教職・資格(多摩)Teacher-Training Courses and Qualification Courses (Tama)
総合的な学習の時間の指導法Teaching Method on the Period for Integrated Studies
本山 明Akira MOTOYAMA
授業コードなどClass code etc
学部・研究科Faculty/Graduate school | 教職・資格(多摩)Teacher-Training Courses and Qualification Courses (Tama) |
添付ファイル名Attached documents | |
年度Year | 2021 |
授業コードClass code | L3162 |
旧授業コードPrevious Class code | |
旧科目名Previous Class title | |
開講時期Term | 秋学期授業/Fall |
曜日・時限Day/Period | 月2/Mon.2 |
科目種別Class Type | |
キャンパスCampus | 多摩 |
教室名称Classroom name | |
配当年次Grade | 2~4 |
単位数Credit(s) | 2 |
備考(履修条件等)Notes | |
実務経験のある教員による授業科目Class taught by instructors with practical experience | |
SDGsCPSDGs CP | |
アーバンデザインCPUrban Design CP | |
ダイバーシティCPDiversity CP | |
未来教室CPLearning for the Future CP | |
カーボンニュートラルCPCarbon Neutral CP | |
千代田コンソ単位互換提供(他大学向け)Chiyoda Campus Consortium | |
カテゴリーCategory | 教職関係科目 |
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Outline (in English)
Method for the Period for Integrated Studies. The significance of this subject, flame of purpose and contents in each school, how to make taching plans, the way of evaluation of students'grades.
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の概要と目的(何を学ぶか)Outline and objectives
総合的な学習の時間の意義と原理、特に学校ごとに目標や内を定める際の考え方を理解する。総合的な学習の時間の指導計画作成の考え方、特に探求的な学習の基礎的な理論や対話を中心とした学習の具体的方法、および他教科との連携の方法を理解し、実際に指導計画が立てられるようになる。総合的な学習の時間の指導と評価の考え方および実践上の留意点を理解できる。
到達目標Goal
探求的な見方・考え方をし、横断的・総合的な学習を行うことを通して、よりよく課題を解決し、自己の生き方を考えていくための資質・能力を育む「総合的な学習の時間」の指導計画の作成および具体的な指導の仕方、学習活動の評価に関する知識・技能を身につける。特に、教科ごとに育まれる見方・考え方を活用し、広範な事象を多様な角度から俯瞰してとらえ、実社会・実生活の課題を探求する学びを実現する授業づくりに必要な基礎的力を身につける。
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の進め方と方法Method(s)(学期の途中で変更になる場合には、別途提示します。 /If the Method(s) is changed, we will announce the details of any changes. )
「総合的な学習の時間」な学習指導理論を理解し、学習指導案の内容を子どもの認識や思考、学力などの実態に沿ったものに作成できるようにする。また模擬授業の実施と振り返りを通して授業改善の視点を身に着ける。「総合的な学習の時間」における実践研究の動向を紹介し、グループワーク・問題解決学習など主体的・対話的で深い学びの授業設計の向上に取り組めるようにする。授業内に行ったレポート等のなかでいくつかを取り上げ全体に対してフィードバックを行う。
アクティブラーニング(グループディスカッション、ディベート等)の実施Active learning in class (Group discussion, Debate.etc.)
あり / Yes
フィールドワーク(学外での実習等)の実施Fieldwork in class
あり / Yes
授業計画Schedule
※各回の授業形態は予定です。教員の指示に従ってください。
1:オリエンテーション(ねらいと目標、進め方)
学生の「総合的な学習の時間」の体験を振り返り、その意義について共有化をはかる。
2:「総合的な学習の時間」の位置づけ(目標、授業時数、他教科との関連)
戦後の学習指導要領にみる「総合的な学習の時間」戦後初期のコア・カリキュラムの示唆するもの
3:カリキュラム上の特徴(問題解決型学習や探求的な学習)
教育課程と校内体制。指導計画の基本的考え方。SDGsと「総合的な学習の時間」
4:実社会に活かす学び(学校教育と実社会経験の架橋)
体験活動・情報活用能力・シティズンシップ教育・地域との連携(フィールドワークを含む)
5:アクティヴ・ラーニングの技法
問題解決型学習・参加型学習・探究的な学習・他者と協同して取り組む学習の実際
6:具体的な実践例(社会科系)と評価方法
公正な社会世界・共生を創る実践と評価
7:具体的な実践例(理科系)と評価方法
循環型社会・気候変動を中心にした実践と評価
8:学校ごとの目標の立て方(目標と診断的評価)
「総合的な学習の時間」の目標と育成を目指す資質・能力。評価の方法・ポイント
9:年間計画と指導案作成の理解
クラス・学年・学校を単位とした年間計画と指導案
10:指導案作成の実践的学習
探究のプロセスのポイントと思考ツールの使用による協同学習
11:指導案改善の観点と方法
課題設定・情報収集・整理分析・まとめ表現の観点と方法を改善する
12:指導案改善の実践的学習
生徒同士の学び合い学習視点での指導案の改善
13:授業指導案の発表と講評(中学校)
中学校における授業指導案の発表と講評
14:授業指導案の発表と講評(高校)
高校における授業指導案の発表と講評
授業時間外の学習(準備学習・復習・宿題等)Work to be done outside of class (preparation, etc.)
「総合的な学習の時間」のテーマを考える上で、毎日、新聞を30分以上読み、新聞スクラップブックを作成する。定型用紙は授業者が用意し、そこに自分のコメントを書き込み提出する。新聞が手元に無い場合は、図書館の新聞をコピーし使用する事。本授業の準備・復習時間は、各2時間を標準とします。
テキスト(教科書)Textbooks
使用しない。適宜、指示する。
参考書References
中学校学習指導要領、高等学校学習指導要領(最新版 文部科学省)
文部科学省(2008/2010)『中学校/高等学校学習指導要領解説総合的な学習の時間編』海文堂出版
成績評価の方法と基準Grading criteria
平常点(各時間の提出レポート・新聞スクラップの中で授業者が評価に必要であるとしたもの)50%
最終提出の授業計画案(授業指導案)、期末レポート50%
学生の意見等からの気づきChanges following student comments
本年度新規科目につきアンケートを実施していない。
学生が準備すべき機器他Equipment student needs to prepare
必要な時は指示する。
その他の重要事項Others
質問事項などは、授業後お願いします。1999年より公立中学校で15年間、「総合的な学習の時間」の責任者を経験。現場の実践に役立つ授業をしていく。
授業中に求められ学習活動
広く豊かな社会認識を身につけるため積極的な発言、対話を期待する。