文学部Faculty of Letters
LIT200BC(文学 / Literature 200)中国文芸史B中国文芸史B
吉井 涼子Ryoko YOSHII
授業コードなどClass code etc
学部・研究科Faculty/Graduate school | 文学部Faculty of Letters |
添付ファイル名Attached documents | |
年度Year | 2021 |
授業コードClass code | A2564 |
旧授業コードPrevious Class code | |
旧科目名Previous Class title | |
開講時期Term | 秋学期授業/Fall |
曜日・時限Day/Period | 月6/Mon.6 |
科目種別Class Type | |
キャンパスCampus | 市ヶ谷 |
教室名称Classroom name | |
配当年次Grade | |
単位数Credit(s) | 2 |
備考(履修条件等)Notes | |
他学部公開科目Open Program | |
他学部公開(履修条件等)Open Program (Notes) | |
グローバル・オープン科目Global Open Program | |
成績優秀者の他学部科目履修制度対象Interdepartmental class taking system for Academic Achievers | |
成績優秀者の他学部科目履修(履修条件等)Interdepartmental class taking system for Academic Achievers (Notes) | |
実務経験のある教員による授業科目Class taught by instructors with practical experience | |
SDGsCPSDGs CP | |
アーバンデザインCPUrban Design CP | |
ダイバーシティCPDiversity CP | |
未来教室CPLearning for the Future CP | |
カーボンニュートラルCPCarbon Neutral CP | |
千代田コンソ単位互換提供(他大学向け)Chiyoda Campus Consortium | |
カテゴリーCategory | |
他学科公開科目 | |
クラスGroup | |
昼夜表記Day or Night | 夜間時間帯 |
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すべて閉じるHide All
Outline (in English)
Using a story of a person on a familiar history, learn the basics of classical Chinese reading
Carefully read the long sentences while touching the then Chinese culture and history, and raise the fundamental power for reading Chinese sentences.
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の概要と目的(何を学ぶか)Outline and objectives
親しみのある歴史上人物の話をテキストとして用い、漢文(古典中国語)訓読の基礎を学習する。
当時の中国文化・歴史に触れつつ長文を精読し、漢文読解のための基礎力を高める。
到達目標Goal
漢文の基礎構造を学び、訓読のスキルを習得する。
有名な故事成語の典拠や書物、エピソードを用いることで、古代中国の歴史・文化に対する広い視野を持つ。
この授業を履修することで学部等のディプロマポリシーに示されたどの能力を習得することができるか(該当授業科目と学位授与方針に明示された学習成果との関連)Which item of the diploma policy will be obtained by taking this class?
ディプロマポリシーのうち、「DP1」「DP2」に関連
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の進め方と方法Method(s)(学期の途中で変更になる場合には、別途提示します。 /If the Method(s) is changed, we will announce the details of any changes. )
講義形式で行う。訓点(句読点・返り点・送り仮名)を付した漢文をテキストとして配布し、文の構造を解説しながら精読する。
毎回授業時にリアクションペーパーもしくは小課題を提出してもらい、学生の理解度や興味の方向性を確認し、補足が必要な部分や疑問点などは次の授業時に解説する。また、このリアクションペーパー(又は小課題)の提出と内容で平常点を決定する。
授業計画各回の「内容」にあるものは主として取り扱う部分であり、適宜加える可能性がある。
アクティブラーニング(グループディスカッション、ディベート等)の実施Active learning in class (Group discussion, Debate.etc.)
なし / No
フィールドワーク(学外での実習等)の実施Fieldwork in class
なし / No
授業計画Schedule
秋学期
※各回の授業形態は予定です。教員の指示に従ってください。
第1回:ガイダンス
授業内容及び採点方法などの説明をする。また、『史記』や司馬遷についての概要を学習する。
第2回:『史記』刺客列伝を読む(1)
『史記』の刺客列伝から荊軻の部分を精読する。
第3回:『史記』刺客列伝を読む(2)
精読することで、燕国と秦国の状況や荊軻の置かれた立場などを理解する。
第4回:『史記』刺客列伝を読む(3)
太子と荊軻の認識の差などに留意しつつ精読する。
第5回:『史記』刺客列伝を読む(4)
荊軻の暗殺計画がどのような結末を迎えたのか、その結果歴史がどうなっていったのかを理解する。
第6回:『史記』秦始皇本紀を読む(1)
「本紀」について解説し、秦の始皇帝とその時代について知る。
第7回:『史記』秦始皇本紀を読む(2)
始皇帝の行った歴史的事業を理解する。
第8回:『史記』項羽本紀を読む(1)
所謂「項羽と劉邦」のことを学ぶ。
第9回:『史記』項羽本紀を読む(2)
「鴻門の会」の箇所など、登場人物を整理しながら精読する。
第10回:『史記』項羽本紀を読む(3)
項羽と劉邦の関係などに重点を置きつつ、彼らの移動・転戦を地図を用いながら読み進める。
第11回:『史記』項羽本紀を読む(4)
「四面楚歌」の出典となった部分を精読する。
第12回:「報任少卿書」を読む
漢代に至るまでの多くの人間の歴史を知り尽くした司馬遷自身の死生観を学ぶ。
第13回:復習と総括
改めて、漢文の基礎構造や初歩的な訓読方法を復習する。
第14回:試験・まとめと解説
授業で学んだ知識などが身についているか確認する。
授業時間外の学習(準備学習・復習・宿題等)Work to be done outside of class (preparation, etc.)
事前に配られたテキストには必ず予習を行うこと。
予習には漢和辞典・漢字辞典が必須となる。
本授業の準備・復習時間は、各2時間を標準とします。
テキスト(教科書)Textbooks
授業時に配布するプリントをテキストとする。
参考書References
三省堂『全訳 漢辞海』(漢和辞典)
高校時代に使用した国語便覧など。
成績評価の方法と基準Grading criteria
毎回のリアクションペーパーもしくは小課題を主とする平常点を30%、期末考査の点数を70%として評価する。出席は大前提とする。
学生の意見等からの気づきChanges following student comments
本授業は、漢文訓読を通じて行う。中国・台湾などからの留学生の方には難解な技法かと思うが、この点にご留意の上で受講を決めるようにしていただきたい。