文学部Faculty of Letters
PSY300BG(心理学 / Psychology 300)研究法Ⅱ(5)研究法Ⅱ(5)
田嶋 圭一Keiichi TAJIMA
授業コードなどClass code etc
学部・研究科Faculty/Graduate school | 文学部Faculty of Letters |
添付ファイル名Attached documents | |
年度Year | 2021 |
授業コードClass code | A3655 |
旧授業コードPrevious Class code | |
旧科目名Previous Class title | |
開講時期Term | 秋学期授業/Fall |
曜日・時限Day/Period | 火5/Tue.5 |
科目種別Class Type | |
キャンパスCampus | 市ヶ谷 |
教室名称Classroom name | |
配当年次Grade | |
単位数Credit(s) | 2 |
備考(履修条件等)Notes | |
他学部公開科目Open Program | |
他学部公開(履修条件等)Open Program (Notes) | |
グローバル・オープン科目Global Open Program | |
成績優秀者の他学部科目履修制度対象Interdepartmental class taking system for Academic Achievers | |
成績優秀者の他学部科目履修(履修条件等)Interdepartmental class taking system for Academic Achievers (Notes) | |
実務経験のある教員による授業科目Class taught by instructors with practical experience | |
SDGsCPSDGs CP | |
アーバンデザインCPUrban Design CP | |
ダイバーシティCPDiversity CP | |
未来教室CPLearning for the Future CP | |
カーボンニュートラルCPCarbon Neutral CP | |
千代田コンソ単位互換提供(他大学向け)Chiyoda Campus Consortium | |
カテゴリーCategory | |
他学科公開科目 | |
クラスGroup | |
昼夜表記Day or Night |
すべて開くShow all
すべて閉じるHide All
Outline (in English)
In this course, students will learn the skills necessary to conduct their own research project in psychology. Based on the knowledge that they have acquired so far, they will formulate their own research questions, conduct the research using appropriate methods, analyze the results, and present their achievements.
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の概要と目的(何を学ぶか)Outline and objectives
これまで学んできた心理学の知識を活かし,高水準の心理学研究を行うために必要なノウハウを習得し,みずから設定したテーマに沿って研究を行い,成果としてまとめていくことがテーマです。
到達目標Goal
1.心理学的に意義があり倫理的に適切な研究計画を立案できること。
2.自分が立案した研究計画に沿って研究を的確に遂行できること。
3.収集したデータを図表にまとめ,適切な統計的手法を用いて分析・解釈できること。
4.研究成果を口頭発表および論文として効果的に発信できること。4年生は卒業論文を,3年生はミニ卒論を完成させることを最終的な到達目標とします。
この授業を履修することで学部等のディプロマポリシーに示されたどの能力を習得することができるか(該当授業科目と学位授与方針に明示された学習成果との関連)Which item of the diploma policy will be obtained by taking this class?
ディプロマポリシーのうち、「DP1」「DP2」「DP3」「DP4」「DP5」に関連
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の進め方と方法Method(s)(学期の途中で変更になる場合には、別途提示します。 /If the Method(s) is changed, we will announce the details of any changes. )
毎回何等かの課題を課します。次回までに課題に取り組み,授業にて発表・ディスカッション・相互フィードバックを行います。毎回休まずに出席する心積もりでいてください。自分自身の研究にだけ取り組むのではなく,他者の取り組みにも関心を寄せ,建設的なコメントを積極的に行うスキルを磨くことも重視します。したがって,個人発表だけでなくグループディスカッションや掲示板を利用したピアレビュー活動など取り入れながら授業を進める予定です。
アクティブラーニング(グループディスカッション、ディベート等)の実施Active learning in class (Group discussion, Debate.etc.)
あり / Yes
フィールドワーク(学外での実習等)の実施Fieldwork in class
なし / No
授業計画Schedule
秋学期
※各回の授業形態は予定です。教員の指示に従ってください。
第1回:導入
シラバスの説明,研究計画の確認,発表順の決定
第2回:研究の準備
実験・調査の準備,倫理審査
第3回:研究の実施
研究の実施,進捗状況報告
第4回:研究の実施,論文執筆:目的,方法
研究の実施,研究目的から方法までの書き方
第5回:研究中間発表(1),研究の実施
【3年生】中間発表前半。【全員】ピアレビュー。
第6回:研究中間発表(2),データの整理・加工
【3年生】中間発表前半。【全員】ピアレビュー。
第7回:研究中間発表(3),記述統計量の計算
【4年生】中間発表前半。【全員】ピアレビュー。
第8回:研究中間発表(4),推測統計の実施
【4年生】中間発表前半。【全員】ピアレビュー。
第9回:結果の解釈,論文執筆:結果,考察
効果的な図表の作成,結果(事実)と考察(解釈)の書き方
第10回:論文執筆:導入から引用文献まで
問題と目的,引用文献などの書き方,論文全体の執筆・推敲
第11回:研究最終発表(1)
【3年生】成果発表。【4年生】論文仮提出。【全員】ピアレビュー。
第12回:研究最終発表(2)
【3年生】成果発表。【全員】ピアレビュー。
第13回:研究最終発表(3)
【4年生】成果発表。【3年生】ミニ論文提出。【全員】ピアレビュー。
第14回:研究最終発表(4),総括
【4年生】成果発表。【全員】ピアレビュー。授業のまとめ。
授業時間外の学習(準備学習・復習・宿題等)Work to be done outside of class (preparation, etc.)
研究の流れ(テーマの設定,論文の講読,問題提起,実験・調査の計画・実施,データの分析,発表)に沿って,ほぼ毎回何らかの達成目標を設定し,次の回までに研究を進展させます。進捗状況を報告するための資料を必要に応じて事前に準備し,授業にて適宜配布・説明してください。
テキスト(教科書)Textbooks
テキストはありません。参考書などは適宜授業で紹介します。
参考書References
南風原朝和・市川伸一・下山晴彦(編)(2001).心理学研究法入門 ―調査・実験から実践まで― 東京大学出版会.
高野陽太郎・岡 隆(編)(2004).心理学研究法 ―心を見つめる科学のまなざし― 有斐閣アルマ.
松井豊(2006).心理学論文の書き方―卒業論文や修士論文を書くために― 河出書房新社.
成績評価の方法と基準Grading criteria
平常点30%,ピアレビュー20%,発表50%の割合で評価する予定です。原則として,正当な理由なく4回を超えて授業を欠席した場合や発表を怠った場合は単位が授与されないものとします。欠席する場合は必ず事前に理由を添えて教員に連絡してください。
学生の意見等からの気づきChanges following student comments
2020年度は授業改善アンケートが実施されませんでしたので,2019年度のアンケート結果に基づいた気づきを以下に記します。
全員が「積極的な工夫がされていた」「履修してよかった」に対して,89%の人が「理解できた」に対して「4」または「5」と回答してくれました。授業外学習時間については89%の人が「週3時間以上」という結果でした。秋学期は春より忙しかったですが,しっかりやる時と少し緩めにやる時とメリハリをつけて授業を展開したこと,こまめに課題の連絡などを行ったこと,ピアレビューを通してお互いに論文に対してコメントし合えたこと,論文執筆を数回に分けて行ったことなどが好評だったようです。一方で,グループディスカッションの時にどうしても4年生が中心となって話してしまい3年生がディスカッションに入りにくいこと,発表準備と別の課題(ピアレビューなど)が同時期にあって負担が大きいことなどは改善の余地があるかも知れません。
その他の重要事項Others
この科目は3年次生と4年次生の合同授業となります。重複履修を原則としていますので,3年次と4年次には同じ教員の研究法Ⅰ・Ⅱを受講してください。
なお,授業計画や運営方針の説明などをしますので,受講者は初回授業に必ず出席してください。