文学部Faculty of Letters
LIN200BC（言語学 / Linguistics 200）日本文法論A日本文法論A
尾谷 昌則Masanori ODANI
授業コードなどClass code etc
| 学部・研究科Faculty/Graduate school | 文学部Faculty of Letters |
| 添付ファイル名Attached documents | |
| 年度Year | 2021 |
| 授業コードClass code | A2438 |
| 旧授業コードPrevious Class code | |
| 旧科目名Previous Class title | |
| 開講時期Term | 春学期授業/Spring |
| 曜日・時限Day/Period | 木6/Thu.6 |
| 科目種別Class Type | |
| キャンパスCampus | 市ヶ谷 |
| 教室名称Classroom name | |
| 配当年次Grade | |
| 単位数Credit(s) | 2 |
| 備考（履修条件等）Notes | |
| 他学部公開科目Open Program | |
| 他学部公開（履修条件等）Open Program (Notes) | |
| グローバル・オープン科目Global Open Program | |
| 成績優秀者の他学部科目履修制度対象Interdepartmental class taking system for Academic Achievers | |
| 成績優秀者の他学部科目履修（履修条件等）Interdepartmental class taking system for Academic Achievers (Notes) | |
| 実務経験のある教員による授業科目Class taught by instructors with practical experience | |
| SDGsCPSDGs CP | |
| アーバンデザインCPUrban Design CP | |
| ダイバーシティCPDiversity CP | |
| 未来教室CPLearning for the Future CP | |
| カーボンニュートラルCPCarbon Neutral CP | |
| 千代田コンソ単位互換提供（他大学向け）Chiyoda Campus Consortium | |
| カテゴリーCategory | |
| 他学科公開科目 | |
| クラスGroup | |
| 昼夜表記Day or Night | 夜間時間帯 |
すべて開くShow all
すべて閉じるHide All
Outline (in English)
After reviewing the Japanese traditional grammar adopted to the textbooks for Japanese public junior high schools, we will discuss and study the irregularities or bugs in it. The objectives of this class are to understand such irregularities and to become able to explain them to someone else.
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の概要と目的（何を学ぶか）Outline and objectives
小中学校の国語で習う文法は橋本進吉の理論に基づいており「学校文法」とも呼ばれている。しかし、教科書に採用されているからといって、決して完璧な理論とは言えず、不備や例外もある。どこが間違っているのか、どう修正すべきなのか、それらを考えながら、学校文法を概観する。
到達目標Goal
(1) 国語教員が押さえておきたい学校文法の基礎を理解し、それについて具体例をあげて説明できるようになる。
(2) 学校文法の不備・例外について理解し、それについて具体例を挙げて説明できるようになる。
この授業を履修することで学部等のディプロマポリシーに示されたどの能力を習得することができるか（該当授業科目と学位授与方針に明示された学習成果との関連）Which item of the diploma policy will be obtained by taking this class?
ディプロマポリシーのうち、「DP1」「DP2」に関連
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の進め方と方法Method(s)（学期の途中で変更になる場合には、別途提示します。 /If the Method(s) is changed, we will announce the details of any changes. ）
基本的には講義形式で進めるが、単に結論を暗記すればいいと思ってもらっては困るので、受講生に積極的に発言してもらうべく、様々な問題・課題を与え、解答（もしくは回答）をリアクションペーパーに書いてもらう。リアクションペーパー等における良いコメントは授業内で紹介し、さらなる議論に活かします。
アクティブラーニング（グループディスカッション、ディベート等）の実施Active learning in class (Group discussion, Debate.etc.)
あり / Yes
フィールドワーク（学外での実習等）の実施Fieldwork in class
なし / No
授業計画Schedule
春学期
※各回の授業形態は予定です。教員の指示に従ってください。
第1回：品詞
品詞の定義と問題点について
第2回：活用
活用のしくみとその問題点について
第3回：文構造
文節同士の関係と文構造について
第4回：格助詞
格助詞の用法と意味について
第5回：副助詞
副助詞の用法と意味について
第6回：接続助詞
接続助詞の用法と意味について
第7回：修飾
連用修飾と連体修飾の問題点について
第8回：助動詞(1)
受身・使役・可能の助動詞とその問題点について
第9回：助動詞(2)
否定・時間の助動詞とその問題点について
第10回：助動詞(3)
モダリティに関して
第11回：助動詞と働きかけの形式
対人的モダリティについて
第12回：敬語
敬語の分類とその問題点
第13回：文章・談話
文よりも大きな単位の研究について
第14回：文法
総括として、文法とは何かを考える
授業時間外の学習（準備学習・復習・宿題等）Work to be done outside of class (preparation, etc.)
テキストの予習（１時間）
授業内レポート（小テスト）の準備（２時間）
その日の講義の復習（１時間）
テキスト（教科書）Textbooks
山田敏弘著『国語教師が知っておきたい日本語文法』東京：くろしお出版.（￥1,600）
参考書References
庵功雄ほか2000. 『初級を教える人のための日本語文法ハンドブック』東京：スリーエーネットワーク.（￥2,310）
町田健 2002. 『まちがいだらけの日本語文法』東京：講談社（￥735）
成績評価の方法と基準Grading criteria
授業内レポート（小テスト） 50 ％
期末レポート 50 ％
学生の意見等からの気づきChanges following student comments
小中学校で習った文法にも多くの例外や不備があるということが新鮮だったとのコメントが多かった。そういった例外についてもっと深く考えてもらい、「文法は単なる暗記の授業ではない」ということを分かってもらうためにも、受講生が考え、発言する時間を多めにとりたい。