法学部Faculty of Law
POL100AD国際社会の法Ⅰ国際社会の法Ⅰ
新垣 修Osamu ARAKAKI
授業コードなどClass code etc
学部・研究科Faculty/Graduate school | 法学部Faculty of Law |
添付ファイル名 Attached documents |
国際社会の法I_アウトライン集 |
年度Year | 2022 |
授業コードClass code | A0769 |
旧授業コードPrevious Class code | |
旧科目名Previous Class title | |
開講時期Term | 春学期授業/Spring |
曜日・時限Day/Period | 金5/Fri.5 |
科目種別Class Type | 講義 |
キャンパスCampus | 市ヶ谷 |
教室名称Classroom name | 各学部・研究科等の時間割等で確認 |
配当年次Grade | 1~4 |
単位数Credit(s) | 2 |
備考(履修条件等)Notes | |
他学部公開科目Open Program | |
他学部公開(履修条件等)Open Program (Notes) | |
グローバル・オープン科目Global Open Program | |
成績優秀者の他学部科目履修制度対象Interdepartmental class taking system for Academic Achievers | |
成績優秀者の他学部科目履修(履修条件等)Interdepartmental class taking system for Academic Achievers (Notes) | |
実務経験のある教員による授業科目Class taught by instructors with practical experience | ○ |
SDGsCPSDGs CP | |
アーバンデザインCPUrban Design CP | |
ダイバーシティCPDiversity CP | |
未来教室CPLearning for the Future CP | |
カテゴリー(法律学科)Category (法律学科) | |
カテゴリー(政治学科(2021年度以降入学者))Category (政治学科(2021年度以降入学者)) | |
カテゴリー(政治学科(2020年度以前入学者))Category (政治学科(2020年度以前入学者)) | |
カテゴリー(国際政治学科(2021年度以降入学者))Category (国際政治学科(2021年度以降入学者)) | |
カテゴリー(国際政治学科(2020年度以前入学者))Category (国際政治学科(2020年度以前入学者)) |
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Outline (in English)
This course explores to seek out the role of law in international society. Examining various topics, participants of the course will learn functions both of international law and municipal law. The course of this year focuses on history of infectious diseases in international law.
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の概要と目的(何を学ぶか)Outline and objectives
国際社会における法の役割について学びます。具体的には、毎回取り上げる様々なトピックを通じ、国際法や国内法が果たす機能について理解を深めます。本年度は特に、感染症に関する国際法の歴史(1850年−第二次世界大戦期)に重点を置きます。
到達目標Goal
1 国際社会における国際法や国内法の意味について理解します。
2 メディアで取り上げられる国際時事問題を法的視点から捉え、これについて議論できるようにします。
この授業を履修することで学部等のディプロマポリシーに示されたどの能力を習得することができるか(該当授業科目と学位授与方針に明示された学習成果との関連)Which item of the diploma policy will be obtained by taking this class?
ディプロマポリシーのうち、「DP2」に強く関連。「DP1」、「DP3」、「DP4」に関連。
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の進め方と方法Method(s)(学期の途中で変更になる場合には、別途提示します。 /If the Method(s) is changed, we will announce the details of any changes. )
1 ディスカッションを含むインターアクティブな授業を行いますので、積極的な参加が求められます。
2 シラバスの計画にしたがい、講師の説明とパワーポイントの資料を用いて授業を進めます。
3 授業内試験(1)のフィードバックについてですが、できるだけ早期に採点し、その結果を個別に告知するとともに、第9回授業以降で採点の基準や正解例を説明します。そのことで、ご自分の評価を理解できるようにします。それでも評価に疑問が残る場合には、フォローアップとして、授業後にオンラインで個別の照会を受け付けます。
4 授業内試験(2)のフィードバックについてですが、試験終了直後に採点の基準や正解例を説明します。そのことで、ご自分の評価を理解できるようにします。その後、できるだけ早期に採点し、結果を個別に告知します。またそれでも評価に疑問が残る場合には、フォローアップとして、個別の照会をオンラインで受け付けます。
アクティブラーニング(グループディスカッション、ディベート等)の実施Active learning in class (Group discussion, Debate.etc.)
あり / Yes
フィールドワーク(学外での実習等)の実施Fieldwork in class
なし / No
授業計画Schedule
授業形態/methods of teaching:オンライン/online
※各回の授業形態は予定です。教員の指示に従ってください。
1[オンライン/online]:プロローグ:法とは何か?
1 はじめに
2 法とは何か?
3 国際法の法源
4 国際法の変化
5 まとめ
2[オンライン/online]:国際社会における法と政治
1 はじめに
2 国際法の法的性質
(1)否定説
(2)肯定説
3 法と社会の構造
4 国際社会における法と政治の関係
5 まとめ
3[オンライン/online]:法政大学は独立国家になれるか?
1 国家であるということ:主権
2 国家承認
(1) 法政大学は独立国家になれるか?
(2) 国家承認とは?
(3) 国家承認の法的性質
(4) 国家と認められるための要件
(5) 国家承認の方法
3まとめ
4[オンライン/online]:戦争と平和について考えよう
1 はじめに
2 正戦論
3 無差別戦争観
4 国際連盟の時代:戦争の違法化
5 国際連合の時代:武力行使禁止
6 平和のための結集決議と国連平和維持活動(PKO)
7 冷戦時代のPKO
8 冷戦終結後のPKO
9 まとめ
5[オンライン/online]:国籍と無国籍
1 はじめに
2 国籍とその決定
3 国籍の得喪
4 国際法の機能:国籍の調整
5 無国籍
6 まとめ
6[オンライン/online]:人道支援と法:救済と正義のジレンマ
1 はじめに
2 国際赤十字の誕生
3 その後のデュナン
4 国際人道法の発展
5 人道支援とは何か?
6 人道支援のジレンマ
7 まとめ
7[オンライン/online]:ルワンダとジェノサイド
1 はじめに
2 ルワンダ略史
3 ルワンダと植民地政策
4 ウガンダにおけるツチ難民
5 ジェノサイド
6 国際社会の対応
7 まとめ
8[オンライン/online]:授業内試験(1)
第1回−第7回までの範囲の試験
9[オンライン/online]:感染症をめぐる国際法の歴史(1):1850-1890年代:国際衛生条約の誕生
1 はじめに
2 前史
3 国際衛生会議と19世紀の国際衛生条約
4 まとめ
10[オンライン/online]:感染症をめぐる国際法の歴史(2):1900-1910年代:東方の脅威からの防衛
1 はじめに
2 ペスト・コレラ・黄熱
3 背景と経緯
4 1903年国際衛生条約
5 1907年公衆衛生国際事務局のパリにおける設立に関する国際協定
6 1912年国際衛生条約
7 まとめ
11[オンライン/online]:感染症をめぐる国際法の歴史(3):1920年代:欧州から世界へ
1 はじめに
2 チフスと天然痘
3 背景と経緯
4 1926年国際衛生条約
5 まとめ
12[オンライン/online]:感染症をめぐる国際法の歴史(4):1930年代:海陸から空へ
1 はじめに
2 空と感染症
3 背景と経緯
4 1933年航空国際衛生条約
5 1926年国際衛生条約を修正するための1938年条約
6 1900-1930年代の国際衛生条約の性質
7 まとめ
13[オンライン/online]:感染症をめぐる国際法の歴史(5):1940年代中頃:第二次世界大戦
1 はじめに
2 戦争と感染症
3 背景と経緯
4 1926年国際衛生条約を修正するための1944年条約
5 1933年航空国際衛生条約を修正するための1944年条約
6 1944年条約を延長するための1946年議定書
7 1944年国際衛生条約の性質
8 まとめ
14[オンライン/online]:エピローグ&授業内試験(2)
本講義全体のまとめ&授業内試験(2)(第8回ー第13回)
授業時間外の学習(準備学習・復習・宿題等)Work to be done outside of class (preparation, etc.)
アウトライン集(添付)にしたがって予習を行なってください。本授業の準備学習・復習時間は各2時間を標準とします。
テキスト(教科書)Textbooks
新垣修『時を漂う感染症:国際法とグローバル・イシューの系譜』(慶應義塾大学出版会)2021年
参考書References
第1回−第7回まではアウトライン集(添付)に記載しています。第9回以降については授業で案内します。
成績評価の方法と基準Grading criteria
授業内試験(1)の成績 30%
授業内試験(2)の成績 70%
学生の意見等からの気づきChanges following student comments
「ディスカッションや意見共有の機会が多くて良かった」との趣旨の意見がありました。
その他の重要事項Others
アウトライン集(添付)を参照してください。
教員は国連機関と開発援助機関での実務経験を有しており、実践を批判的視点から考察する。