文学部Faculty of Letters
PSY200BG(心理学 / Psychology 200)言語心理学特講言語心理学特講
福田 由紀Yuki FUKUDA
授業コードなどClass code etc
学部・研究科Faculty/Graduate school | 文学部Faculty of Letters |
添付ファイル名Attached documents | |
年度Year | 2021 |
授業コードClass code | A3723 |
旧授業コードPrevious Class code | |
旧科目名Previous Class title | |
開講時期Term | 秋学期授業/Fall |
曜日・時限Day/Period | 木3/Thu.3 |
科目種別Class Type | |
キャンパスCampus | 市ヶ谷 |
教室名称Classroom name | |
配当年次Grade | |
単位数Credit(s) | 2 |
備考(履修条件等)Notes | |
他学部公開科目Open Program | |
他学部公開(履修条件等)Open Program (Notes) | |
グローバル・オープン科目Global Open Program | |
成績優秀者の他学部科目履修制度対象Interdepartmental class taking system for Academic Achievers | |
成績優秀者の他学部科目履修(履修条件等)Interdepartmental class taking system for Academic Achievers (Notes) | |
実務経験のある教員による授業科目Class taught by instructors with practical experience | ○ |
SDGsCPSDGs CP | |
アーバンデザインCPUrban Design CP | |
ダイバーシティCPDiversity CP | |
未来教室CPLearning for the Future CP | |
カーボンニュートラルCPCarbon Neutral CP | |
千代田コンソ単位互換提供(他大学向け)Chiyoda Campus Consortium | |
カテゴリーCategory | |
他学科公開科目 | |
クラスGroup | |
昼夜表記Day or Night |
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Outline (in English)
The purpose of this course is to learn various psychological approaches trying to solve the problems in our communication. Students will be expected to broaden their perspectives and deepen their understanding about psychology of language by participating in group activities.
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の概要と目的(何を学ぶか)Outline and objectives
この授業の目的は,私たちが日々直面している言語的コミュニケーションの問題を心理学的なアプローチから解決することです。その方策をグループ活動(実習)を通して考えて,自分の言語力をあげていきましょう。この授業では,言語力とは,1つの能力だけでなく,話す・聞く・読む・書くといった領域にまたがる総合的な言語運用能力を指します。
到達目標Goal
①言葉を読むときに何が起こっているかに関する心理学的・脳科学的な知識が身につく。
②言語心理学的知識を基礎にして,日常への応用への提言ができる。
③自分の言語力を省察し,開発することができる。
この授業を履修することで学部等のディプロマポリシーに示されたどの能力を習得することができるか(該当授業科目と学位授与方針に明示された学習成果との関連)Which item of the diploma policy will be obtained by taking this class?
ディプロマポリシーのうち、「DP1」に関連
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の進め方と方法Method(s)(学期の途中で変更になる場合には、別途提示します。 /If the Method(s) is changed, we will announce the details of any changes. )
本授業は講義と実習を組み合わせた形式です。授業中,教科書を使いますので用意しておいてください。また,様々な問題について10回の実習を行います。そこでは,グループで討論をし、発表します。
また,Hoppiiを通じて,授業の前に宿題の提出してください。なお,授業の初めに、提出された宿題の内容に関して,全体に対してフィードバックを行います。
さらに,COVID-19感染症蔓延状況に応じて,オンライン授業を中心に行う場合もあります。
アクティブラーニング(グループディスカッション、ディベート等)の実施Active learning in class (Group discussion, Debate.etc.)
あり / Yes
フィールドワーク(学外での実習等)の実施Fieldwork in class
なし / No
授業計画Schedule
秋学期
※各回の授業形態は予定です。教員の指示に従ってください。
第1回:オリエンテーション,言語力とは
授業の進め方の確認,言語力とは?
第2回:共有された世界
よりよいコミュニケーションの実現のために必要なこと
第3回:合意形成とは:実習①「砂漠に不時着」
合意形成を体験する
第4回:キャリア教育からみた言語力:実習②グループディスカッション
グループディスカッションを体験し,より良い合意形成を目指す
第5回:伝わる文章1:言葉の特性,実習③どんな情景?
言語の特性を知る
第6回:伝わる文章2:実習④悪文から学ぶ
校正を通して,分かりやすい文章を作成する
第7回:医療現場からみた言語力:実習⑤「スキーマって何ですか?」
既有知識に差がある相手に対して,わかりやすく説明をする
第8回:物語文の指導:実習⑥感情推論
情景理解,イメージ能力,心情理解,感情推論
第9回:説明文の指導:実習⑦トピックセンテンス
PISAの読解力,米国の実践例,眼球運動の実験
第10回:英語教育からみた言語力:実習⑧英語のRST
第二言語の難しさ
第11回:発達性読み書き障がいとは1
ビデオの視聴
第12回:発達性読み書き障がいとは2:実習⑨支援をグループディスカッションから考える
どのような支援ができるか,洗練された討論を通じて合意形成を目指す
第13回:発達性読み書き障がいへの支援:実習⑩模擬テスト
支援を見据えた障がいの捉え方,支援の考え方
第14回:期末レポートの作成と授業のまとめ
期末レポートの作成,授業のまとめ
授業時間外の学習(準備学習・復習・宿題等)Work to be done outside of class (preparation, etc.)
*次週の授業内容にあわせて短い宿題が出されます。授業前にHoppiiから提出して下さい。
第 1回 言葉は何かを伝える道具です。何を伝えると思いますか?思いつく限り,書いてください。
第 2回 集団で合理的な意志決定を行うためにはどんな方法がいいと思いますか?
第 3回 合意形成の極意は何だと思いますか?1番重要だと思う事から順に3つ挙げてください。
第 4回 言葉にまつわることで,何か誤解したことや,笑い話しはありませんか?
第 5回 『彼女(あなたの友人)は視線を外して「おはよう・・・」 と言った。』どうしてだと思いますか?その理由を書いてください。
第 6回 スキーマの定義を書いてください
第 7回 次の文章を読んでください。トムはどんな気持ちになったと思いますか?
第 8回 文章の挿絵は理解を促進しますか?
第 9回 あなたはどのくらい英語が得意ですか?
第10回 発達性読み書き障がい字・者の日常生活上の困難を予想する。
第11回 WAIS-Rの数唱は何を調べているか?
第12回 模擬期末テスト(客観式)を作成する。
第13回 期末テストの準備を行い,自己評価する。
本授業の準備学習・復習時間は、各2時間を標準とします。
テキスト(教科書)Textbooks
「言語心理学入門-言語力を育てる-」 福田由紀編 培風館 2012年
参考書References
適宜,紹介します。
成績評価の方法と基準Grading criteria
評価は、平常点40%(宿題と実習点)と期末テストの結果を60%として,総合点により決定されます。期末テストの追試は,履修の手引きに記載されている条件が満たされたときのみ行われます。期末テストでは授業で紹介した内容,自分で教科書を読んだ内容,そして応用問題が問われます。形式は多肢選択式です。
学生の意見等からの気づきChanges following student comments
2020年度の授業は,Zoomを使ったオンライン授業をしました。実習=グループワークが中心の授業形式の中で,オンラインのグループワークがうまくいくか,心配でしたが,受講生のみなさんは上手に出来ていたようです。よかったです。以下にグループワークの効用に関する受講生の感想を紹介します。
・友達でない人とグループワークを繰り返したことで、グループワークへの苦手意識が薄まった点が良かったです。
・授業内容そのものもグループワークも就活に役立ちそうなことが多かった。
その他の重要事項Others
今年度は対面授業を予定しています。しかし,COVID-19感染状況により,他の形式の授業に変更される可能性があります。よって,大学からのお知らせに注意をしていてください。また,上記の授業計画等が変更になる可能性もあります。受講希望者は,初回のオリエンテーションに必ず出席をしてください。あるいはHoppiiからのお知らせに気をつけてください。
また,この授業では,文化審議会国語分科会臨時委員の活動を通して得られた知見に基づき,受講生の言語力をあげるためのグループワークを行います。
実験や調査への参加
授業の前後に心理学の実験や調査参加募集のお願いが何回かあると思います。心理学は実証科学です。講義だけではなく,他者が行う実験や調査にも積極的に参加してください。
初回授業
初回授業はオンラインで行います。ZoomIDはHoppiiの「お知らせ」を通じて行います。
また,初回授業時に受講者の数を確定したいと思います。この授業の受講希望者は,必ず,出席をしてください。初回授業に欠席した場合,受講できない場合がありますので気をつけてください。
なお,上記内容は2021年3月末現在の状況におけるお知らせです。変更がある場合は,Hopiiの「お知らせ」機能を用いてアナウンスします。