文学部Faculty of Letters
PSY300BG(心理学 / Psychology 300)研究法Ⅰ(5)研究法Ⅰ(5)
田嶋 圭一Keiichi TAJIMA
授業コードなどClass code etc
学部・研究科Faculty/Graduate school | 文学部Faculty of Letters |
添付ファイル名Attached documents | |
年度Year | 2021 |
授業コードClass code | A3647 |
旧授業コードPrevious Class code | |
旧科目名Previous Class title | |
開講時期Term | 春学期授業/Spring |
曜日・時限Day/Period | 火5/Tue.5 |
科目種別Class Type | |
キャンパスCampus | 市ヶ谷 |
教室名称Classroom name | |
配当年次Grade | |
単位数Credit(s) | 2 |
備考(履修条件等)Notes | |
他学部公開科目Open Program | |
他学部公開(履修条件等)Open Program (Notes) | |
グローバル・オープン科目Global Open Program | |
成績優秀者の他学部科目履修制度対象Interdepartmental class taking system for Academic Achievers | |
成績優秀者の他学部科目履修(履修条件等)Interdepartmental class taking system for Academic Achievers (Notes) | |
実務経験のある教員による授業科目Class taught by instructors with practical experience | |
SDGsCPSDGs CP | |
アーバンデザインCPUrban Design CP | |
ダイバーシティCPDiversity CP | |
未来教室CPLearning for the Future CP | |
カーボンニュートラルCPCarbon Neutral CP | |
千代田コンソ単位互換提供(他大学向け)Chiyoda Campus Consortium | |
カテゴリーCategory | |
他学科公開科目 | |
クラスGroup | |
昼夜表記Day or Night |
すべて開くShow all
すべて閉じるHide All
Outline (in English)
In this course, students will learn the skills necessary to conduct their own research project in psychology. Based on the knowledge that they have acquired so far, they will formulate their own research questions, conduct the research using appropriate methods, analyze the results, and present their achievements.
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の概要と目的(何を学ぶか)Outline and objectives
これまで学んできた心理学の知識を活かし,高水準の心理学研究を行うために必要なノウハウを習得し,みずから設定したテーマに沿って研究を行い,成果としてまとめ発信していくことを目指します。
到達目標Goal
1.論文検索を適切に行うことができ,論文の内容を正確に読解し,批判的に読めるようになること。
2.1の活動を踏まえて先行研究のレビューができ,心理学的研究に値する独自の問題点が提示できること。
3.(3年生)種論を基本とした「追試+α」の研究計画を立案できるようになること。(4年生)複数の先行研究を基に独自の問題意識に基づく研究計画を立案できるようになること。
4.研究計画を基に研究の実施に向けて素材・装置・倫理審査書類等が適切に準備できること。
5.自分の研究成果を効果的に発表できること。
この授業を履修することで学部等のディプロマポリシーに示されたどの能力を習得することができるか(該当授業科目と学位授与方針に明示された学習成果との関連)Which item of the diploma policy will be obtained by taking this class?
ディプロマポリシーのうち、「DP1」「DP2」「DP3」「DP4」「DP5」に関連
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の進め方と方法Method(s)(学期の途中で変更になる場合には、別途提示します。 /If the Method(s) is changed, we will announce the details of any changes. )
毎回何等かの課題を課します。次回までに課題に取り組み,授業にて発表・ディスカッション・相互フィードバックを行います。毎回休まずに出席する心積もりでいてください。自分自身の研究にだけ取り組むのではなく,他者の取り組みにも関心を寄せ,建設的なコメントを積極的に行うスキルを磨くことも重視します。したがって,個人発表だけでなくグループディスカッションや掲示板を利用したピアレビュー活動など取り入れながら授業を進める予定です。
アクティブラーニング(グループディスカッション、ディベート等)の実施Active learning in class (Group discussion, Debate.etc.)
あり / Yes
フィールドワーク(学外での実習等)の実施Fieldwork in class
なし / No
授業計画Schedule
春学期
※各回の授業形態は予定です。教員の指示に従ってください。
第1回:導入
シラバスの説明,達成目標の設定
第2回:文献レビュー(1)
【4年生】卒論を見据えたテーマ設定と文献講読1・発表。【3年生】関心のあるテーマの選定と文献講読1,4年生へのコメント。
第3回:文献レビュー(2)
【4年生】文献講読2,3年生へのコメント。【3年生】文献講読2・発表。
第4回:文献レビューと研究計画の立案(1)
【4年生】文献講読3,問題点の精査,発表。【3年生】文献講読3,問題点の精査,4年生へのコメント。
第5回:文献レビューと研究計画の立案(2)
【4年生】文献講読4,問題点の精査,3年生へのコメント。【3年生】文献講読4,問題点の精査,発表。
第6回:研究計画発表(1)
【全員】研究計画書の作成。【4年生】発表。
第7回:研究計画発表(2)
【全員】研究計画書の作成。【3年生】発表。
第8回:研究計画の具体化
変数の整理,刺激・材料等の準備
第9回:問題の設定,研究倫理
問題意識と研究目的の設定,研究倫理について
第10回:4年次春成果発表(1)
【4年生】成果発表。【3年生】成果発表準備,4年生へのコメント。
第11回:4年次春成果発表(2)
【4年生】成果発表。【3年生】成果発表準備,4年生へのコメント。
第12回:3年次春成果発表(1)
【4年生】倫理審査書類提出,3年生へのコメント。【3年生】成果発表。
第13回:3年次春成果発表(2)
【4年生】倫理審査書類提出,3年生へのコメント。【3年生】成果発表。
第14回:まとめと展望
春学期の総括,秋学期に向けての準備
授業時間外の学習(準備学習・復習・宿題等)Work to be done outside of class (preparation, etc.)
研究の流れ(テーマの設定,論文の講読,問題提起,実験・調査の計画など)に沿って,ほぼ毎回何らかの達成目標を設定し,次の回までに研究を進展させます。進捗状況を報告するための資料を事前に準備し,授業にて適宜配布してください。ゼミ活動は授業時間だけでは時間が足りません。詳しいアドバイスなどが必要な場合はアポを取るかオフィスアワー(火曜4限)を活用してください。学生間のコミュニケーションや共同学習を促すため,ピアレビュー(仲間同士が相互に建設的・批判的なコメントを出し合う活動)を取り入れます。また,研究の「お作法」を解説した文献を必要に応じて読んでもらいます。本授業の準備学習・復習時間は、各2時間を標準とします。
テキスト(教科書)Textbooks
テキストはありません。参考書などは適宜授業で紹介します。
参考書References
南風原朝和・市川伸一・下山晴彦(編)(2001).心理学研究法入門 ―調査・実験から実践まで― 東京大学出版会.
高野陽太郎・岡 隆(編)(2004).心理学研究法 ―心を見つめる科学のまなざし― 有斐閣アルマ.
松井豊(2006).心理学論文の書き方―卒業論文や修士論文を書くために― 河出書房新社.
成績評価の方法と基準Grading criteria
平常点30%,文献レビュー20%,発表50%の割合で評価する予定。原則として,正当な理由なく4回を超えて授業を欠席した場合や発表を怠った場合は単位が授与されないものとします。欠席する場合は必ず事前に理由を添えて教員に連絡してください。
学生の意見等からの気づきChanges following student comments
2020年度は授業改善アンケートが実施されませんでしたので,2019年度のアンケート結果に基づいた気づきを以下に記します。
回答者11名全員が「履修してよかった」「理解できた」「工夫されていた」という問に「4」または「5」と回答してくれました。また,授業外学習時間は8割以上の人が「週3時間以上」と回答しており,皆さんがとても熱心に授業に取り組んでいることがうかがえます。「課題の指示が的確で分かりやすいと思った」と評価していただきました。グループディスカッションがあること,また発表者がローテーションで複数のグループを回れることが好評でした。自分の研究について色々な意見がもらえるだけでなく,自分にとってなじみのない研究テーマについて興味を持つことができた,というコメントをいただきました。素晴らしいです。自分のことだけでなく周囲の人にも関心を寄せることは,結果的に自分自身をさらに伸ばすことにつながりますね。一方,「ディスカッションは上の学年しか基本的に話していない(話せない)ので三年生も話すような動機づけが必要かなと思いました」という意見がありました。学年や経験値にとらわれずに自由に発言できるような場になるように私も努めますので,皆さんも協力してもらえたらと思います。
その他の重要事項Others
この科目は3年次生と4年次生の合同授業となります。重複履修を原則としていますので,3年次と4年次には同じ教員の研究法Ⅰ・Ⅱを受講してください。
なお,授業計画や運営方針の説明などをしますので,受講者は初回授業に必ず出席してください。