通信教育部(通信学習)School of Correspondence Education (Correspondence Learning)
ECN300TF(経済学 / Economics 300)経済政策論AEconomic Policies A
教科担当責任者 / Instructor in charge of class:小黒 一正Kazumasa OGURO
授業コードなどClass code etc
学部・研究科Faculty/Graduate school | 通信教育部(通信学習)School of Correspondence Education (Correspondence Learning) |
添付ファイル名Attached documents | |
年度Year | 2024 |
旧授業コードPrevious Class code | |
旧科目名Previous Class title | |
担当者Instructor name | 小黒 一正、持元 江津子 |
科目種別Class Type | 通信学習(リポート・試験) |
履修学年Grade | 3~4 |
単位数Credit(s) | 2 |
備考(履修条件等)Notes | |
実務経験のある教員による授業科目Class taught by instructors with practical experience | |
カテゴリーCategory | 経済学部 経済学科 専門教育科目 |
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Outline (in English)
The aim of this course is to acquire the effects of economic policy.
The primary goal of this course is to help students develop a consistent way of thinking about the issues of economic policy, by using the approaches of macroeconomics.
The final grade is mainly based on an examination. The quality of the report is taken into account when grading.
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
【学習の到達目標】Goal
①古典派の理論を学び、経済成長の諸要因を理解する。②ケインジアンの理論を学び、景気変動の諸要因を理解する。③財政金融政策がマクロ経済に及ぼす短期的・長期的影響を理解する。
【この授業を履修することで学部等のディプロマポリシーに示されたどの能力を習得することができるか(該当授業科目と学位授与方針に明示された学習成果との関連)】Which item of the diploma policy will be obtained by taking this class?
①古典派の理論を学び、経済成長の諸要因を理解する。②ケインジアンの理論を学び、景気変動の諸要因を理解する。③財政金融政策がマクロ経済に及ぼす短期的・長期的影響を理解する。
【授業で使用する言語】Default language used in class
日本語 / Japanese
【科目の概要】Method(s)
経済政策は非常に範囲が広いが、その理解や考察には「マクロ経済学」「公共経済学」の知識が必要不可欠である。このうち前者の「マクロ経済学」には二つの対立する考え方が存在する。一つは市場の円滑な機能を前提に組み立てられた「古典派」の理論であり、もう一つは(少なくとも短期的には市場が円滑に機能しないことを前提に)財に対する総需要の大きさが財の総供給や経済全体の所得を決定すると仮定する「ケインジアン」の理論である。このどちらの理論が妥当かという判断によって、財政政策・金融政策をはじめ、マクロ経済政策の処方箋が異なってくる。そこで、「経済政策論A」では、財政政策・金融政策との関係を含め、現代的な「マクロ経済学」の基礎的な内容を学んで欲しい。
【成績評価基準】Grading criteria
成績評価は100%「単位修得試験」による。
【テキスト名および詳細】Textbooks
指定市販本『マクロ経済学入門』(第2版)、ミネルヴァ書房、麻生良文著、2021 年、¥ 3,500+税
※初版(2009年)も使用可
【学習指導、注意点等】Work to be done outside of class (preparation, etc.)
通信学習のリポートに添削・講評でフィードバックする。現在のマクロ経済学は応用ミクロ経済学の色彩を強めており、本来はミクロ経済学の基礎知識が履修の前提となるが、本科目のテキスト(『マクロ経済学入門』麻生良文、ミネルヴァ書房、2009年)は、そのような知識がない初学者でも学習できるように構成されている。なお、本テキストには一定の数式が登場するが、「古典派」「ケインジアン」の理論が対立する形式で記載されている良書であるため、意欲的に取り組んで欲しい。
なお、以下の書籍も有益である。
マンキュー 『マンキュー経済学II マクロ編』東洋経済新報社(入門用)
マンキュー『マクロ経済学 I・II』東洋経済新報社(中級)
福田慎一・照山博司『マクロ経済学・入門』有斐閣アルマ
スティグリッツ『スティグリッツ マクロ経済学』東洋経済新報社