文学部Faculty of Letters
LIT200BC(文学 / Literature 200)日本文章史A日本文章史A
細沼 祐介Yusuke HOSONUMA
授業コードなどClass code etc
学部・研究科Faculty/Graduate school | 文学部Faculty of Letters |
添付ファイル名Attached documents | |
年度Year | 2021 |
授業コードClass code | A2441 |
旧授業コードPrevious Class code | |
旧科目名Previous Class title | |
開講時期Term | 春学期授業/Spring |
曜日・時限Day/Period | 木3/Thu.3 |
科目種別Class Type | |
キャンパスCampus | 市ヶ谷 |
教室名称Classroom name | |
配当年次Grade | |
単位数Credit(s) | 2 |
備考(履修条件等)Notes | |
他学部公開科目Open Program | |
他学部公開(履修条件等)Open Program (Notes) | |
グローバル・オープン科目Global Open Program | |
成績優秀者の他学部科目履修制度対象Interdepartmental class taking system for Academic Achievers | |
成績優秀者の他学部科目履修(履修条件等)Interdepartmental class taking system for Academic Achievers (Notes) | |
実務経験のある教員による授業科目Class taught by instructors with practical experience | |
SDGsCPSDGs CP | |
アーバンデザインCPUrban Design CP | |
ダイバーシティCPDiversity CP | |
未来教室CPLearning for the Future CP | |
カーボンニュートラルCPCarbon Neutral CP | |
千代田コンソ単位互換提供(他大学向け)Chiyoda Campus Consortium | |
カテゴリーCategory | |
他学科公開科目 | |
クラスGroup | |
昼夜表記Day or Night |
すべて開くShow all
すべて閉じるHide All
Outline (in English)
This course introduces the transition of writing and reading in Japanese literature, focusing on literary theory.
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の概要と目的(何を学ぶか)Outline and objectives
文章を書くことは一種の特別な技術です。特に文学的な文章となればより専門的な技術が求められることとなりますし、実際にこれまで千差万別の様々な技巧が各人の工夫によって活かされてきました。また、それを正確に読み取り、鑑賞するために「読みの理論」も並行して整備されてきたことも見落とせません。この授業では、現代的な読みの理論としての文学理論を参照項としつつ、これまでの日本文学の歴史において試みられてきた様々な文章上の手法をテーマ小史のかたちで検証し、古代から現代にいたるまで、どう書かれ/どう読まれてきたかを学びます。
到達目標Goal
日本文章史A(春学期)では「文体と目的」、「視点と語り」、「オリジナリティ」の三つのテーマでそれぞれの推移を学びます。これらの項目にのっとり、歴代の作家たちの工夫とその推移を理解することを目的とします。また、それらを意味づけるために援用する各種の文学理論について理解することを目指します。
この授業を履修することで学部等のディプロマポリシーに示されたどの能力を習得することができるか(該当授業科目と学位授与方針に明示された学習成果との関連)Which item of the diploma policy will be obtained by taking this class?
ディプロマポリシーのうち、「DP1」「DP2」に関連
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の進め方と方法Method(s)(学期の途中で変更になる場合には、別途提示します。 /If the Method(s) is changed, we will announce the details of any changes. )
現時点では対面による講義形式を考えていますが、今後の状況次第で変更の可能性もあります。授業内ではリアクションペーパーの提出を行い、よい内容は授業でも
とりあげるほか、授業自体の方針にも反映させていきます。
アクティブラーニング(グループディスカッション、ディベート等)の実施Active learning in class (Group discussion, Debate.etc.)
なし / No
フィールドワーク(学外での実習等)の実施Fieldwork in class
なし / No
授業計画Schedule
春学期
※各回の授業形態は予定です。教員の指示に従ってください。
第1回:ガイダンス
読む理論と書く技術の関連について
第2回:文体と目的の文学史①
文章を書く目的について
第3回:文体と目的の文学史②
文学的文章の効能について
第4回:文体と目的の文学史③
雅/俗それぞれの利点について
第5回:文体と目的の文学史④
画期的な文体上の実践について
第6回:視点と語りの文学史①
様々な焦点化について
第7回:視点と語りの文学史②
語り手の機能と性質について
第8回:視点と語りの文学史③
叙述の順序と時制について
第9回:視点と語りの文学史④
語り手の前景化について
第10回:オリジナリティの文学史①
作品とテクストについて
第11回:オリジナリティの文学史②
「作者」という意識について
第12回:オリジナリティの文学史③
「間テクスト性」と「世界」について
第13回:オリジナリティの文学史④
鑑賞における読者の創造性について
第14回:まとめ
春学期の総括および課題提出
授業時間外の学習(準備学習・復習・宿題等)Work to be done outside of class (preparation, etc.)
各授業において、代表的な例として具体的な作品名を挙げることがあります。その場合次の授業までに必ず読んでおいてください。手に入りやすく短いものを挙げるつもりですが、たとえ書き手であっても読解力や資料の捜索能力は大前提として不可欠です。以下に提示した参考書を読むことも含めて、怠ることなく積極的に多くを読んでいきましょう。その場合の準備・復習時間は各2時間を標準とします。
テキスト(教科書)Textbooks
直接テキストとして指定する本はありません。そのかわり以下の「参考書」の項目にある本は適宜参考にしますので、復習する際に参照してください。
参考書References
①廣野由美子『批評理論入門』中公新書、2015年2月
②蓼沼正美『超入門!現代文学理論講座』ちくまプリマー新書、2015年1月
③真銅正宏『小説の方法』萌書房、2007年4月
このうち一冊読んでおけば問題ありません。②→①→③の順で難しくなりますが、そのぶん網羅的に学べます。おすすめは①です。
成績評価の方法と基準Grading criteria
期末レポート50%、授業内でのリアクションペーパー(内容および提出状況含む)50%で評価します。仮に今後の情勢に応じて授業形態の変更があった場合はその都度連絡します。
学生の意見等からの気づきChanges following student comments
本年度授業担当者変更によりフィードバックできません。
学生が準備すべき機器他Equipment student needs to prepare
まだ予断を許さない状況が続いていますので、学習支援システムを用いて課題等のやりとりをする可能性があります。
その他の重要事項Others
基本的に通年で履修することを前提としています。