文学部Faculty of Letters
HIS100BE(史学 / History 100)東洋史概説Ⅰ東洋史概説Ⅰ
塩沢 裕仁Hirohito SHIOZAWA
授業コードなどClass code etc
学部・研究科Faculty/Graduate school | 文学部Faculty of Letters |
添付ファイル名Attached documents | |
年度Year | 2021 |
授業コードClass code | A3105 |
旧授業コードPrevious Class code | |
旧科目名Previous Class title | |
開講時期Term | 春学期授業/Spring |
曜日・時限Day/Period | 金3/Fri.3 |
科目種別Class Type | |
キャンパスCampus | 市ヶ谷 |
教室名称Classroom name | |
配当年次Grade | |
単位数Credit(s) | 2 |
備考(履修条件等)Notes | |
他学部公開科目Open Program | |
他学部公開(履修条件等)Open Program (Notes) | |
グローバル・オープン科目Global Open Program | |
成績優秀者の他学部科目履修制度対象Interdepartmental class taking system for Academic Achievers | |
成績優秀者の他学部科目履修(履修条件等)Interdepartmental class taking system for Academic Achievers (Notes) | |
実務経験のある教員による授業科目Class taught by instructors with practical experience | |
SDGsCPSDGs CP | |
アーバンデザインCPUrban Design CP | |
ダイバーシティCPDiversity CP | |
未来教室CPLearning for the Future CP | |
カーボンニュートラルCPCarbon Neutral CP | |
千代田コンソ単位互換提供(他大学向け)Chiyoda Campus Consortium | |
カテゴリーCategory | |
他学科公開科目 | |
クラスGroup | |
昼夜表記Day or Night |
すべて開くShow all
すべて閉じるHide All
Outline (in English)
On studying Chinese History and Customs change with the times from the beginning of civilization to the collapse of West Han-Dynasty, we will be able to understand importance of study on Oriental History.
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の概要と目的(何を学ぶか)Outline and objectives
現在の東アジア地域は経済や文化など多方面で飛躍的な発展を遂げ、今後世界の中で非常に重要な存在となっていくのは確実です。それ故に、アジアを如何に認識するかは我々にとって重要かつ急務な問題といえますが、実際のところアジアという地域の歴史、地理、民族などに対する知識が十分であるとはいえません。
当授業では東アジアにおける文明の発生から前漢の崩壊までの王朝の歴史や地域空間の変化を講じます。初めて東洋史を学ぶ学生にも、東洋史を学ぶことの意義を理解してもらいたいと思います。
到達目標Goal
文献史料や近年増大する考古学の成果などを踏まえ,時間的・空間的に地域相をとらえながら,東アジア世界に対する研究の現状と問題点への理解を深めることができます。また、東アジアという地域に対して,これまでとは違ったものの見方,考え方,接し方,ひいては新たな歴史認識ができるようになります。
この授業を履修することで学部等のディプロマポリシーに示されたどの能力を習得することができるか(該当授業科目と学位授与方針に明示された学習成果との関連)Which item of the diploma policy will be obtained by taking this class?
ディプロマポリシーのうち、「DP1」に関連
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の進め方と方法Method(s)(学期の途中で変更になる場合には、別途提示します。 /If the Method(s) is changed, we will announce the details of any changes. )
遺蹟の残存・保護状況ならびに研究調査の状況、様々な文物に対する見方などを交えながら、東アジアで今後問題となりうる民族と地域を基軸と“覚える歴史”ではなく“考える歴史”を講じていきたいと考えています。
課題等の提出・フィードバックは「学習支援システム」を通じて行う予定です。
アクティブラーニング(グループディスカッション、ディベート等)の実施Active learning in class (Group discussion, Debate.etc.)
なし / No
フィールドワーク(学外での実習等)の実施Fieldwork in class
なし / No
授業計画Schedule
春学期
※各回の授業形態は予定です。教員の指示に従ってください。
第1回:東洋史の意義
現在の東アジア状況
第2回:東アジアの空間構成
東アジアの地域区分
第3回:文明とは
一元論と多元論
第4回:新石器時代の意義
新石器の集落展開
第5回:草創期の国家とは
王朝の誕生
第6回:邑制国家論
殷王朝の意義
第7回:封建国家とは
周と封建制度
第8回:地域観の成立
春秋時代の諸問題
第9回:分裂期の意義
戦国時代の諸問題
第10回:領域国家とは
都市国家と秦統一前史
第11回:統一国家とは
秦の統一と諸改革
第12回:漢帝国成立の意義
漢の登場とその性格
第13回:漢帝国拡大の影響
漢帝国の拡大と変容
第14回:秦漢代の社会
秦漢代の社会と民衆
授業時間外の学習(準備学習・復習・宿題等)Work to be done outside of class (preparation, etc.)
東洋史を勉強するのがはじめてという学生が大多数です。それゆえに、歴史事項だけでなく地理情報も講義を理解する上で不可欠な内容となります。あらかじめキーワードを授業内で示しますので、参考書等で確認しておくようにしてください。事前に示したキーワードの理解ができていることを前提に講義をします。本授業の準備学習・復習時間は、各2時間を標準とします。
テキスト(教科書)Textbooks
特定の教科書は使用しません。適宜教材としてプリントを配布します。
参考書References
参考文献については逐次紹介しますが、基本的なものとして『中国の歴史 上(古代-中世)・下(近代-近現代)』(愛宕元・冨谷至、昭和堂、2009年改訂版)、『東アジア史入門』(布目潮渢・山田信夫著、法律文化社、1995年版)、『ビジュアル版世界の歴史5、中国文明の成立』(松丸道雄・永田英正、講談社、1985年)『ビジュアル版世界の歴史8、東アジアの世界帝国』(尾形勇、講談社、1985年)などに目を通しておいてもらいたいと思います。
成績評価の方法と基準Grading criteria
期末試験100%。
あらかじめ授業内で課題を提示しますので、自らの考えを示せるよう、平素より講義内容を整理しておくようにしてください。
学生の意見等からの気づきChanges following student comments
継続的な学習が原則ですので、欠席した場合には当該授業の内容について友人などを通じて情報を得て整理しておくようにしてください。整理の中で生じた質問には応じます。
その他の重要事項Others
質問は当該授業の内容にかぎって授業終了後に受け付けます。