文学部Faculty of Letters
PHL400BB(哲学 / Philosophy 400)哲学演習(6)哲学演習(6)
君嶋 泰明Yasuaki KIMIJIMA
授業コードなどClass code etc
学部・研究科Faculty/Graduate school | 文学部Faculty of Letters |
添付ファイル名Attached documents | |
年度Year | 2021 |
授業コードClass code | A2235 |
旧授業コードPrevious Class code | |
旧科目名Previous Class title | |
開講時期Term | 年間授業/Yearly |
曜日・時限Day/Period | 木4/Thu.4 |
科目種別Class Type | |
キャンパスCampus | 市ヶ谷 |
教室名称Classroom name | |
配当年次Grade | |
単位数Credit(s) | 4 |
備考(履修条件等)Notes | |
他学部公開科目Open Program | |
他学部公開(履修条件等)Open Program (Notes) | |
グローバル・オープン科目Global Open Program | |
成績優秀者の他学部科目履修制度対象Interdepartmental class taking system for Academic Achievers | |
成績優秀者の他学部科目履修(履修条件等)Interdepartmental class taking system for Academic Achievers (Notes) | |
実務経験のある教員による授業科目Class taught by instructors with practical experience | |
SDGsCPSDGs CP | |
アーバンデザインCPUrban Design CP | |
ダイバーシティCPDiversity CP | |
未来教室CPLearning for the Future CP | |
カーボンニュートラルCPCarbon Neutral CP | |
千代田コンソ単位互換提供(他大学向け)Chiyoda Campus Consortium | |
カテゴリーCategory | |
他学科公開科目 | |
クラスGroup | |
昼夜表記Day or Night |
すべて開くShow all
すべて閉じるHide All
Outline (in English)
We will read Martin Heidegger’s series of lectures in the 1950's concerning technology: "The Thing" (1950), "Building, Dwelling, Thinking" (1951), "The Question Concerning Technology" (1953), and "Science and Reflection" (1953). We will focus on how Heidegger's theory of technology illuminates a hidden aspect of our reality.
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の概要と目的(何を学ぶか)Outline and objectives
マルティン・ハイデガーが1950年代に行った、技術、テクノロジーにかんする講演「物」(1950)、「建てること、住むこと、考えること」(1951)、「技術への問い」(1953)、「科学と省察」(1953)をこの順で読んでいく。
現実のありようを目立たない仕方で規定する現代技術。その本質を「総かり立て体制」と名づけるハイデガーの技術論が、私たちの生きる現実の隠された側面をいかに照らし出すかを見きわめる。
到達目標Goal
①ハイデガーの技術論の概要を理解する。
②それが自分の生きる現実にどのように関係するかを理解する。
この授業を履修することで学部等のディプロマポリシーに示されたどの能力を習得することができるか(該当授業科目と学位授与方針に明示された学習成果との関連)Which item of the diploma policy will be obtained by taking this class?
ディプロマポリシーのうち、「DP1」「DP2」「DP3」「DP4」「DP5」に関連
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の進め方と方法Method(s)(学期の途中で変更になる場合には、別途提示します。 /If the Method(s) is changed, we will announce the details of any changes. )
担当者は、割り当てられた箇所のレジュメを教員の指示に従って作成し、授業で報告する。授業ではそれに基づいて全員で議論する。別途課題を課した場合、それへのフィードバックは次回授業初めに行う。
用いるテキストは、春学期と秋学期の途中までは森一郎訳『技術とは何だろうか』、秋学期の残りは関口浩訳『技術への問い』。下記「教科書」を参照。
「物」、「建てること、住むこと、考えること」、「技術への問い」は前者に、「科学と省察」は後者に収められているものを用いる(「技術への問い」は後者にも収められている。講演タイトルは前者では「技術とは何だろうか」と訳されている)。
なお、以下の授業計画に記したページ数はあくまで目安であり、進度に応じて適宜変更する(「科学と省察」はおそらく読み終わらない)。
アクティブラーニング(グループディスカッション、ディベート等)の実施Active learning in class (Group discussion, Debate.etc.)
あり / Yes
フィールドワーク(学外での実習等)の実施Fieldwork in class
なし / No
授業計画Schedule
通年
※各回の授業形態は予定です。教員の指示に従ってください。
第1回:イントロダクション
概要の説明
第2回:レジュメ・論文作法
レジュメや論文の書き方や守るべき形式などについて説明する
第3回:「物」①
報告と討議(15-19頁)
第4回:「物」②
報告と討議(20-24頁)
第5回:「物」③
報告と討議(25-29頁)
第6回:「物」④
報告と討議(30-34頁)
第7回:「物」⑤
報告と討議(35-39頁)
第8回:「物」⑥
報告と討議(40-44頁)
第9回:「建てること、住むこと、考えること」①
報告と討議(62-66頁)
第10回:「建てること、住むこと、考えること」②
報告と討議(67-72頁)
第11回:「建てること、住むこと、考えること」③
報告と討議(73-77頁)
第12回:「建てること、住むこと、考えること」④
報告と討議(78-82頁)
第13回:「建てること、住むこと、考えること」⑤
報告と討議(83-87頁)
第14回:「建てること、住むこと、考えること」⑥
報告と討議(88-91頁)
秋学期
第15回:秋学期のイントロダクション
春学期を振り返る
第16回:「技術への問い」①
報告と討議(96-101頁)
第17回:「技術への問い」②
報告と討議(102-107頁)
第18回:「技術への問い」③
報告と討議(108-113頁)
第19回:「技術への問い」④
報告と討議(114-119頁)
第20回:「技術への問い」⑤
報告と討議(120-125頁)
第21回:「技術への問い」⑥
報告と討議(126-131頁)
第22回:「技術への問い」⑦
報告と討議(132-137頁)
第23回:「技術への問い」⑧
報告と討議(138-143頁)
第24回:「技術への問い」⑨
報告と討議(144-151頁)
第25回:「科学と省察」①
報告と討議(68-72頁)
第26回:「科学と省察」②
報告と討議(73-77頁)
第27回:「科学と省察」③
報告と討議(78-82頁)
第28回:まとめ
秋学期を振り返る
授業時間外の学習(準備学習・復習・宿題等)Work to be done outside of class (preparation, etc.)
本授業の準備学習・復習時間は、各2時間を標準とする。担当者は、割り当てられた箇所のレジュメを教員の指示に従って作成する。参加者は該当箇所を熟読してくる。
テキスト(教科書)Textbooks
M.ハイデガー著・森一郎訳、『技術とは何だろうか』、講談社(講談社学術文庫)、2019年
M.ハイデガー著・関口浩訳、『技術への問い』、平凡社(平凡社ライブラリー)、2013年
参考書References
適宜授業中に指示する。
成績評価の方法と基準Grading criteria
担当者としての評価が50%、参加者としての評価が50%。前者はレジュメおよび報告の内容を、後者は議論への積極的な参加とそこでの発言を評価の対象とする。そのさい、上記の到達目標がどれだけ達成されているかが主な評価基準となる。
学生の意見等からの気づきChanges following student comments
受講者の理解度を配慮しながら適宜解説を加えつつ授業を進める。