人文科学研究科Graduate School of Humanities
LIT500B2（文学 / Literature 500）作家特殊研究ＢSpecial Research on Creative Writers B
温 又柔
授業コードなどClass code etc
| 学部・研究科Faculty/Graduate school | 人文科学研究科Graduate School of Humanities |
| 添付ファイル名Attached documents | |
| 年度Year | 2022 |
| 授業コードClass code | X0156 |
| 旧授業コードPrevious Class code | |
| 旧科目名Previous Class title | |
| 開講時期Term | 秋学期授業/Fall |
| 曜日・時限Day/Period | 水3/Wed.3 |
| 科目種別Class Type | |
| キャンパスCampus | 市ヶ谷 |
| 教室名称Classroom name | 各学部・研究科等の時間割等で確認 |
| 配当年次Grade | |
| 単位数Credit(s) | 2 |
| 備考（履修条件等）Notes | |
| 実務経験のある教員による授業科目Class taught by instructors with practical experience | |
| カテゴリーCategory | 日本文学専攻(修士課程)-専門科目 |
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Outline (in English)
<Course Outline> A literary creator with a rich career who is active with his/her writing in the frontline initiates this class, and the students take up the writer’s works and give research presentations to the writer himself/herself. Through this process, we will develop creative dialogues between the graduate school and the literary creator.
<Learning Objectives> Through research on the works of the instructor, interviews with the instructor and students' own creative practices based on what they have learned in class, students will experience the process of completing a "book (pamphlet)" and gain a comprehensive and multi-dimensional understanding on the social conditions literary works and literary creators are placed.
<Learning Activities Outside of Classroom> Instructions will be given in class as needed.
<Grading Criteria/ Policy> The contents of the research for the booklet and the attitude of the students (we hope that the students are sincere in their "dialogue" with the instructor and their fellow students) will be evaluated comprehensively.
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の概要と目的（何を学ぶか）Outline and objectives
豊富なキャリアをもちなお第一線で活躍をつづける文芸創作家が授業を担当し、学生たちはその作家の作品をとりあげ作家自身の前で研究発表を行います。それを通じて、授業の場で文芸創作家と大学院による創造的な対話を行います。
到達目標Goal
担当講師の作品研究や人物インタビュー、授業で学んだことを生かした学生自身の創作実践などを通して、一冊の「本（冊子）」を完成させるまでの過程を体験しながら、文学作品や文芸創作者が置かれている社会的状況などへの理解を多角的に、かつ総合的に獲得することを目指します。
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の進め方と方法Method(s)（学期の途中で変更になる場合には、別途提示します。 /If the Method(s) is changed, we will announce the details of any changes. ）
学生それぞれが作家研究の冊子に寄せる企画を一つ提出します。企画には作家研究、作品研究、インタビュー、書誌など読み物としての雑誌を構成する記事が含まれます。希望者はオリジナルの小説を創作することも可能です。企画は授業内で発表の上、修正して冊子にまとめます。なおインタビューと書誌作成はかならず行います。
アクティブラーニング（グループディスカッション、ディベート等）の実施Active learning in class (Group discussion, Debate.etc.)
あり / Yes
フィールドワーク（学外での実習等）の実施Fieldwork in class
あり / Yes
授業計画Schedule
授業形態/methods of teaching：対面/face to face
※各回の授業形態は予定です。教員の指示に従ってください。
第1回[対面/face to face]：研究冊子について
作家研究の冊子作成について説明する。
第2回[対面/face to face]：企画提出
冊子のための企画を提出・検討する。
第3回[対面/face to face]：企画の修正・決定
冊子のための企画を再提出・決定する。
第4回[対面/face to face]：インタビュー依頼
作家へのインタビューを模擬依頼する。
第5回[対面/face to face]：インタビュー収録
作家へのインタビューを収録する。
第6回[対面/face to face]：作家研究１
企画に応じた研究を発表する。
第7回[対面/face to face]：作家研究２
企画に応じた研究を発表する。
第8回[対面/face to face]：作家研究３
企画に応じた研究を発表する。
第9回[対面/face to face]：作家研究４
企画に応じた研究を発表する。
第10回[対面/face to face]：作家研究５
企画に応じた研究を発表する。
第11回[対面/face to face]：作家研究６
企画に応じた研究を発表する。
第12回[対面/face to face]：冊子原稿完成・入稿
研究冊子の原稿の最終確認をする。
第13回[対面/face to face]：冊子著者校正
研究冊子の著者校正を行う。
第14回[対面/face to face]：秋学期まとめ
秋学期の講義を概括する。
授業時間外の学習（準備学習・復習・宿題等）Work to be done outside of class (preparation, etc.)
必要に応じて授業内で指示します。
テキスト（教科書）Textbooks
温又柔、木村友祐著『私とあなたのあいだ いま、この国で生きるということ』（明石書店、2020、¥1700）。また、温又柔のこれまでの作品のうち受講者が自らの「文学研究」あるいは「創作」をする上で参照にしたいと思うもの。
参考書References
課題に合わせてその都度提示します。
成績評価の方法と基準Grading criteria
冊子作りに向けた作品研究の内容及び受講態度（担当講師や受講仲間との「対話」に真摯であることを望みます）によって総合的に評価します。
学生の意見等からの気づきChanges following student comments
担当講師が単年交代する授業であるため、とくにありません。
担当教員の専門分野等
日本語圏文学・小説。越境、移住、ディアスポラ。主な著作に、小説『魯肉飯のさえずり』（中央公論新社、2020）、『空港時光』（河出書房新社、2018）、『真ん中の子どもたち』（集英社、2017）、エッセイ『台湾生まれ 日本語育ち』（白水Uブックス、2018）など。