通信教育部(通信学習)School of Correspondence Education (Correspondence Learning)
HIS300TD(史学 / History 300)西洋史特講(西洋哲学史)Lecture on Western History (History of Western Philosophy)
教科担当責任者 / Instructor in charge of class:内田 康太Yasutaka UCHIDA
授業コードなどClass code etc
学部・研究科Faculty/Graduate school | 通信教育部(通信学習)School of Correspondence Education (Correspondence Learning) |
添付ファイル名Attached documents | |
年度Year | 2024 |
旧授業コードPrevious Class code | |
旧科目名Previous Class title | |
担当者Instructor name | 白根 裕里枝 |
科目種別Class Type | 通信学習(リポート・試験) |
履修学年Grade | 3~4 |
単位数Credit(s) | 4 |
備考(履修条件等)Notes | |
実務経験のある教員による授業科目Class taught by instructors with practical experience | |
カテゴリーCategory | 文学部 史学科 専門教育科目 |
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Outline (in English)
The aim of this course is to help students acquire a basic understanding of the history of Western philosophy.
By the end of the course students should be able to grasp the outline of Western philosophy from its development among the ancient Greeks to the present.
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
【学習の到達目標】Goal
古代ギリシアに始まる古代哲学、その後のキリスト教哲学を中心にした中世哲学、それに続く近・現代哲学へと至る西洋哲学史の基礎知識を、通教テキストを通して把握することで、それぞれの時代にどのような問題が問われてきたのか、その思想は後の時代にどのような影響を与えたのか、そしてまた、それらは今日の我々にとってどのような意味を持つのかといった点の理解を深め、西洋哲学への歴史的視野の形成を図ることを全体として目指す。
【この授業を履修することで学部等のディプロマポリシーに示されたどの能力を習得することができるか(該当授業科目と学位授与方針に明示された学習成果との関連)】Which item of the diploma policy will be obtained by taking this class?
古代ギリシアに始まる古代哲学、その後のキリスト教哲学を中心にした中世哲学、それに続く近・現代哲学へと至る西洋哲学史の基礎知識を、通教テキストを通して把握することで、それぞれの時代にどのような問題が問われてきたのか、その思想は後の時代にどのような影響を与えたのか、そしてまた、それらは今日の我々にとってどのような意味を持つのかといった点の理解を深め、西洋哲学への歴史的視野の形成を図ることを全体として目指す。
【授業で使用する言語】Default language used in class
日本語 / Japanese
【科目の概要】Method(s)
哲学は古代ギリシアで誕生した。まずは、古代哲学の流れに沿って、イオニア・イタリアでの自然哲学や、アテナイにおけるソフィストとソクラテス、プラトン、アリストテレスの哲学、さらにはヘレニズム期・ローマ期の哲学を学ぶ。次に、中世哲学の流れに沿って教父哲学・スコラ哲学・普遍論争を学んだ上で、さらに、近世・近代哲学の流れに沿ってルネサンス哲学・大陸合理論哲学・イギリス経験論哲学・ドイツ観念論哲学を学ぶ。最後に、現代哲学の流れに沿って生命の哲学・分析哲学・現象学を、通教テキストを拠りどころにして学ぶ。以上のことに併せてその時代思潮についても考察し、その影響を理解する。哲学者たちは、それぞれの時代に、世界について、国家や人間について、いかに考えたのか。その思想は歴史の流れの中で生まれ、引き継がれ、影響を与えあいながら、発展していった。哲学史の流れに沿って、それら真理追究の足跡を辿ってゆく。
【成績評価基準】Grading criteria
・リポート評価基準
リポートについては、まず通教テキストをしっかり読んで理解した上で、設問に十分適切に答えているかどうかを判定基準とする。難しいと思われた箇所も、テキストをよく読んで、理解を深めるように努めること。その上で課題の箇所を丁寧に要領良くまとめること。必要な場合のみ、参考書を用いて補うように。まずはテキストをよく読んで自分の理解を深めてから記述すること。テキストや参考書の丸写しでは十分な理解に達しているとは見做されない。また、リポート書式の形式( ①段落分けの適切性 ②文頭と文末の対応が取れているか ③誤字、脱字の有無 ④注は適切か ⑤引用の仕方は適切か ⑥引用した文献の提示の有無など)にも注意すること。自分の言葉で適切に表現できるよう、まずは自分でその思想内容に興味を持って、深く理解するように努めることが重要となる。
・単位修得試験
単位修得試験では、通教テキストの全体の内容から出題する。そこでテキスト全体をよく読んで理解しておくことが大事である。特にレポートの課題箇所について、念入りに勉強しておくことが必要とされる。評価基準は、上記のリポート評価基準と同様の基準を適用し、哲学史についての習熟度に応じて成績を評価する。
【テキスト名および詳細】Textbooks
通教テキスト『西洋史特講(西洋哲学史)』(第1版)、鶴岡 健、2017年
【学習指導、注意点等】Work to be done outside of class (preparation, etc.)
通信学習のリポートに添削・講評でフィードバックする。 まず何よりも通教テキストをよく読んで理解した上で、リポートの設題の意図、試験の出題の意図をよく考えて、必要かつ十分な解答をするよう努めること。答案は、しっかり構想を練った上で、筋道を立てて論述すること。作成した答案を最後によく読み返して、時間の許す限り、必ず推敲を行うこと。テキストやネットからの丸写しは当然ながら、解答とは見做されない。必要な場合のみ、参考文献を用いて補うように。他の文献を参考にした場合には、文献名及びページ数を必ず明記すること。
★ AI については、自分で書いた文章の手直しも含めて、AI を用いた答案、 AI を用いたと思われる答案も、疑わしい場合を含めて、評価しないことがありうるので、 AI を利用しないように注意すること。