通信教育部(通信学習)School of Correspondence Education (Correspondence Learning)
LAW300TG(法学 / law 300)憲法Constitutional Law
教科担当責任者 / Instructor in charge of class:建石 真公子Hiroko TATEISHI
授業コードなどClass code etc
学部・研究科Faculty/Graduate school | 通信教育部(通信学習)School of Correspondence Education (Correspondence Learning) |
添付ファイル名Attached documents | |
年度Year | 2023 |
旧授業コードPrevious Class code | |
旧科目名Previous Class title | |
担当者Instructor name | 建石 真公子、土屋 仁美 |
科目種別Class Type | 通信学習(リポート・試験) |
履修学年Grade | 3~4 |
単位数Credit(s) | 4 |
備考(履修条件等)Notes | |
実務経験のある教員による授業科目Class taught by instructors with practical experience | |
カテゴリーCategory | 経済学部 商業学科 専門教育科目 |
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Outline (in English)
Learn the principles of modern constitution theory and understand the characteristics of Japanese Constitution.Understand the definition of human rights protected by the Constitution of Japan, the current situation and issues for the protection.Also,understand the governing organization, separation of powers, judicial review system, and local autonomy in the Japanese Constitution.
This course aims to provide an understanding of the basic 'principles' underpinning constitutional law, such as national sovereignty, democracy and the division of power, as well as the concept of human rights and their guarantees, which are influenced by history, the state of society and its relationship with the international community.
The final grade is based on an examination.The quality of the report is taken into account when grading.
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
【学習の到達目標】Goal
近代憲法の原理を学ぶとともに、日本の憲法の特色を理解する
日本国憲法の保護している人権の内容、その保障の現状および課題について理解する
日本国憲法における統治機構、三権分立、違憲審査制、地方自治について理解する
【この授業を履修することで学部等のディプロマポリシーに示されたどの能力を習得することができるか(該当授業科目と学位授与方針に明示された学習成果との関連)】Which item of the diploma policy will be obtained by taking this class?
近代憲法の原理を学ぶとともに、日本の憲法の特色を理解する
日本国憲法の保護している人権の内容、その保障の現状および課題について理解する
日本国憲法における統治機構、三権分立、違憲審査制、地方自治について理解する
【授業で使用する言語】Default language used in class
日本語 / Japanese
【科目の概要】Method(s)
この科目では、憲法という法を支えている「原理」、憲法制定の目的である「人権保障」、そうした憲法の目的を具体化する統治機構の原理と運用及びその課題について理解することを目的としている。
現在の国際社会の約190カ国において、ほぼどの国も「憲法」を制定している。しかし、具体的な内容や実際の運用においては、各国の歴史や社会、宗教、国際関係などの影響により多様である。日本は、最初の憲法である明治期の大日本帝国憲法、敗戦後の日本国憲法ともに、西欧の立憲主義を受容し、それまでの日本の社会を制度的にも思想的にも大きく変えたという特徴を持っている。
この科目では、このように歴史や社会のあり方、国際社会などとの関係によって影響を受ける憲法について、憲法という法を支えている基本的な「原理」である国民主権や民主主義、権力分立、また人権の概念やその保障について理解することを目的とする。
【成績評価基準】Grading criteria
最終成績は単位修得試験により評価する。評価の際には、先に提出されたリポートの内容を考慮する。
【テキスト名および詳細】Textbooks
・指定市販本『現代日本の憲法[第2版]』、法律文化社、元山 健・建石真公子編、2016年、¥2,800+税
※初版(2009年)も使用可
【参考文献】
『(別冊ジュリスト)憲法判例百選Ⅰ 第7版』有斐閣、2019年
『(別冊ジュリスト)憲法判例百選Ⅱ 第7版』有斐閣、2019年
【学習指導、注意点等】Work to be done outside of class (preparation, etc.)
通信学習のリポートに添削・講評でフィードバックする。憲法の学習としては、まず、教科書を読み理解し、次に、教科書で参照されている判例について判例集を読んで具体的な事件との関係で理解する、というのが基本である。
まずは、近代憲法の原理、人権の基本原則を把握したうえで、人権を保障し民主主義を維持する、という目的に照らして、裁判所や国会、行政などの仕組みを学ぶと理解しやすい。より深く学習するには、教科書に紹介されている論文や専門書を読み、また法学セミナー、法律時報、法学教室、ジュリストなどの法律雑誌に掲載されている関連する論文等を読むと興味が深まるだろう。
憲法は政治や歴史、国際関係と密接な関連を持っているため、日ごろから新聞などに目を通し、国内政治や国際政治等に関心を持ってほしい。