通信教育部(通信学習)School of Correspondence Education (Correspondence Learning)
ART300TC(芸術学 / Art studies 300)西洋美術史History of Western Arts
教科担当責任者 / Instructor in charge of class:小林 ふみ子Fumiko KOBAYASHI
授業コードなどClass code etc
学部・研究科Faculty/Graduate school | 通信教育部(通信学習)School of Correspondence Education (Correspondence Learning) |
添付ファイル名Attached documents | |
年度Year | 2024 |
旧授業コードPrevious Class code | |
旧科目名Previous Class title | |
担当者Instructor name | 濱西 雅子 |
科目種別Class Type | 通信学習(リポート・試験) |
履修学年Grade | 3~4 |
単位数Credit(s) | 4 |
備考(履修条件等)Notes | |
実務経験のある教員による授業科目Class taught by instructors with practical experience | |
カテゴリーCategory | 文学部 日本文学科 専門教育科目 |
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Outline (in English)
Art history is an academic field surrounding works of art that can be said to be mirrors of times, society, and culture. In this course, from Western European classical ancient, medieval Romanesque / Gothic, early modern Renaissance, modern 19th century era, art works taking a variety of expression forms such as architecture, sculpture, painting, crafts etc. are considered. By choosing each example from among the subjects and conducting a specific artistic approach in concrete terms, we aim to deepen understanding from various aspects. Also think about the perspective of cultural exchange.
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
【学習の到達目標】Goal
西洋美術の名作について、図像(主題、内容)、(時代・地域・個人)様式、技法、造形的表現の特質、美術史上の意義といった美術史的な観点から、総合的に理解を深めることを目指す。
【この授業を履修することで学部等のディプロマポリシーに示されたどの能力を習得することができるか(該当授業科目と学位授与方針に明示された学習成果との関連)】Which item of the diploma policy will be obtained by taking this class?
西洋美術の名作について、図像(主題、内容)、(時代・地域・個人)様式、技法、造形的表現の特質、美術史上の意義といった美術史的な観点から、総合的に理解を深めることを目指す。
【授業で使用する言語】Default language used in class
日本語 / Japanese
【科目の概要】Method(s)
美術史は、時代・社会・文化の鏡ともいえる芸術作品を巡る学問である。本科目では、西欧古典古代から、中世ロマネスク・ゴシック、近世ルネサンス、近代19世紀の時代にかけて、建築・彫刻・絵画・工芸等多様な表現形式をとる美術作品を考察の対象とする。課題のなかから各自作例を選択し、具体的に美術史的なアプローチを行うことにより、様々な側面からの理解を深めることを目指す。また文化交流という視点も併せて考えたい。
【成績評価基準】Grading criteria
最終成績は単位修得試験により評価するが、評価の際は先に提出されたリポートの内容を考慮する。
【テキスト名および詳細】Textbooks
指定市販本 高階秀爾監修、『カラー版 西洋美術史』〔増補新装版〕、美術出版社、2002年、¥1,900+税
本書は古代から20世紀末までの西洋美術の歴史を、340点の豊富なカラー図版とともに、時代ごとに建築・彫刻・絵画・工芸各分野にわたりわかりやすく概観するものである。2002年刊行の増補新装版には、1990年刊行の旧版に、最終章と簡単な用語解説等が加えられている。本文のコラムとともに、こうした巻末の用語解説、新たな美術史年表も学習の手引きとされたい。
【学習指導、注意点等】Work to be done outside of class (preparation, etc.)
通信学習のリポートに添削・講評でフィードバックする。
まずテキストを通読し、西洋美術史の全体的な枠組み、大まかな流れを掴み、基本を押さえておくこと。
その上で各自リポート課題に沿った専門文献にあたり理解を深めることが望まれる。すなわち、入門書・通史概説書以外にも、個別の課題に沿った美術史の専門文献を広く参照する必要がある。
そして選択した作品の基本データ(制作年代・規模等)や時代様式の特徴を踏まえた上で、図像内容、造形的表現の特質、美術史上の意義等について考察して欲しい。西洋美術史の専門文献で得た知識を基に、与えられたテーマについて自ら論ずる力をみる。
なお美術史の専門文献を三点以上参照し、実際に用いた文献データ(参照ページも忘れずに)をリポート末に明記すること。
<参考文献表の注意点>
書籍の場合は、著者名(ないし編者名)、二重鍵括弧(『 』)の中に書名、出版社、発行年、参照ページの順で記載する。専門誌掲載論文の場合は、著者名、論文のタイトル(一重鍵括弧「 」で囲む)、掲載誌名(二重鍵括弧『 』で囲む)、号数、発行年、参照ページの順で記載する。例:
法政信子編 『ラファエロ画集』 講談社 2016年 pp. 114-120
法大通教著 「ミケランジェロ《ピエタ》を巡る一考察」『市ヶ谷大学 文学部紀要』 第21号 2012年 pp. 7-18
<図書館利用時の注意点>
図書館を利用する際は、送付サービスの利用、近隣の図書館に行く、事前のOPAC検索や取寄せ、滞在時間の短縮化に努める等、安全管理に留意すること。
<インターネット検索時の注意点>
●検索対象:
図書館の利用が厳しい状況にある場合は、その代替措置としてインターネットによる専門家の情報の検索が求められる。ただしインターネット検索の際は、専門家以外の人物の記述物(Wikipedia、個人のBlogやHP等)を参照することは厳禁とする(部分的にも利用した場合は、評価の対象外)。大学の紀要論文等、「西洋美術史・西洋建築史」の専門家による学術論文や、美術館の公式HPの専門家による解説等を参照すること(他分野の専門文献は基本的に不可。ただし文学の専門家の論文は、美術史的な観点からも詳細に論じているものは可。なお斎藤氏によるラファエロ関連論文や、一条氏によるレオナルド関連論文等、医学等の専門家による、題目からは判断が難しい文献には特に注意すること)。参考文献の著者は、「氏名 研究者情報」等のキーワードで検索し、美術史(ないし建築史)の専門家かどうかよく確認してから参照すること。また、田中氏等の博士論文の要旨、学会の大会報告、科学研究費助成金の報告書等、美術史の専門家によるものであっても「論文の本文」でない場合も参照不可。
●検索先:
1.IRDB(学術機関リポジトリデータベース) IRDB検索画面:https://irdb.nii.ac.jp/(「学術機関リポジトリ」とは、大学等学術研究機関における教育・研究活動等の成果物を収集し,電子的形態による恒久的な蓄積・保存を行い、ネットワークを通して学内外に無償公開・還元するシステム。なお IRDB 検索では、左の「すべて」ではなく、右の「本文あり」の方をクリックしてから検索をかけると、本文が公開されている論文のデータが検索可能。)
2.CiNii(サイニー、サイニィ、サイニイ)国立情報学研究所の論文情報データベース CiNii 検索画面: https://ci.nii.ac.jp/ja
3.Googl 等での検索(論文でないものも検出されるので要注意。)
●検索キーワード:
1.「画家名」 2.「作品名」3.「論文」4. その他「美術」といった分野名等各自様々に工夫をこらし検索をかける。