文学部Faculty of Letters
PHL100BB（哲学 / Philosophy 100）哲学概論２哲学概論２
中釜 浩一Kouichi NAKAGAMA
授業コードなどClass code etc
| 学部・研究科Faculty/Graduate school | 文学部Faculty of Letters |
| 添付ファイル名Attached documents | |
| 年度Year | 2021 |
| 授業コードClass code | A2305 |
| 旧授業コードPrevious Class code | |
| 旧科目名Previous Class title | 哲学概論（2015年度以前入学者） |
| 開講時期Term | 秋学期授業/Fall |
| 曜日・時限Day/Period | 木5/Thu.5 |
| 科目種別Class Type | |
| キャンパスCampus | 市ヶ谷 |
| 教室名称Classroom name | |
| 配当年次Grade | |
| 単位数Credit(s) | 2 |
| 備考（履修条件等）Notes | |
| 他学部公開科目Open Program | |
| 他学部公開（履修条件等）Open Program (Notes) | |
| グローバル・オープン科目Global Open Program | |
| 成績優秀者の他学部科目履修制度対象Interdepartmental class taking system for Academic Achievers | |
| 成績優秀者の他学部科目履修（履修条件等）Interdepartmental class taking system for Academic Achievers (Notes) | |
| 実務経験のある教員による授業科目Class taught by instructors with practical experience | |
| SDGsCPSDGs CP | |
| アーバンデザインCPUrban Design CP | |
| ダイバーシティCPDiversity CP | |
| 未来教室CPLearning for the Future CP | |
| カーボンニュートラルCPCarbon Neutral CP | |
| 千代田コンソ単位互換提供（他大学向け）Chiyoda Campus Consortium | |
| カテゴリーCategory | |
| 他学科公開科目 | |
| クラスGroup | |
| 昼夜表記Day or Night |
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Outline (in English)
Continuing A2304, by directly discussing some of the main philosophical problems,we aim to acquire the basic ability to philosophize or to think philosophically.In this lecture, we will focus on the more advanced topics.
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の概要と目的（何を学ぶか）Outline and objectives
哲学概論１に引き続き、いくつかの具体的「哲学的問」を検討することで、自ら哲学的に思考する能力の基礎を身につけることを目指す。哲学概論２では、哲学概論１よりもより進んだトピックを扱う。
到達目標Goal
①「哲学的に思考するとはどういうことか」を、いくつかの具体的問題を考えることで体験する。
②他の思考法とは区別される「哲学的思考法」が、いかなる方法や議論の仕方に基づくものかを理解する。
③「哲学すること」の意味に気付き、哲学的思考・議論能力が現代においてどのような役割を果たしうるのかを了解する。
この授業を履修することで学部等のディプロマポリシーに示されたどの能力を習得することができるか（該当授業科目と学位授与方針に明示された学習成果との関連）Which item of the diploma policy will be obtained by taking this class?
ディプロマポリシーのうち、「DP1」「DP2」に関連
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の進め方と方法Method(s)（学期の途中で変更になる場合には、別途提示します。 /If the Method(s) is changed, we will announce the details of any changes. ）
講義形式で行う。毎回その回で論じた内容に関して小課題を課し、次回授業の冒頭で、補足的解説や疑問点の解答等を行う。
アクティブラーニング（グループディスカッション、ディベート等）の実施Active learning in class (Group discussion, Debate.etc.)
なし / No
フィールドワーク（学外での実習等）の実施Fieldwork in class
なし / No
授業計画Schedule
秋学期
※各回の授業形態は予定です。教員の指示に従ってください。
第1回：導入
パラドクスと哲学
第2回：パルメニデスと否定のパラドクス（１）
「ないもの」はあるのか
第3回：パルメニデスと否定のパラドクス（２）
「ないもの」についてどうして語れるのか
第4回：否定のパラドクス（３）
「ないものがある」とは何を意味するか
第5回：ゼノンと運動のパラドクス（１）
飛ばない矢とアキレス
第6回：ゼノンと運動のパラドクス（２）
数学的解決と「無限」の概念
第7回：ゼノンと運動のパラドクス（３）
パラドクスは解決したのか？ 数学と哲学
第8回：時間のパラドクス
「本当の今」は存在するのか？
第9回：時間のパラドクス（２）
宿命論（未来は変えられない）の議論
第10回：時間のパラドクス（３）
ニューカムの問題（過去は変えられる）の検討
第11回：道徳の逆説（１）
道徳の不自然さ
第12回：道徳の逆説（２）
罪と罰（道徳的運の問題）
第13回：道徳の逆説（３）
幸福と道徳（幸せに生きることと正しく生きること）は本当に両立できるのか？
第14回：まとめ
哲学的に思考するとはどういうことか。
授業時間外の学習（準備学習・復習・宿題等）Work to be done outside of class (preparation, etc.)
授業後に課される小課題の解答をHoppii上で提出する。
指定された図書やプリント等を読んでおく。
本授業の予習復習時間は毎回4時間を標準とする。
テキスト（教科書）Textbooks
使用しない。
参考書References
セインズブリー「パラドクスの哲学」（勁草書房）。
サンデル「これからの「正義」の話をしよう」（ハヤカワ文庫）
成績評価の方法と基準Grading criteria
毎回のリアクションペーパーの内容：７０％
期末のレポート：３０％
学生の意見等からの気づきChanges following student comments
全体的に見れば、従来型の講義ー質問ー応答という形が最も有効である。