通信教育部(スクーリング)School of Correspondence Education (Schooling)
HSS200TB(健康・スポーツ科学 / Health/Sports science 200)スポーツ特講(後期週末スクーリング)Special Study in Physical Education
朝比奈 茂、佐藤 優希
授業コードなどClass code etc
学部・研究科Faculty/Graduate school | 通信教育部(スクーリング)School of Correspondence Education (Schooling) |
添付ファイル名Attached documents | |
年度Year | 2023 |
授業コードClass code | 91002 |
旧授業コードPrevious Class code | |
旧科目名Previous Class title | |
担当教員(自由記述)Instructor name | 朝比奈 茂、佐藤 優希 |
科目種別Class Type | スクーリング |
教室名称Classroom name | |
配当年次Grade | |
単位数Credit(s) | 2 |
備考(履修条件等)Notes | |
実務経験のある教員による授業科目Class taught by instructors with practical experience | |
カテゴリーCategory | 後期週末 |
期間Period | 終日 |
定員Capacity | |
予備登録の有無Presence or Absence of Preliminary Registration | |
受講可能な学科・学年Eligible Courses / Grade | 『法政通信』受講申込み等関連頁を参照 |
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Outline (in English)
With the development of modern medicine, mankind has benefited in many ways. One of these is the extension of life expectancy. While Japan is one of the countries with the longest life expectancy in the world, extending healthy life expectancy is a challenge for the future. One way to stay healthy is to improve lifestyle and moderate physical activity. Exercise and sports can be expected to lead one's physical and mental condition in a positive direction by learning basic skills and fully understanding the effects and benefits of exercise and sports, and by performing them safely and enjoyably.
In this lecture, the relationship between physical activity and disease will be approached from the perspective of the immune system and autonomic nervous system, based on an understanding of one's own physical fitness and body composition. In practice, the goal is to recognize the necessity of exercise and sports through badminton, sports walking, and yoga. The sports walking will be conducted at a speed of 10 min/km around the campus for about 8 to 10 km. It is desirable for students to have regular exercise experience.
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の概要と目的(何を学ぶか)Outline and objectives
近代医学の発展にともない、人類は多くの恩恵を受けてきた。その一つに、寿命の延長がある。我が国は世界有数の長寿国である一方、健康寿命を延ばすことがこれからの課題とされている。健康に過ごすための一つとして、生活習慣の改善や適度な身体の活動が求められる。運動・スポーツは、基本技術の習得および効果・効能を十分に理解して、安全に楽しく実施することで、心身の状態を良い方向に導くことが期待できる。
本講義では、自身の体力および身体組成を把握したうえで、身体活動と病気との関連を免疫系および自律神経の観点からアプローチする。また実践においては、バドミントン、スポーツウォーキングとヨーガを通じて、運動・スポーツの必要性を認識することを目標とする。尚、スポーツウォーキングに関しては、キャンパス周辺を10min/kmの速度で8〜10Km程度歩く。普段から、定期的に運動経験を有することが望ましい。
到達目標Goal
1.ホメオスタシスと病気との関連性について述べることができる。
2.体力について理解し、健康に関連する体力要素を説明できる。
3.自身の身体組成を分析し、体脂肪率、BMIなどについて、その意義を述べることができる。
4.運動・スポーツの功罪について、免疫系と自律神経の観点から説明できる。
5.スポーツ外傷・障害について説明できる。
6.個人スポーツの一つである「バドミントン」を通じて、対人スキルの促進について実践できる。
7.ウォーキングの身体への影響を説明できる。
8.ウォーキングの基本技術(姿勢、ストライドなど)を説明し、実践することができる。
9.ヨーガの歴史や哲学(考え方)を理解し、ポーズを解剖学視点から解説・実践できる。
10.呼吸法について理解し、Meditation(瞑想)を実践できる。
この授業を履修することで学部等のディプロマポリシーに示されたどの能力を習得することができるか(該当授業科目と学位授与方針に明示された学習成果との関連)Which item of the diploma policy will be obtained by taking this class?
ディプロマポリシーのうち、「法律学科:DP5」「日本文学科:DP1, DP2」「史学科:DP1」「地理学科:DP3」「経済学科:DP5」「商業学科:自由な発想と柔軟な判断ができる能力」に関連
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の進め方と方法Method(s)(学期の途中で変更になる場合には、別途提示します。 /If the Method(s) is changed, we will announce the details of any changes. )
本授業は、二人講師によって実施する。第1回目から4回目は佐藤優希講師、5回目から12回目は朝比奈茂講師となる。
基本的に午前は教室での講義を中心とし、午後は実践を交えて実技を中心に演習形式で行う。
授業は、それぞれのテーマに沿ってスライド、DVDなどを用いて行う。
スポーツウォーキングは、スマートフォンのアプリを用いて、大学周辺をコースとして実践する。
ヨーガは、呼吸法および解剖学を中心として、実践を基本に演習形式で行う。
また、毎回の授業の初めに、前回の授業で提出された意見や感想をいくつか取り上げ、全体に対してフィードバックを行う。
アクティブラーニング(グループディスカッション、ディベート等)の実施Active learning in class (Group discussion, Debate.etc.)
あり / Yes
フィールドワーク(学外での実習等)の実施Fieldwork in class
あり / Yes
授業計画Schedule
※各回の授業形態は予定です。教員の指示に従ってください。
第1回[対面/face to face]:ガイダンス
(担当講師:佐藤優希)
受講に関する諸注意および評価基準などを説明する。
授業内容を理解するとともにスポーツ活動への取り組みに対する動機づけを図る。
第2回[対面/face to face]:健康を考える(1)
(担当講師:佐藤優希)
新体力テストに沿って、体力測定を実施する。体力測定(50m走、シャトルランを除く)を通じて、現状の体力レベルを知る(講義および実習)
第3回[対面/face to face]:健康を考える(2)
(担当講師:佐藤優希)
体力測定のフィードバックを行い、健康に関わる要素について説明する。
第4回[対面/face to face]:個人スポーツを学ぶ
(担当講師:佐藤優希)
バドミントンを通じた対人スキルの促進(講義及び実習)
第5回[対面/face to face]:ホメオスタシスと病気
(担当講師:朝比奈茂)
ホメオスタシスの意義や病気の成り立ちについて説明する。
第6回[対面/face to face]:運動・スポーツの功罪
(担当講師:朝比奈茂)
免疫系と自律神経との関連性をあきらかにし、運動・スポーツの功罪に及ぼす影響を説明する。
第7回[対面/face to face]:スポーツウォーキングを学ぶ(1)
(担当講師:朝比奈茂)
スポーツウォーキングが健康に及ぼす影響について説明する。基本姿勢およびウォーキング技術を習得し、大学周辺のコースをおよそ10min/kmの速度で8Kmほど実践する。
第8回[対面/face to face]:ヨーガの本質について考える(1)
(担当講師:朝比奈茂)
ヨーガの基本的な考え方の説明し、代表的なポーズを実践する。呼吸に関する、基礎的な方法を説明し、実践する。
第9回[対面/face to face]:スポーツ外傷・障害とその応急処置
(担当講師:朝比奈茂)
スポーツでおこる怪我について、外傷と障害に分類し、代表的な怪我に関して説明する。また下肢のアライメント不良と障害との関係を説明する。スポーツ傷害の応急処置(特にアイシング)の意義について説明する。
第10回[対面/face to face]:SDGsとスポーツ・健康を学ぶ
(担当講師:朝比奈茂)
持続的可能な開発目標(SDGs)のうち、3つ目に位置づけられている「すべての人に健康と福祉を」についてDVDを視聴しながら、目標の意義を理解する。
第11回[対面/face to face]:スポーツウォーキングを学ぶ(2)
(担当講師:朝比奈茂)
前回と異なったコースをおよそ10min/kmの速度で10Km実践する。
第12回[対面/face to face]:ヨーガの本質について考える(2)
まとめ
(担当講師:朝比奈茂)
ヨーガが健康に及ぼす効果・効能について説明し、実践する。
授業全体の総括として、本授業で得た知識をもとに、運動・スポーツと健康問題について、グループごとに討論を行う。また討論の内容をふまえて、レポートを作成し、レポート試験とする。
授業時間外の学習(準備学習・復習・宿題等)Work to be done outside of class (preparation, etc.)
演習にあたっては、授業での身体活動時に心身の不備が無いよう、各自が体調を整えた上で授業に臨むこと。また授業後に行うべき課題や次の授業に向けての準備などは、毎回授業のあとに伝達する。
テキスト(教科書)Textbooks
特に使用しない。必要に応じて資料等を配布する。
参考書References
必要に応じて紹介する。
成績評価の方法と基準Grading criteria
1)授業中の活動に対する参画状況:80%、2)課題およびレポート:20% の配分により総合的に評価する。
学生の意見等からの気づきChanges following student comments
幅広い年齢構成となるため、心拍数を指標に運動強度を設定することで、安全面に配慮した講義を目指す。また終日行われる講義のため、最近のトピックスを交えながら、座学と実技演習の組み合わせを無理なく行い、興味をもって臨めるよう工夫して実施する。
学生が準備すべき機器他Equipment student needs to prepare
スマートフォンのアプリを使用して講義を展開するため、スマートフォンを持参すること。
その他の重要事項Others
スポーツウォーキングはキャンパス周辺を10min/kmの速度で8〜10Km程度実践する。
これは、普段から運動をしていない方、または体の一部(特に腰部、下肢)に痛みなどを抱えている方にとっては、実施困難であると考えられる。授業を受講する際、十分に準備、検討することが望ましい。