文学部Faculty of Letters
PSY200BG(心理学 / Psychology 200)発達心理学発達心理学
渡辺 弥生Yayoi WATANABE
授業コードなどClass code etc
学部・研究科Faculty/Graduate school | 文学部Faculty of Letters |
添付ファイル名Attached documents | |
年度Year | 2021 |
授業コードClass code | A3622 |
旧授業コードPrevious Class code | |
旧科目名Previous Class title | |
開講時期Term | 春学期授業/Spring |
曜日・時限Day/Period | 火2/Tue.2 |
科目種別Class Type | |
キャンパスCampus | 市ヶ谷 |
教室名称Classroom name | |
配当年次Grade | |
単位数Credit(s) | 2 |
備考(履修条件等)Notes | |
他学部公開科目Open Program | ○ |
他学部公開(履修条件等)Open Program (Notes) | |
グローバル・オープン科目Global Open Program | |
成績優秀者の他学部科目履修制度対象Interdepartmental class taking system for Academic Achievers | ○ |
成績優秀者の他学部科目履修(履修条件等)Interdepartmental class taking system for Academic Achievers (Notes) | |
実務経験のある教員による授業科目Class taught by instructors with practical experience | |
SDGsCPSDGs CP | |
アーバンデザインCPUrban Design CP | |
ダイバーシティCPDiversity CP | |
未来教室CPLearning for the Future CP | |
カーボンニュートラルCPCarbon Neutral CP | |
千代田コンソ単位互換提供(他大学向け)Chiyoda Campus Consortium | |
カテゴリーCategory | |
他学科公開科目 | |
クラスGroup | |
昼夜表記Day or Night |
すべて開くShow all
すべて閉じるHide All
Outline (in English)
From the viewpoint of lifelong development, including from infancy to elderly, we will attempt to understand the flow of research to date and research questions that have been previously clarified. We will aim to consider how to contribute to society by the researches.
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の概要と目的(何を学ぶか)Outline and objectives
心はいつからどのように変化していくのか。受精から死を迎えるまでのライフスパンを視野にいれながらも、本授業では、胎児期から、乳児期、幼児期、児童期、青年期までを中心に、時間の経過とともに質的および量的に変化するさまざまな発達的特徴を理解する。発達心理学という学問大系を学ぶだけでなく、身近な子育て、教育、人としての生き方等を考える機会とし、社会的に還元できる知識や探索のしかたを学ぶ。
到達目標Goal
心の発達についておおまかにでも各時期における発達の特徴を説明できるようになることが望ましい。また、関心のある知見についてグループで討論したり、こうした知識をいかに生活の中で役立てていくかを考え、将来、実際に活かすことができるようになることを目標とする。
(1)人間の発達についていくつかの理論を学ぶ。
(2)人間の発達を明らかにしていくための研究にふれる。
(3)生活のどのような部分に役立てられるかを意識し応用する。
この授業を履修することで学部等のディプロマポリシーに示されたどの能力を習得することができるか(該当授業科目と学位授与方針に明示された学習成果との関連)Which item of the diploma policy will be obtained by taking this class?
ディプロマポリシーのうち、「DP2」に関連
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の進め方と方法Method(s)(学期の途中で変更になる場合には、別途提示します。 /If the Method(s) is changed, we will announce the details of any changes. )
基本的には講義形式であるが、人間の発達を実感できるようにビデオやDVDなどの視聴覚教材を適宜用いていく。受講者には、各時間による積極的な発言や質問による参加を期待する。テキストを用いるので、事前に予習したり、復習することが必須である。授業の感想を毎回求める。☆例年、受講者数が多いので制限する可能性があることから、希望者は初回時には必ず出席すること。初回が終わり、受講者数が多いことから2回の仮登録までを履修者として、以降制限します。
課題のフィードバックについては、学習支援システムで実施します。
アクティブラーニング(グループディスカッション、ディベート等)の実施Active learning in class (Group discussion, Debate.etc.)
あり / Yes
フィールドワーク(学外での実習等)の実施Fieldwork in class
なし / No
授業計画Schedule
春学期
※各回の授業形態は予定です。教員の指示に従ってください。
第1回:発達ということ
発達理論の枠組みの理解
「発達」が意味することや、研究方法、さらには、主要な理論の存在について認識する。
第2回:胎児の発達
お腹の中の赤ちゃんについて:胎児期に起きている神秘ともいえる変化について
理解する。
第3回:感覚・知覚の発達
見える世界、聞こえる世界の理解:感覚や知覚が年齢とともにどのように変化するのかを理解する。
第4回:感情の発達
泣くから悲しい?悲しいから泣く?:当たり前と考えていたことが、実は明確でないことや、感情のメカニズムについて知る。
第5回:認知の発達
考えることの発達:考えるということの意味や、認知と感情、行動の関係について学ぶ。
第6回:言語の発達
ことばを覚える、ことばを使う:言葉の獲得や言葉の使用など、言葉の発達の様々な側面を理解する。
第7回:親子関係の発達
「ひとりでも泣かないよ」
乳幼児期の親子関係を中心に、基本的な理論を習得する。
第8回:友人関係の発達
友人関係を築き維持すること:友人関係を築くこと、維持することなど、また、友人関係のトラブルへの対応などについて学ぶ。
第9回:知能の発達
頭が良いとはどういうこと?知能の概念や、それをどのように測定するかという点について理解する。
第10回:意欲・動機づけの発達
やる気のメカニズム:勉強嫌いや、無気力になってしまう原因などを考え、意欲的に学習するためのメカニズムを知る。
第11回:自我の発達
一生涯続く「自分とは何か:自我のめざめや自己意識の問題は生涯発達の軸になるテーマであるが、多くの理論を学ぶ。
第12回:性役割の発達
ジェンダーの獲得「男とは女とは」:生物的な違いなのか後天的な違いなのか、
いくつかの研究から考えてみる。
第13回:道徳性の発達
善悪の判断はどのように育つ?:道徳的な人とそうでない人は、発達的に違いがあるのか。善悪の判断や、向社会的な行動のメカニズムについて知る。
第14回:発達障害の理解
発達障害の理解と対応:近年、明らかにされてきた障害の特徴について知るとともに、どのように支援していけるかを考える。
授業時間外の学習(準備学習・復習・宿題等)Work to be done outside of class (preparation, etc.)
授業の前日までに毎回、テキストの課題となる章を読み、テーマを理解する。知らない用語などは、自分で調べておくことが望ましい。テキストの図表から読み取れることを考え、わからないところを明確にしておく。わからないことは授業で質問するようにし、授業後は復習する。復習したことが理解されているかを確認するため、授業の最初に前の時間のレヴューや質問に答えるようにするが、専門用語などについてまとめるようにする。予習復習には、各2時間かけるようにする。
テキスト(教科書)Textbooks
『ひと目でわかる発達心理学』、渡辺弥生・西野泰代 編著(福村出版)
参考書References
『子どもの「10歳の壁」とは何か?ー乗り越えるための発達心理学』渡辺弥生著(光文社)
『発達心理学(シリーズ 心理学と仕事)』二宮克美・渡辺弥生編著(北大路書房)
『まんがでわかる発達心理学(仮)』(5月刊行予定)渡辺弥生監修(講談社)
成績評価の方法と基準Grading criteria
オンデマンド形式と対面のハイブリッド形式を予定していますが、その時の状況によって変更の場合があります。支援システムを参考にしてください、
毎回のミニクイズの回答(正答かどうか)とおおよそ4回ごとのミニ課題2回の総合点で評価することとします。ただし、ミニクイズの回答の評価は全クイズ数の3分の2を回答した人を対象にします。ミニクイズの評価は40%です。ミニ課題は2つとも提出することが前提で、評価は全体の60%となります。
ミニ課題だけ提出、ミニクイズだけ回答だけでは、成績を評価しません。
学生の意見等からの気づきChanges following student comments
授業外の予習および復習ができるような課題を考える。
学生が準備すべき機器他Equipment student needs to prepare
テキストを持参すること。授業支援システムに入ること。
その他の重要事項Others
授業支援システムに登録すること。初回を重視します。