SSISSI (Sports Science Institute)
HSS216LB(健康・スポーツ科学 / Health/Sports science 200)スポーツメディア論スポーツメディア論
小池 隆俊Takatoshi KOIKE
授業コードなどClass code etc
学部・研究科Faculty/Graduate school | SSISSI (Sports Science Institute) |
添付ファイル名Attached documents | |
年度Year | 2022 |
授業コードClass code | A9221 |
旧授業コードPrevious Class code | |
旧科目名Previous Class title | |
開講時期Term | 秋学期授業/Fall |
曜日・時限Day/Period | 木3/Thu.3 |
科目種別Class Type | |
キャンパスCampus | 多摩 |
教室名称Classroom name | 各学部・研究科等の時間割等で確認 |
配当年次Grade | 2~4 |
単位数Credit(s) | 2 |
備考(履修条件等)Notes | |
他学部公開科目Open Program | ○ |
他学部公開(履修条件等)Open Program (Notes) | スポ健生は履修不可。 |
グローバル・オープン科目Global Open Program | |
成績優秀者の他学部科目履修制度対象Interdepartmental class taking system for Academic Achievers | |
成績優秀者の他学部科目履修(履修条件等)Interdepartmental class taking system for Academic Achievers (Notes) | |
実務経験のある教員による授業科目Class taught by instructors with practical experience | |
SDGsCPSDGs CP | |
アーバンデザインCPUrban Design CP | |
ダイバーシティCPDiversity CP | |
未来教室CPLearning for the Future CP | |
カーボンニュートラルCPCarbon Neutral CP | |
千代田コンソ単位互換提供(他大学向け)Chiyoda Campus Consortium |
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Outline (in English)
There has been a variety of sports media such as long-standing newspapers, broadcasts, and modern internet-oriented media. The objectives of this course are to develop a vast knowledge on how these media have been approaching and reporting the sporting news.
【Learning Objectives】This course is designed to help students learn to become able to:1.Explain the characteristics of each media such as broadcasting, the Internet, and newspapers.2.Analyze the ever-changing media situation in one’s own way.
【Learning activities outside of classroom】Keep an eye on sporting events in daily basis and take a note of the events that caught your attention.Summarize your own thoughts on the events that you found interesting.
【Grading Criteria/Policy】Submission of assignments after each class48% Submission of a term paper52% Students will be evaluated based on the total score of the class assignments and the term paper.
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の概要と目的(何を学ぶか)Outline and objectives
メデイアには新聞・雑誌や放送などの既存メデイアと近年急速に発達したインターネットメデイアがある。それぞれがスポーツをどう捉え、どのような形で情報を発信してきたのかの実態を深く知ることを目的とする。メデイアが歴史的にどう発生し、どんな変化を遂げてきたのか。その軌跡と現状を把握しながら、今後予想されるスポーツメディアの世界を読み解く能力を身に着けることを目指す。
到達目標Goal
放送、インターネット、新聞・雑誌、それぞれのメディアの特徴が何かを説明することができる。スポーツメディアの変化について、自分なりに分析する力を身に付けることができる。判断する力、自分の考えを構築する力を養い、それを言語化し表現する力を持つことをゴールとする。
この授業を履修することで学部等のディプロマポリシーに示されたどの能力を習得することができるか(該当授業科目と学位授与方針に明示された学習成果との関連)Which item of the diploma policy will be obtained by taking this class?
各学部のディプロマ・ポリシーのうち、以下に関連している。法学部法律学科:DP3、法学部政治学科:DP1、法学部国際政治学科:DP1、文学部:DP1、経営学部:DP3、国際文化学部:DP4、人間環境学部:DP2、キャリアデザイン学部:DP1、経済学部経済学科・現代ビジネス学科:DP4、社会学部:DP2、現代福祉学部福祉コミュニティ学科:DP1、現代福祉学部臨床心理学科:DP1、デザイン工学部システムデザイン学科:DP4
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の進め方と方法Method(s)(学期の途中で変更になる場合には、別途提示します。 /If the Method(s) is changed, we will announce the details of any changes. )
対面の講義形式で行う。ニュース記事やTV番組、ネット動画などを随時取り上げ理解の促進材料とする。学習支援システムを用い、授業ごとに数問の選択式小テストを行い理解度を確認し、その内容について次回にフィードバックする。講師自身がスポーツ放送に携わっていることから、現場体験も伝える。スポーツの注目すべき出来事が起きた場合は授業の内容や順番を変更することもある。また、コロナの感染状況などによりオンデマンドに変更する場合もある。
アクティブラーニング(グループディスカッション、ディベート等)の実施Active learning in class (Group discussion, Debate.etc.)
なし / No
フィールドワーク(学外での実習等)の実施Fieldwork in class
なし / No
授業計画Schedule
授業形態/methods of teaching:対面/face to face
※各回の授業形態は予定です。教員の指示に従ってください。
1回[対面/face to face]:授業全体のガイダンス
講師の自己紹介、授業のオリエンテーション。受講生がおもにどのメディアでスポーツ観戦し、情報を得ているのかのアンケートを行う。
2回[対面/face to face]:スポーツメディアの概観
新聞でスポーツが扱われ始めたのがおよそ140年前、ラジオスポーツ放送の始まりが95年前、テレビが主役となってからおよそ70年。そして10年ほど前からネット隆盛の時代へ。メディアの変遷とそれぞれの現在地を概観する。
3回[対面/face to face]:スポーツメディアのさきがけ新聞・雑誌
スポーツを伝えるメデイアの中で歴史が最も長い活字メデイア。始まりとともにスポーツに関心を寄せ、報道するだけではなくスポーツの主催者ともなり深くかかわってきた。新聞・雑誌といった活字メデイアの歩みを追う。
4回[対面/face to face]:放送メデイアの誕生と発展
ラジオの誕生はスポーツ報道に劇的な変化を生む。それはLIVE(同時性)を手に入れたことによる。さらに映像を加えたテレビは大衆を虜にした。オリンピックを節目に技術を進化させスポーツメデイアの中核となっていった放送メデイアの歴史を見る。
5回[対面/face to face]:スポーツと映像メディア1 ~テレビによる支配~
スポーツ組織、メディア企業、そしてスポンサー企業、このトライアングルがスポーツをビッグイベントに押し上げてきた。その過程で競技のルール変更や、競技日程の変更などテレビによるスポーツ支配とも呼ばれる状況が生じた。
6回[対面/face to face]:スポーツと映像メディア2 ~放映権高騰とOTTの登場~
1980年のロサンゼルスオリンピックは商業化路線の始まりとして広く認知されている。その後、衛星放送やペイテレビの普及とも相まって放映権料は高騰が続く。そしてOTTの登場によりさらに激化の様相を呈している。
7回[対面/face to face]:スポーツの商業化によるアマチュアリズムの消滅
スポーツメデイアの発展はスポーツのプロ化を促し、一方で近代オリンピックにおいてその精神が受け継がれてきた「アマチュアリズム」を消滅させて行く。この過程を追うことはスポーツの発祥と進展の歩みを知ることにつながる。
8回[対面/face to face]:スポーツ中継の仕組み
スポーツ報道には、ニュース、中継、ドキュメンタリー、スタジオ番組などあるが、なかでも高視聴率をマークし長時間視聴者を釘付けにするのがナマ中継。その中継現場に身を置く経験からスポーツナマ中継の仕組みや演出についての考え方などを解説する。
9回[対面/face to face]:スポーツ番組はどう作られる
スポーツ番組の制作過程はどういうものなのか。多くの番組で、なぜ勝てたのかなぜそのプレーができたのかなど「なぜ」に迫ろうと試みている。具体的な例を挙げながら視点の
定め方に迫る。
10回[対面/face to face]:スポーツドキュメンタリー
スポーツ報道の中核の一つにドキュメンタリーがある。選手が勝負の瞬間に何を考え、どんな過程を経たのかを解き明かす手法は、受け手に驚きと納得感を与える。先駆けとなった作品やその後の秀作を例に挙げながらスポーツドキュメンタリーを読み解く。
11回[対面/face to face]:スポーツイノベーション
スポーツ競技をとらえるカメラの高度化、解析システムの発達、CG技術の進化などはスポーツの見方を変え、競技力の向上や戦略にも多大な変化をもたらしている。この変化の真っただ中にある現状を洞察する。
12回[対面/face to face]:誰もがメデイアになる時代
SNSで選手が情報発信することは日常的になっている。マスメディアに頼らず自己プロデュースする動きも盛んに行われている。具体的事例を見ながら、そこに潜む問題点にも目を向ける。
13回[対面/face to face]:スポーツメデイアのこれから
インターネットがメディアの中心となりつつある中、既存メディアのネット展開も急速に進展し、大融合時代を迎えている。また5Gの実用化で新たな映像技術が次々に開発され、その進歩は目覚ましい。メディアのこれからを探る。
14回[対面/face to face]:授業全体のまとめとリポート提出
これまでの授業で取り上げてきた内容・用語を再確認し質問を受け付ける。課題として提示したリポートの提出
授業時間外の学習(準備学習・復習・宿題等)Work to be done outside of class (preparation, etc.)
テレビ、インターネット、新聞・雑誌によるスポーツ報道に日々目を配り、目にとまった出来事をメモに留めておきたい。それぞれの報道を鵜吞みにせず、自身の経験や他人の意見も取り込みながら、自分なりの考えを構築してみることが重要。準備学習・復習時間2時間をとりながら授業に向かおう。
テキスト(教科書)Textbooks
特にありません
参考書References
「21世紀スポーツ大辞典」中村敏雄ほか編集主幹 大修館書店
「日本スポーツ放送史」橋本一夫 大修館書店
「よくわかるスポーツ文化論」 井上俊 菊幸一編著 ミネルヴァ書房
「スポーツ好きは甲子園とオリンピックから始まった 」佐塚元章 文芸社
「情報爆発時代のスポーツメディア」滝口隆司 創文企画
「現代スポーツ評論22・41」 清水諭責任編集 創文企画
成績評価の方法と基準Grading criteria
授業内での選択式小テスト(4%×12回)48%。
学期末レポート課題52%。両方の内容を総合的に判断して評価する。
レポートは記述のオリジナリティ、論理構成、表現方法を重点に評価する。
学生の意見等からの気づきChanges following student comments
オンデマンドで実施した昨年度はアンケートで好評をいただいた。対面となる今年度は板書などにも工夫を加えたい。
学生が準備すべき機器他Equipment student needs to prepare
学習支援システムを使用できるスマートフォンもしくはパソコン・タブレットを持参すること。
その他の重要事項Others
講師の40年以上にわたるスポーツの取材活動、番組制作活動を基にしてメデイア論を講義する。