文学部Faculty of Letters
HIS300BE(史学 / History 300)日本近代史演習日本近代史演習
長井 純市Junichi NAGAI
授業コードなどClass code etc
学部・研究科Faculty/Graduate school | 文学部Faculty of Letters |
添付ファイル名Attached documents | |
年度Year | 2021 |
授業コードClass code | A3203 |
旧授業コードPrevious Class code | |
旧科目名Previous Class title | |
開講時期Term | 年間授業/Yearly |
曜日・時限Day/Period | 月5/Mon.5 |
科目種別Class Type | |
キャンパスCampus | 市ヶ谷 |
教室名称Classroom name | |
配当年次Grade | |
単位数Credit(s) | 4 |
備考(履修条件等)Notes | |
他学部公開科目Open Program | |
他学部公開(履修条件等)Open Program (Notes) | |
グローバル・オープン科目Global Open Program | |
成績優秀者の他学部科目履修制度対象Interdepartmental class taking system for Academic Achievers | |
成績優秀者の他学部科目履修(履修条件等)Interdepartmental class taking system for Academic Achievers (Notes) | |
実務経験のある教員による授業科目Class taught by instructors with practical experience | |
SDGsCPSDGs CP | |
アーバンデザインCPUrban Design CP | |
ダイバーシティCPDiversity CP | |
未来教室CPLearning for the Future CP | |
カーボンニュートラルCPCarbon Neutral CP | |
千代田コンソ単位互換提供(他大学向け)Chiyoda Campus Consortium | |
カテゴリーCategory | |
他学科公開科目 | |
クラスGroup | |
昼夜表記Day or Night |
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Outline (in English)
This course has three main points. The first point is to study cursive style of Chinese characters through reading copies of the diary written by Kotora Tanahashi, one of the notable activists of the labor movements in the prewar period. The second one is to get an academic writing skill through reading several articles on the Japanese modern history of the Journal of the Hosei Historical Society (HOSEI SHIGAKU) in 1998-2020. The third is to have a presentation on the above diary or articles by group of two or three and get an academic skill for a presentation.
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の概要と目的(何を学ぶか)Outline and objectives
・授業の概要:史料に基づく日本近代史像の再構成作業を学ぶ。
・目的:日本近代史に関する知識を増やしたり、理解を深めたりする論文を読むと共に、一次史料(プライマリー・ソース)を正確に理解するトレーニングを行い、卒業論文作成のスキルを学ぶ。
到達目標Goal
到達目標:(1)日本近代史に関わる史料の読解能力を養成すること。(2)史料に基づいて関連文献を調査し、得られた情報を取捨選択した上で配布資料を作成し、プレゼンテーション(発表)を行うスキルを身につけること。(3)日本近代史研究に関わる文献を論評する作法および自ら論文を作成するスキルを身につけること。(4)プレゼンテーションをふまえての質疑応答やディスカッションの作法を身につけること。
この授業を履修することで学部等のディプロマポリシーに示されたどの能力を習得することができるか(該当授業科目と学位授与方針に明示された学習成果との関連)Which item of the diploma policy will be obtained by taking this class?
ディプロマポリシーのうち、「DP2」「DP3」に関連
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の進め方と方法Method(s)(学期の途中で変更になる場合には、別途提示します。 /If the Method(s) is changed, we will announce the details of any changes. )
・授業の進め方:グループ発表形式。班編成及び各班担当の日程・史料・論文については、担当教員が行い、学習支援システムの「お知らせ」サイトで通知する。
・方法:あらかじめ担当教員が受講生全員に配布する史料コピー、課題論文目録・データ(PDF版)、発表・配布プリント・フォーマット(原則として、すべて学習支援システムの「授業内掲示板」サイトに添付ファイルでアップロードするので、受講生各自、ダウンロードすること)に基づいて、授業前半において発表班が発表を行い、後半には担当教員および受講生全員による講評と質疑応答を行う。教室での対面授業を行うが、新型コロナウィルス感染防止策としてZOOMを利用して教室での対面授業を同時配信する方式を併用することもある。リアクションペーパーにおける受講生の疑問や質問、コメントなどには、次回の授業冒頭あるいは学習支援システムにおいて対応する。
アクティブラーニング(グループディスカッション、ディベート等)の実施Active learning in class (Group discussion, Debate.etc.)
あり / Yes
フィールドワーク(学外での実習等)の実施Fieldwork in class
あり / Yes
授業計画Schedule
通年
※各回の授業形態は予定です。教員の指示に従ってください。
第1回:イントロダクション
授業全体の概要説明
第2回:ガイダンス(1)
発表の作法と配布資料(レジュメ)作成のルール
第3回:ガイダンス(2)
古文書読解の作法
第4回:発表(1)
学術雑誌掲載論文の論評(1)
第5回:発表(2)
学術雑誌掲載論文の論評(2)
第6回:発表(3)
学術雑誌掲載論文の論評(3)
第7回:発表(4)
学術雑誌掲載論文の論評(4)
第8回:発表(5)
学術雑誌掲載論文の論評(5)
第9回:発表(6)
学術雑誌掲載論文の論評(6)
第10回:発表(7)
学術雑誌掲載論文の論評(7)
第11回:発表(8)
学術雑誌掲載論文の論評(8)
第12回:発表(9)
学術雑誌掲載論文の論評(9)
第13回:発表(10)
学術雑誌掲載論文の論評(10)
第14回:発表(11)
学術雑誌掲載論文の論評(11)
秋学期
第15回:発表(12)
学術雑誌掲載論文の論評(12)
第16回:発表(13)
「棚橋小虎日記」解説(1)
第17回:発表(14)
「棚橋小虎日記」解説(2)
第18回:発表(15)
「棚橋小虎日記」解説(3)
第19回:発表(16)
「棚橋小虎日記」解説(4)
第20回:発表(17)
「棚橋小虎日記」解説(5)
第21回:発表(18)
「棚橋小虎日記」解説(6)
第22回:発表(19)
「棚橋小虎日記」解説(7)
第23回:発表(20)
「棚橋小虎日記」解説(8)
第24回:発表(21)
「棚橋小虎日記」解説(9)
第25回:発表(22)
「棚橋小虎日記」解説(10)
第26回:発表(23)
「棚橋小虎日記」解説(11)
第27回:発表(24)
「棚橋小虎日記」解説(12)
第28回:まとめ
授業全体の総括と質疑応答
授業時間外の学習(準備学習・復習・宿題等)Work to be done outside of class (preparation, etc.)
・準備学習:発表班は、発表前にメンバーの役割分担や配布資料のとりまとめなどについて協議し、効率的な作業を行うこと。発表班以外の受講生は、授業前に課題史料や課題論文を読んでおき質問事項を考えておくこと。
・復習:発表班は、発表に対する質疑応答の中で提示された問題点を解消する作業を行い、学習の深化をはかること。発表班以外の受講生は、発表内容に関する参考文献を読むこと。そして、受講生全員、学習支援システムの「授業内掲示板」サイトに毎回授業後に掲示される授業の要点や発表に対する担当教員のコメントを読むこと。疑問や質問があれば、学習支援システムの「一般ディスカッション」サイトに書き込みを行い、担当教員や受講生と質疑応答を行うこと。
・本授業の準備・復習時間は、各2時間を標準とする。
テキスト(教科書)Textbooks
・テキストとなる「棚橋小虎日記」については、その史料コピー(PDF版)と釈文プリント(ワード版)を学習支援システムの「授業内掲示板」サイトに添付ファイル形式でアップロードする。受講生各自、ダウンロードすること。同日記は、法政大学大原社会問題研究所が所蔵する、戦前・戦後の労働運動家のものであり、その中の大正時代の部分をテキストとして使用する。
・もう一つのテキストとなる学術論文については、雑誌『法政史学』(法政大学史学会編・刊)に掲載された日本近代史研究に関わる論文のリストを配布する。その中の一部の論文は本学図書館の学術リポジトリにおいて公開されており、受講生各自、ダウンロードすること。非公開の論文については、PDF版を上記「授業内掲示板」サイトに添付ファイルでアップロードするので、こちらも受講生各自、ダウンロードすること。
参考書References
・『日本近代の歴史』(吉川弘文館)全6巻。
・アジア歴史資料センター、国立国会図書館電子展示会、独立行政法人国立公文書館などのウェブサイトに公開されているコラム。
・その他、授業中に指示する。
成績評価の方法と基準Grading criteria
平常点100%として成績評価を行う。なお、特別の事情がなく、授業への参加度が不良と判断された場合には、不合格の評価とする。
学生の意見等からの気づきChanges following student comments
発表前、草書体の史料の読解に困難を感じたり、発表項目の選定に迷う受講生がいることから、事前相談(メール、あるいはZOOM)を行っている。
学生が準備すべき機器他Equipment student needs to prepare
・学習支援システムを利用することのできるIT機器。
・ZOOM授業を受講することのできるIT機器。
その他の重要事項Others
・発表班は、発表日の前週末までに、配布レジュメを添付ファイル形式で学習支援システムの「一般ディスカッション」サイトにアップロードし、受講生が各自ダウンロードできるようにしておくこと。
・欠席が目立つ場合には、欠席事情の報告を求めると共に、学習不足を補うリポートを課す。
・やむを得ない事情により欠席する場合(介護体験実習、教育実習など)には、その事情を証明する文書を提出すること。
・授業に関する連絡は学習支援システムの「お知らせ」サイトや「授業内掲示板」サイトで通知する。これらを頻繁に閲覧し、見落とさないように努めること。
・担当教員への直接連絡にはメールを利用すること。そのメールアドレスは、学習支援システムに掲示する。