心理学的アプローチを学ぶ(2)
スポーツ選手の健康問題を理解し、その問題に対する心理学的アプローチを提案できるようになる。
第10回:健康スポーツの心理学を学ぶ 1)運動とメンタルヘルスとの関連を学ぶ
健康のために実施する運動の効果について説明できるようになる。
第11回:健康スポーツの心理学を学ぶ 2)運動を促進させるための働きかけを学ぶ
行動科学の方法論やマーケティング手法を用いて、自分や周りの人に対して、運動を促進するための働きかけができるようになる。
第12回:競技スポーツの心理学を学ぶ 4)アダプテッド・スポーツの心理を学ぶ
障がいのある人が行うスポーツ活動の特徴を理解し、心理学的な支援を実践できるようになる。
第13回:競技スポーツの心理学を学ぶ 5)スポーツパーソンシップを考える
スポーツパーソンシップについて学び、自分の考えとその根拠を明確にできるようになる。
第14回:スポーツの仕組みの心理学を学ぶ
スポーツの技術を身につけて、実践する際のメカニズムを学び、説明できるようになる。スポーツ場面で生じる現象のメカニズムを学び、説明できるようになる。
授業時間外の学習(準備学習・復習・宿題等)Work to be done outside of class (preparation, etc.)
講義内容を実践・活用できるようになることを目指して、毎回の授業中に提示されるレポート課題に取り組めるよう、情報を収集してから授業に参加してください。
本授業の準備学習・復習時間は、各2時間を標準とします。
テキスト(教科書)Textbooks
テキストは設定しません。必要に応じて、資料配付・文献紹介を行います。
参考書References
日本スポーツ心理学会(編)「スポーツメンタルトレーニング教本 三訂版」大修館書店
荒井弘和(編著)「アスリートのメンタルは強いのか?―スポーツ心理学の最先端から考える―」晶文社
成績評価の方法と基準Grading criteria
(1) 授業の到達目標と対応した期末レポートが60%、(2) 授業中に実施する課題、プレゼンテーション、グループワーク、意見交換への参加状況が40%です。欠席・遅刻をした場合は評価が低下します。
学生の意見等からの気づきChanges following student comments
「ワークも挟みながらの授業は楽しかったです」という意見がありました。引き続き、アクティブ・ラーニングを取り入れた授業を展開したいと考えています。
学生が準備すべき機器他Equipment student needs to prepare
ありません。
その他の重要事項Others
授業の概要を理解するために、また、授業の予定を立てるために、初回の授業には必ず出席してください。
アクティブ・ラーニングを行いますので、協力的な姿勢で授業に参加してください。