文学部Faculty of Letters
LIT300BD(文学 / Literature 300)英米文学演習(6)B英米文学演習(6)B
丹治 愛Ai TANJI
授業コードなどClass code etc
学部・研究科Faculty/Graduate school | 文学部Faculty of Letters |
添付ファイル名Attached documents | |
年度Year | 2021 |
授業コードClass code | A2954 |
旧授業コードPrevious Class code | |
旧科目名Previous Class title | |
開講時期Term | 秋学期授業/Fall |
曜日・時限Day/Period | 火3/Tue.3 |
科目種別Class Type | |
キャンパスCampus | 市ヶ谷 |
教室名称Classroom name | |
配当年次Grade | |
単位数Credit(s) | 2 |
備考(履修条件等)Notes | |
他学部公開科目Open Program | |
他学部公開(履修条件等)Open Program (Notes) | |
グローバル・オープン科目Global Open Program | |
成績優秀者の他学部科目履修制度対象Interdepartmental class taking system for Academic Achievers | |
成績優秀者の他学部科目履修(履修条件等)Interdepartmental class taking system for Academic Achievers (Notes) | |
実務経験のある教員による授業科目Class taught by instructors with practical experience | |
SDGsCPSDGs CP | |
アーバンデザインCPUrban Design CP | |
ダイバーシティCPDiversity CP | |
未来教室CPLearning for the Future CP | |
カーボンニュートラルCPCarbon Neutral CP | |
千代田コンソ単位互換提供(他大学向け)Chiyoda Campus Consortium | |
カテゴリーCategory | |
他学科公開科目 | |
クラスGroup | |
昼夜表記Day or Night |
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Outline (in English)
Literary criticism is primarily an act of interpreting literary works (literary texts). Interpretation is an act of fixing a specific context for reading a text and defining the meaning of the text. After learning the elements for making a literary interpretation, students concretely analyze a text (a movie based on a British novel) in relation to some cultural and social context. In that process, students learn the basic concepts and keywords necessary to analyze a film. Then students learn practical methods for adaptation studies to interpret a movie through comparing it with the original work. Finally, students discuss one another's interpretations of the film treated in class.
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の概要と目的(何を学ぶか)Outline and objectives
文学批評とは、第一義的に、文学作品(文学テクスト)を解釈する行為である。解釈とはテクストを読むための特定のコンテクストを定めて、テクストの意味を確定していく行為である。文学解釈が成立するための要素を学習したのち、具体的にテクスト(イギリス小説を原作とした映画)を、文化的社会的コンテクストに関連づけながら分析していく。そのプロセスで、映画を分析するために必要な基本的な概念群・キーワード群のうち、映像分析に関わるものを学習する。そして原作との比較をとおして映画を解釈するアダプテーション研究の方法を実践的に学習する。最終的に、教材となった映画作品についての個々の学生の解釈を確認する。
到達目標Goal
この授業は文学作品を解釈するための具体的な方法を学習することを目的とする。文学批評とはどのような行為なのかを学習したうえで、ひとつの映画作品を選び、それを対象として具体的に精読を進めていく。その精読のプロセスをとおして、英語の読解・聴解力、批判的読解をとおして論理的にものを考える力、作品の文化的社会的背景をリサーチする能力、プレゼンテーションとディスカッションとライティングの能力の養成をめざす。
この授業を履修することで学部等のディプロマポリシーに示されたどの能力を習得することができるか(該当授業科目と学位授与方針に明示された学習成果との関連)Which item of the diploma policy will be obtained by taking this class?
ディプロマポリシーのうち、「DP1」「DP2」「DP5」に関連
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の進め方と方法Method(s)(学期の途中で変更になる場合には、別途提示します。 /If the Method(s) is changed, we will announce the details of any changes. )
・原則、対面授業であるが、コロナの感染状況と授業内容に配慮しながら、適宜、対面授業と遠隔授業を併用する。第1回目は対面授業で行う予定。
・演習なので、原則、学生のプレゼンテーションとディスカッションとで進める。
・予習は必須。欠席の場合も、かならず毎週の課題を提出すること。良いコメントは授業内で紹介し、さらなる議論に活かす。
・提出されたレポートについてはルーブリックで講評する(希望者にたいして)。
アクティブラーニング(グループディスカッション、ディベート等)の実施Active learning in class (Group discussion, Debate.etc.)
あり / Yes
フィールドワーク(学外での実習等)の実施Fieldwork in class
なし / No
授業計画Schedule
秋学期
※各回の授業形態は予定です。教員の指示に従ってください。
第1回:映画批評とは何か――映画の要素
映画批評とは何かを議論する。
第2回:作品の分析(1)
第一部の重要箇所のリストアップとそれについてのプレゼンテーションとディスカッション
第3回:作品の分析(2)
第二部の重要箇所のリストアップとそれについてのプレゼンテーションとディスカッション
第4回:作品の分析(3)
第三部の重要箇所のリストアップとそれについてのプレゼンテーションとディスカッション
第5回:作品の分析(4)
第四部の重要箇所のリストアップとそれについてのプレゼンテーションとディスカッション
第6回:作品の分析(5)
第五部の重要箇所のリストアップとそれについてのプレゼンテーションとディスカッション
第7回:作品の分析(6)
第六部の重要箇所のリストアップとそれについてのプレゼンテーションとディスカッション
第8回:作品の分析(7)
第七部の重要箇所のリストアップとそれについてのプレゼンテーションとディスカッション
第9回:作品の分析(総括)
これまでのまとめ。教員への質問と学生どうしのディスカッション
第10回:映画の鑑賞
映画を見て、原作との異同などをディスカッション
第11回:批評作品の読解(1)
英語で書かれた批評論文を読解する
第12回:批評作品の読解(2)
英語で書かれたもうひとつの批評論文を読解する
第13回:批評作品の読解(3)
英語で書かれたさらにもうひとつの批評論文を読解する
第14回:レポートの主題の発表
学生がそれぞれレポート主題と要旨を発表する
授業時間外の学習(準備学習・復習・宿題等)Work to be done outside of class (preparation, etc.)
事前にテクストを読み、自分の意見をまとめる。 本授業の準備学習・復習時間は、各2時間を標準とします。
テキスト(教科書)Textbooks
Jane Austen, Pride and Prejudice (Penguin Classics)
Pride and Prejudice (2005 film)
参考書References
『高慢と偏見』(ちくま文庫)
丹治愛・山田広昭編『文学批評への招待』(放送大学教育振興会)
Abrams & Harpham, A Glossary of Literary Terms
『Film Analysis 映画分析入門』
成績評価の方法と基準Grading criteria
1.文学批評のプロセスを理解している。
2.文学批評のキー概念を理解し、それを正しく活用することができる。
3.授業であつかった作品について自分なりの解釈を提示できる。
授業への貢献度 50%(プレゼンテーションとディスカッション)
期末レポート 50%
学生の意見等からの気づきChanges following student comments
演習らしい演習になるよう、学生各自に積極的な授業参加をうながす。指名して発言を求める。