通信教育部(通信学習)School of Correspondence Education (Correspondence Learning)
ECN200TF(経済学 / Economics 200)財政学APublic Finance A
教科担当責任者 / Instructor in charge of class:廣川 みどりMidori HIROKAWA
授業コードなどClass code etc
学部・研究科Faculty/Graduate school | 通信教育部(通信学習)School of Correspondence Education (Correspondence Learning) |
添付ファイル名Attached documents | |
年度Year | 2024 |
旧授業コードPrevious Class code | |
旧科目名Previous Class title | |
担当者Instructor name | 島澤 諭、廣川 みどり |
科目種別Class Type | 通信学習(リポート・試験) |
履修学年Grade | 2~4 |
単位数Credit(s) | 2 |
備考(履修条件等)Notes | |
実務経験のある教員による授業科目Class taught by instructors with practical experience | |
カテゴリーCategory | 経済学部 経済学科 専門教育科目 |
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Outline (in English)
【Course outline】This course introduces the roles of the central government in the national economy and the issues which our government faces. 【Learning objective】 At the end of the course, students are expected to understand Japan’s fiscal system and to obtain think logically the role of government in the economy.【Grading criteria/policies】Final grade will be decided by the credits-examination (100%).
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
【学習の到達目標】Goal
日本財政の現状を把握し、今後どうあるべきかについて考えるための基礎的な知識と論理的思考力を身につけることが目標になります。
【この授業を履修することで学部等のディプロマポリシーに示されたどの能力を習得することができるか(該当授業科目と学位授与方針に明示された学習成果との関連)】Which item of the diploma policy will be obtained by taking this class?
日本財政の現状を把握し、今後どうあるべきかについて考えるための基礎的な知識と論理的思考力を身につけることが目標になります。
【授業で使用する言語】Default language used in class
日本語 / Japanese
【科目の概要】Method(s)
財政学とは政府の経済活動について考える学問領域です。市場経済を基本とする政府の経済活動にはどのようなものがあるか、どれだけの規模か、そもそも政府が市場経済に介入することの意味とはなにか、消費税率をあげることの意味はあるのか、租税と公債とでは効果が異なるのかどうか、赤字国債の発行の長所や短所は何なのかなどについて考えていくことになります。財政学の学習には制度・現状の把握のほかに理論を学ぶことも必要になります。財政学を学ぶことで経済理論の応用の仕方をも修得し、現実の経済を論理的に把握できるようになっていただければ幸いです。
財政学Aでは特に、(1)経済活動における政府の役割の理解、(2)日本の財政制度や財政問題の把握、(3) 政府支出や租税の理論の習得、の3点が中心になります。指定テキストの第1章から第5章までが習得範囲ということになります。
【成績評価基準】Grading criteria
単位修得試験の結果が成績になります。(1)基本用語を把握すること、(2)論理的な流れを理解すること、(3)各章末問題を解くこと、(4)参考書(またはネットの情報)をもとにデータについての最新の値を把握しておくこと、そのうえで、(5)自分なりの財政についての考え方を持てば、単位が賦与されることになります。試験問題の回答にあたっては、テキストの内容を反映させるのはもちろんのこと、図書館やネットを利用して調べた情報をもとに、テーマにどう答えたらよいかよく考えて書いて下さい。
【テキスト名および詳細】Textbooks
テキストとインターネット上のデータ(またはネットにアクセスできない人は参考書のデータ)を用いて学習して下さい:
テキスト:指定市販本 林 宜嗣、林 亮輔、林 勇貴『基礎コース財政学 第4版』新世社、2019年、2,695円 (本体:2,450円+税)(第3版の利用も可としますが、データ等については参考書やネット上の資料を参考とし、最新のデータの確認をしっかり行うこと。)
※【スタディガイド(学習指導書)】あり
参考書:
・矢野恒太記念会『日本国勢図会』国勢社、最新年度版。
・『図説日本の財政』東洋経済新報社、最新年度版。
ホームページ上の情報(それぞれ以下のURLより最新版を参照のこと)
・日本の財政関係資料:https://www.mof.go.jp/policy/budget/fiscal_condition/related_data/index.html
・財政投融資の概要:
https://www.mof.go.jp/policy/filp/publication/filp_overview/index.html
テキストは10章からなります。財政学Aでは、その第1章から第5章までの内容を範囲とします。
【学習指導、注意点等】Work to be done outside of class (preparation, etc.)
通信学習のリポートに添削・講評でフィードバックします。学習については以下の形で進めて下さい:
(1) ノートを用意してください。
(2) テキストを開く前に、自分がいま「政府の経済活動」についてどのような知識を持っているか、ノートの第一頁に書いて下さい。単語だけ(消費税とか年金など)でもいいし、自分なりの意見でもかまいません。
(3) テキストをもとに自分でノートを作成してください。そのさい、データについてはホームページまたは参考書から、新しいものを確認しておくこと。また、新聞やTVのニュースにも敏感になってください。
(4) 理論的な部分についてはミクロ経済学(あるいは経済学入門)の教科書を参考にしてください。
(5) 各章末の問題を解き、内容を理解しているか確認して下さい。
(6) 最初の頁に、自分が理解したことを書き込み、何を得たかをチェックしましょう。
(7) その後、設題に取り組んで下さい。以上の作業ができていれば、できるはずです。教科書やネット情報の丸写しでなく、自分のことばでまとめてください。