文学部Faculty of Letters
PHL400BB(哲学 / Philosophy 400)哲学演習(9)哲学演習(9)
中釜 浩一Kouichi NAKAGAMA
授業コードなどClass code etc
学部・研究科Faculty/Graduate school | 文学部Faculty of Letters |
添付ファイル名Attached documents | |
年度Year | 2021 |
授業コードClass code | A2238 |
旧授業コードPrevious Class code | |
旧科目名Previous Class title | |
開講時期Term | 年間授業/Yearly |
曜日・時限Day/Period | 火3/Tue.3 |
科目種別Class Type | |
キャンパスCampus | 市ヶ谷 |
教室名称Classroom name | |
配当年次Grade | |
単位数Credit(s) | 4 |
備考(履修条件等)Notes | |
他学部公開科目Open Program | |
他学部公開(履修条件等)Open Program (Notes) | |
グローバル・オープン科目Global Open Program | |
成績優秀者の他学部科目履修制度対象Interdepartmental class taking system for Academic Achievers | |
成績優秀者の他学部科目履修(履修条件等)Interdepartmental class taking system for Academic Achievers (Notes) | |
実務経験のある教員による授業科目Class taught by instructors with practical experience | |
SDGsCPSDGs CP | |
アーバンデザインCPUrban Design CP | |
ダイバーシティCPDiversity CP | |
未来教室CPLearning for the Future CP | |
カーボンニュートラルCPCarbon Neutral CP | |
千代田コンソ単位互換提供(他大学向け)Chiyoda Campus Consortium | |
カテゴリーCategory | |
他学科公開科目 | |
クラスGroup | |
昼夜表記Day or Night |
すべて開くShow all
すべて閉じるHide All
Outline (in English)
We will discuss about some of the main philosophical problems of Mind, such as its nature, its functions, the relation between Brain and Mind, computer and mind, consciousness and unconsciousness, Self etc. and try to establish our own positions concerning the nature of Mind.
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の概要と目的(何を学ぶか)Outline and objectives
テーマ:「心」の正体を探る。心の存在・機能、脳と心、意識と無意識、自己等に関する心をめぐる現代の議論を検討し、心はいかなる仕方で存在するのか、心と身体との関係は何か、機械は心を持てるのか、等の問題に関して、自分と異なる立場の者たちとディベートを重ねながら、自分自身の見解を確立する。
到達目標Goal
ダニエル・デネット「心はどこにあるのか」(春学期)とトマス・ネーゲル「コウモリであるとはどういうことか」(秋学期)を主要なテキストとし、また、「マインズアイ」所収の他の代表的論文も対象として、心に関する現代の種々の議論を検討し、ディスカッションを通して「心」に対する理解を深めるとともに、哲学的議論・批判・応答の方法に熟達する。
この授業を履修することで学部等のディプロマポリシーに示されたどの能力を習得することができるか(該当授業科目と学位授与方針に明示された学習成果との関連)Which item of the diploma policy will be obtained by taking this class?
ディプロマポリシーのうち、「DP1」「DP2」「DP3」「DP4」「DP5」に関連
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の進め方と方法Method(s)(学期の途中で変更になる場合には、別途提示します。 /If the Method(s) is changed, we will announce the details of any changes. )
テキストの各章に関して、発表者、反論者、司会者の分担を決め,担当学生とフロアー側学生による発表・コメント・討論によって授業を進める.学生間のディスカッションやディベートを主体とする。毎回全員が発表に対するコメントを提出し、次回の冒頭で教員が解説する。
アクティブラーニング(グループディスカッション、ディベート等)の実施Active learning in class (Group discussion, Debate.etc.)
あり / Yes
フィールドワーク(学外での実習等)の実施Fieldwork in class
なし / No
授業計画Schedule
通年
※各回の授業形態は予定です。教員の指示に従ってください。
第1回:本ゼミの目的・方法・テキストの説明
教員の説明
第2回:デネット「心はどこにあるのか」第一章
「心はどこにあるのか」pp.11-42
第3回:デネット「心はどこにあるのか」第二章(1)
「心はどこにあるのか」pp.43-79
第4回:デネット「心はどこにあるのか」第二章(2)
「心はどこにあるのか」pp.79-105
第5回:デネット「心はどこにあるのか」第三章
「心はどこにあるのか」pp.107-140
第6回:デネット「心はどこにあるのか」第四章(1)
「心はどこにあるのか」pp.142-166
第7回:デネット「心はどこにあるのか」第四章(2)
「心はどこにあるのか」pp.166-192
第8回:デネット「心はどこにあるのか」第五章(1)
「心はどこにあるのか」pp.193-214
第9回:デネット「心はどこにあるのか」第5章(2)
「心はどこにあるのか」pp.215-241
第10回:デネット「心はどこにあるのか」第六章
「心はどこにあるのか」pp.243-265
第11回:デネット「私はどこにいるのか」(1)
「マインズアイ」上pp.322-332
第12回:デネット「私はどこにいるのか」(2)
「マインズアイ」上pp.332-343
第13回:アラン・チューリング「計算機と知能」(1)
「マインズアイ」上pp.70-80
第14回:アラン・チューリング「計算機と知能」(2)
「マインズアイ」上pp.80-93
秋学期
第15回:反物理主義の立場
教員による解説
第16回:ネーゲル「コウモリであるとはどのようなことか」(1)
ネーゲル「コウモリであるとはどのようなことか」pp.258-267
第17回:ネーゲル「コウモリであるとはどのようなことか」(2)
ネーゲル「コウモリであるとはどのようなことか」pp.267-271
第18回:ネーゲル「コウモリであるとはどのようなことか」(3)
ネーゲル「コウモリであるとはどのようなことか」pp271-278
第19回:ネーゲル「汎心論」(1)
ネーゲル「コウモリであるとはどのようなことか」pp.283-289
第20回:ネーゲル「汎心論」(2)
ネーゲル「コウモリであるとはどのようなことか」pp.289-296
第21回:ネーゲル「汎心論」(3)
ネーゲル「コウモリであるとはどのようなことか」pp.296-304
第22回:ネーゲル「主観的と客観的」(1)
ネーゲル「コウモリであるとはどのようなことか」pp.306-313
第23回:ネーゲル「主観的と客観的」(2)
ネーゲル「コウモリであるとはどのようなことか」pp.313-321
第24回:ネーゲル「主観的と客観的」
ネーゲル「コウモリであるとはどのようなことか」pp.321-331
第25回:サール「心・脳・プログラム」(1)
「マインズアイ」下pp.178-184
第26回:サール「心・脳・プログラム」(2)
「マインズアイ」下pp.184-196
第27回:サール「心・脳・プログラム」(3)
「マインズアイ」下pp.196-210
第28回:全体のまとめ
まとめのディスカッション
授業時間外の学習(準備学習・復習・宿題等)Work to be done outside of class (preparation, etc.)
発表者とコメンテータは分担部分に関するレジュメを作成する
司会者は発表者・コメンテータのレジュメをあらかじめ読んだ上で、議論をどう進めていくかのプランを立てる。
他のものは毎回のテキストを精読し,各自質問を用意しておく.
本授業の準備学習・復習時間は、各2時間を標準とします。
テキスト(教科書)Textbooks
ダニエル・デネット「心はどこにあるのか」(ちくま学芸文庫)
トマス・ネーゲル「コウモリであるとはどのようなことか」(勁草書房)
参考書References
マインズアイ(上下)TBSブリタニカ
成績評価の方法と基準Grading criteria
授業内の発表と討論への参加):40%
毎回の発表へのコメント:40%
期末レポート:20%
学生の意見等からの気づきChanges following student comments
司会・発表者・代表反論者以外のフロアー側の者がより多く議論に加われるように工夫する。