文学部Faculty of Letters
PHL300BB(哲学 / Philosophy 300)哲学特講(1)-1哲学特講(1)-1
奥田 和夫Kazuo OKUDA
授業コードなどClass code etc
学部・研究科Faculty/Graduate school | 文学部Faculty of Letters |
添付ファイル名Attached documents | |
年度Year | 2021 |
授業コードClass code | A2212 |
旧授業コードPrevious Class code | |
旧科目名Previous Class title | |
開講時期Term | 春学期授業/Spring |
曜日・時限Day/Period | 火4/Tue.4 |
科目種別Class Type | |
キャンパスCampus | 市ヶ谷 |
教室名称Classroom name | |
配当年次Grade | |
単位数Credit(s) | 2 |
備考(履修条件等)Notes | |
他学部公開科目Open Program | |
他学部公開(履修条件等)Open Program (Notes) | |
グローバル・オープン科目Global Open Program | |
成績優秀者の他学部科目履修制度対象Interdepartmental class taking system for Academic Achievers | ○ |
成績優秀者の他学部科目履修(履修条件等)Interdepartmental class taking system for Academic Achievers (Notes) | |
実務経験のある教員による授業科目Class taught by instructors with practical experience | |
SDGsCPSDGs CP | |
アーバンデザインCPUrban Design CP | |
ダイバーシティCPDiversity CP | |
未来教室CPLearning for the Future CP | |
カーボンニュートラルCPCarbon Neutral CP | |
千代田コンソ単位互換提供(他大学向け)Chiyoda Campus Consortium | |
カテゴリーCategory | |
他学科公開科目 | |
クラスGroup | |
昼夜表記Day or Night |
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すべて閉じるHide All
Outline (in English)
In this class we read Aristophanes, Xenophon, Plato and Aristotle, and then we challenge the Socratic Problem anew.
The objects of the class are careful reading of them and by doing this work finding another or new aspects of Socratic thoughts.
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の概要と目的(何を学ぶか)Outline and objectives
ソクラテスについて
「西洋哲学史Ⅰ」にて解説したように、ソクラテスは著作を残さなかった。そのため、歴史上のソクラテスの哲学を直接に知ることはできない。ただ、ソクラテスの近くにいた人たちがソクラテスについて残した著作を手掛かりにソクラテスの哲学を推測することができるだけである。
ソクラテスの哲学を考える際に、プラトンの著作が重要視されるのは当然である。が、その他の人々の著作はどれだけ活用できるのか。この問題については19世紀から20世紀にかけて学者たちの論争もあったが、今日でも意見がまとまっているわけではない。
この授業では、プラトンをはじめとしてプラトン以外の著作家たちの作品もあらためて読み直し、ソクラテス解釈上、許される論点をさぐり、ソクラテス解釈・理解を前進させることを目的とする。
到達目標Goal
関連テクストの慎重な読解と分析にもとづき、新たに、ソクラテス哲学に関する解釈上の正当な論点をさぐること。
この授業を履修することで学部等のディプロマポリシーに示されたどの能力を習得することができるか(該当授業科目と学位授与方針に明示された学習成果との関連)Which item of the diploma policy will be obtained by taking this class?
ディプロマポリシーのうち、「DP1」「DP2」「DP5」に関連
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の進め方と方法Method(s)(学期の途中で変更になる場合には、別途提示します。 /If the Method(s) is changed, we will announce the details of any changes. )
毎回、その授業の概要と資料を提示し、講義形式ですすめる。質問は口頭でもリアクションペーパーでも受けつける。後者の場合、回答は次回の授業の冒頭にて前回の授業の復習を行なう際にのべる。
アクティブラーニング(グループディスカッション、ディベート等)の実施Active learning in class (Group discussion, Debate.etc.)
あり / Yes
フィールドワーク(学外での実習等)の実施Fieldwork in class
なし / No
授業計画Schedule
春学期
※各回の授業形態は予定です。教員の指示に従ってください。
第1回:イントロダクション
ソクラテスを考えるときの資料とその性格
第2回:アリストパネス劇とソクラテス
アリストパネスの劇作とソクラテス
第3回:アリストパネス劇の中のソクラテス
アリストパネスと人々が共有したソクラテス像
第4回:クセノポン
クセノポンの生涯と著作
第5回:クセノポンのソクラテス1
クセノポンのソクラテス像1
第6回:クセノポンのソクラテス 2
クセノポンのソクラテス像2
第7回:プラトンのソクラテス1
初期作品1
第8回:プラトンのソクラテス2
初期作品2
第9回:プラトンのソクラテス3
中期作品1
第10回:プラトンのソクラテス4
中期作品2
後期作品
第11回:プラトンのソクラテス5
プラトン作品に登場するソクラテス像(変化と全体像)
第12回:プラトンのソクラテスとアリストテレスのソクラテス
両者の相違点と近似点
第13回:ソクラテスの人物像
彼らはソクラテスに何を見ていたのか
第14回:ソクラテスの哲学
まとめ
ソクラテスは何者であったと考えられるのか
授業時間外の学習(準備学習・復習・宿題等)Work to be done outside of class (preparation, etc.)
講義で紹介する著作、関連する著作を読む。本授業の準備・復習時間は、4時間を標準とする。
テキスト(教科書)Textbooks
教科書はない。講義内容と講義で使用する資料からともに考えてもらう。
参考書References
田中美知太郎『ソクラテス』(岩波新書)その他は講義で紹介する。
成績評価の方法と基準Grading criteria
「到達目標」に記した内容の到達度に照らして、① 数回の小レポート (40%) ② 期末レポートの内容(60%) により評価する。
学生の意見等からの気づきChanges following student comments
特になし。
学生が準備すべき機器他Equipment student needs to prepare
なし。
その他の重要事項Others
なし。