文学部Faculty of Letters
PSY200BG(心理学 / Psychology 200)認知心理学特講認知心理学特講
吉村 浩一Hirokazu YOSHIMURA
授業コードなどClass code etc
学部・研究科Faculty/Graduate school | 文学部Faculty of Letters |
添付ファイル名Attached documents | |
年度Year | 2021 |
授業コードClass code | A3663 |
旧授業コードPrevious Class code | |
旧科目名Previous Class title | |
開講時期Term | 秋学期授業/Fall |
曜日・時限Day/Period | 木2/Thu.2 |
科目種別Class Type | |
キャンパスCampus | 市ヶ谷 |
教室名称Classroom name | |
配当年次Grade | |
単位数Credit(s) | 2 |
備考(履修条件等)Notes | |
他学部公開科目Open Program | |
他学部公開(履修条件等)Open Program (Notes) | |
グローバル・オープン科目Global Open Program | |
成績優秀者の他学部科目履修制度対象Interdepartmental class taking system for Academic Achievers | |
成績優秀者の他学部科目履修(履修条件等)Interdepartmental class taking system for Academic Achievers (Notes) | |
実務経験のある教員による授業科目Class taught by instructors with practical experience | |
SDGsCPSDGs CP | |
アーバンデザインCPUrban Design CP | |
ダイバーシティCPDiversity CP | |
未来教室CPLearning for the Future CP | |
カーボンニュートラルCPCarbon Neutral CP | |
千代田コンソ単位互換提供(他大学向け)Chiyoda Campus Consortium | |
カテゴリーCategory | |
他学科公開科目 | |
クラスGroup | |
昼夜表記Day or Night |
すべて開くShow all
すべて閉じるHide All
Outline (in English)
This course deals with some topics in the field of perceptual psychology, and the aim of this course is to help students understand the importance of the function.
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の概要と目的(何を学ぶか)Outline and objectives
知覚心理学が扱っているいくつかのテーマを取り上げ、知覚という機能の重要性を理解することを目的とします。
到達目標Goal
「百聞は一見にしかず」という言葉に代表されるように、見ることほど確かなことはないようにいわれがちですが、事象を公正に判断し、適切に表現する能力や態度を養うには、見ることをはじめ知覚し認知する人の心のはたらきの中に個人の経験や推測に基づく主観的枠組みが機能していることを学ぶ必要があります。それによってこそ、客観的に物事を捉え、広い視野に立ち物事を公正に判断する力をつけることができるはずです。本授業では、認知心理学の中でも知覚機能に焦点を当て、大学生のみならず中高生にとっても興味関心の高いアニメーションの動き・色彩やアート、食べ物の食感などの知覚のありようを捉え、個々人の知覚を絶対視せず、公正に評価できる能力を育てる一助となることを目指します。
この授業を履修することで学部等のディプロマポリシーに示されたどの能力を習得することができるか(該当授業科目と学位授与方針に明示された学習成果との関連)Which item of the diploma policy will be obtained by taking this class?
ディプロマポリシーのうち、「DP1」に関連
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の進め方と方法Method(s)(学期の途中で変更になる場合には、別途提示します。 /If the Method(s) is changed, we will announce the details of any changes. )
授業は対面とオンデマンドの回を原則として交互に行う予定ですが、状況により変更する可能性がありますので、Hoppiiの「お知らせ」に注意しておいてください。
講義形式での授業ですが、知覚心理学における画像や運動現象を中心に扱うので、パワーポイントなどを活用し、授業で取り上げるさまざまな知覚現象をデモンストレーションしつつ進めます。
毎週の課題の提出およびフィードバックは、授業中ないしは授業支援システムを通して行います。
アクティブラーニング(グループディスカッション、ディベート等)の実施Active learning in class (Group discussion, Debate.etc.)
なし / No
フィールドワーク(学外での実習等)の実施Fieldwork in class
なし / No
授業計画Schedule
秋学期
※各回の授業形態は予定です。教員の指示に従ってください。
第1回:はじめに
講義全体の概要説明
第2回:視覚の神経メカニズム
講義全体を理解する基礎的知識としての知覚神経生理の解説
第3回:知覚の諸理論
知覚に関わる諸現象を理解する枠組みとして必要な主要な知覚理論の解説
第4回:左右の混同と鏡像反転問題
空間の左右性をめぐる諸問題の解説
第5回:運動知覚の不思議
動き始めるとそれまでとはまってく違って見える諸現象の紹介
第6回:アニメーションと運動知覚(1)
仮現運動とアニメーションの動きについて解説
第7回:アニメーションと運動知覚(2)
実写映画とアニメーションの動きの違い
第8回:アニメーションと運動知覚(3)
アニメーションの技法としての「オバケ」の解説
第9回:不可能図形への心理学からの取り組み
平面図形のもつ不思議さの解説
第10回:アート鑑賞
絵画の展示解説文から知覚と鑑賞との関係を捉える
第11回:色彩の心理学
色彩は知覚対象であるだけでなく、イメージなど印象形成にも大きく貢献する。色彩についての知覚的アプローチとイメージ研究とを比較しながら解説
第12回:食感の感性
「味覚」と考えられているもののかなりの部分は「食感」が担っている。食感についての心理学的研究を解説
第13回:言葉のもつ多感覚性
多感覚的情報をもつ語彙群というべき「オノマトペ」を認知心理学的に利用する研究の可能性を紹介
第14回:全体の総括
授業で取り上げてきた内容を振り返り、相互の関連性を中心とする全体の総括を行う
授業時間外の学習(準備学習・復習・宿題等)Work to be done outside of class (preparation, etc.)
1、2回ごとに1問、授業についての問いを掲げそれを学レポートのテーマとしますので、各回の授業終了後、記憶が鮮明な打ちに復習し、授業内容を補足する情報を収集し、自分の考えとしてまとめる作業を授業時間外に行ってください。本授業の準備学習・復習時間は、各2時間を標準とします。
テキスト(教科書)Textbooks
使いません
参考書References
吉村浩一『運動現象のタキソノミー:心理学は“動き”をどのように捉えてきたか』2016 ナカニシヤ出版
成績評価の方法と基準Grading criteria
平常点70%と期末テスト30%により評価します。
学生の意見等からの気づきChanges following student comments
解説内容が抽象的にならないよう、授業者自身が実際に行ってきた研究を使って解説を組み立てます。また、授業で使うパワーポイントの原稿は、授業の前の週にアップするようにします。
その他の重要事項Others
この授業は、例年は春学期開講ですが、本年度は秋学期開講となります。