人文科学研究科Graduate School of Humanities
HIS500B7（史学 / History 500）東北アジアの文化伝播Ⅰ－１Cultural Diffusion in Northeast Asia I -1
阿部 朝衛
授業コードなどClass code etc
| 学部・研究科Faculty/Graduate school | 人文科学研究科Graduate School of Humanities |
| 添付ファイル名Attached documents | |
| 年度Year | 2022 |
| 授業コードClass code | X1113 |
| 旧授業コードPrevious Class code | |
| 旧科目名Previous Class title | |
| 開講時期Term | 春学期授業/Spring |
| 曜日・時限Day/Period | 水5/Wed.5 |
| 科目種別Class Type | |
| キャンパスCampus | 市ヶ谷 |
| 教室名称Classroom name | 各学部・研究科等の時間割等で確認 |
| 配当年次Grade | |
| 単位数Credit(s) | 2 |
| 備考（履修条件等）Notes | |
| 実務経験のある教員による授業科目Class taught by instructors with practical experience | |
| カテゴリーCategory | 国際日本学インスティテュート(修士課程)-関連科目 |
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Outline (in English)
Course outline
The purpose of this study is to learn the method of chronological study, which is the basis of archaeology.
Learning objectives
Students will acquire basic methods of chronological research, apply their abilities to their own archaeological materials, and deepen their understanding.
Learning activities outside of classroom
Preparation and review time for this class is 2 hours each. Students are asked to read through texts and related papers, and to examine their own archaeological materials.
Grading criteria/policy
Grades are judged based on the presentation (50%) and the report (50%).
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の概要と目的（何を学ぶか）Outline and objectives
考古学の基礎である編年研究の方法を修得することを目的とする。
到達目標Goal
編年研究の基礎的方法を修得し、それを各自が保有する資料へ適用することによってその理解を深める。この過程で、考古学の課題・問題点の把握能力を高める。
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の進め方と方法Method(s)（学期の途中で変更になる場合には、別途提示します。 /If the Method(s) is changed, we will announce the details of any changes. ）
テキストの型式学、層位学、編年に関する課題を日本語訳し、実践例を検討して、各自の保有する資料にそれらの方法を適用する。修士2年の場合は、状況に応じ、課題の順番を入れ替える。
対面授業の演習形式とし、議論しながら課題内容の理解を深める。また、課題によって講義時間を設ける。講義形式であっても常時、質問を受け付け、議論の発展させ、課題の理解を深める。発表に対してのフィードバックは授業内で行う。
アクティブラーニング（グループディスカッション、ディベート等）の実施Active learning in class (Group discussion, Debate.etc.)
あり / Yes
フィールドワーク（学外での実習等）の実施Fieldwork in class
なし / No
授業計画Schedule
授業形態/methods of teaching：対面/face to face
※各回の授業形態は予定です。教員の指示に従ってください。
第1回[対面/face to face]：導入
授業方針と基礎的方法論の説明
第2回[対面/face to face]：編年研究の基礎１
型式学の前提、属性の抽出と操作方法
第3回[対面/face to face]：編年研究の基礎２
地層累重・地層同定の法則を利用した遺構・遺物の時間軸上での配列
第4回[対面/face to face]：編年研究の基礎３
型式学、層位学、絶対年代測定値を基にした地域編年
第5回[対面/face to face]：実践的研究の検討１
モンテリウスの研究１
第6回[対面/face to face]：実践的研究の検討２
モンテリウスの研究２
第7回[対面/face to face]：実践的研究の検討３
セリエ―ション１
第8回[対面/face to face]：実践的研究の検討４
セリエ―ション２
第9回[対面/face to face]：論文の検討１
旧石器時代論文
第10回[対面/face to face]：論文の検討２
縄文時代論文
第11回[対面/face to face]：論文の検討３
弥生時代・他論文
第12回[対面/face to face]：資料の検討１
旧石器時代資料
第13回[対面/face to face]：資料の検討２
縄文時代資料
第14回[対面/face to face]：資料の検討３
弥生時代資料
授業時間外の学習（準備学習・復習・宿題等）Work to be done outside of class (preparation, etc.)
本授業の準備学習・復習時間は、各2時間を標準とする。
テキストの熟読、課題に関連する論文・各自の保有する資料の検討を求める。
テキスト（教科書）Textbooks
Patterson, T. C. 1994 The Theory and Practice of Archaeology. Prentice Hall, Englewood Cliffs, New Jersey.
上記テキストは複写して配布する。
参考書References
Renfrew, C. and Barn, P. 1991 Archaeology: Theories, Methods, and Practice. Thames and Hudson, London.
成績評価の方法と基準Grading criteria
発表（50％）とレポート（50％）をもとに評価。
学生の意見等からの気づきChanges following student comments
日本語訳を基にした検討は、若干、早めに行う。院生の理解度に応じ、細かな課題を設定する。すでに履修した大学院生の場合、最初の授業で、授業の進め方の検討を行う。
その他の重要事項Others
資料の検討では、各自が保有する資料に主眼をおいて検討する。
担当教員の専門分野等
＜専門領域＞
日本旧石器時代、縄文時代
＜研究テーマ＞
先史時代における技術伝承と社会化、子ども考古学、先史時代における石材利用形態
＜主要研究業績＞
「旧石器時代人の利き手の研究法」『日本考古学』23号 2007年
「道具の原材料と組織化」『考古学ジャーナル』560号 2007年
「石器のメンテナンス」『縄文時代の考古学』6 2007年 同成社
「石器製作の技能」『芹沢長介先生追悼考古・民族・歴史学論叢』 2008年 六一書房
「遺跡形成における子供の役割」『新潟県の考古学』Ⅱ 2009年 新潟県考古学会
「新潟県南部における石器材料資源環境」『帝京史学』25号 2010年
「子ども考古学の誕生」上下 『考古学雑誌』97-1・2 2012・2013年
「原人の子どもをめぐる社会」『法政考古学』44 2018年
「ネアンデルタールの子どもと社会」『法政考古学』46 2020年