通信教育部(通信学習)School of Correspondence Education (Correspondence Learning)
HIS200TD(史学 / History 200)日本考古学Archaeology of Japan
教科担当責任者 / Instructor in charge of class:小倉 淳一Junichi OGURA
授業コードなどClass code etc
学部・研究科Faculty/Graduate school | 通信教育部(通信学習)School of Correspondence Education (Correspondence Learning) |
添付ファイル名Attached documents | |
年度Year | 2023 |
旧授業コードPrevious Class code | |
旧科目名Previous Class title | |
担当者Instructor name | 板倉 歓之、小倉 淳一 |
科目種別Class Type | 通信学習(リポート・試験) |
履修学年Grade | 2~4 |
単位数Credit(s) | 4 |
備考(履修条件等)Notes | |
実務経験のある教員による授業科目Class taught by instructors with practical experience | |
カテゴリーCategory | 文学部 史学科 専門教育科目 |
すべて開くShow all
すべて閉じるHide All
Outline (in English)
The aim of this course is to learn about archaeological research methods and the history reconstructed by archaeology.
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
【学習の到達目標】Goal
日本考古学の概要と方法を学び、考古学によって検討されてきた日本列島を中心とする歴史過程について、物質資料にもとづいて理解するとともに、自らの力によって具体的な遺跡や考古学的事象、学説、研究方法などを提示・解説することができるようになる。
【この授業を履修することで学部等のディプロマポリシーに示されたどの能力を習得することができるか(該当授業科目と学位授与方針に明示された学習成果との関連)】Which item of the diploma policy will be obtained by taking this class?
日本考古学の概要と方法を学び、考古学によって検討されてきた日本列島を中心とする歴史過程について、物質資料にもとづいて理解するとともに、自らの力によって具体的な遺跡や考古学的事象、学説、研究方法などを提示・解説することができるようになる。
【授業で使用する言語】Default language used in class
日本語 / Japanese
【科目の概要】Method(s)
指定市販教科書(テキスト)によって、考古学の概要と方法、それにもとづく成果を十分に理解するための通信学習科目とする。考古学の方法と資料をもとに、それらから再構成することのできる歴史過程や社会の姿を学び、それを基礎にリポートを提出し、単位修得試験を受験することとする。リポートにおいては、日本考古学に関する特定のテーマをもとにした課題を設定する。これは単に教科書の内容を焼き直すものではなく、自ら資料を探索し、それらを提示するとともに、解釈・要約して独自の検討を加えて立論するべきものである。よって、大学生としてオリジナリティーのあるリポートを作成することを求める。また、筆記試験においてはテキストの内容をもとに出題するので、十分な準備をして臨むことを期待している。
【成績評価基準】Grading criteria
最終成績は単位修得試験により評価する。(ただし、リポート学習もしっかり行うこと。)
・リポート評価
学術リポートとしての体裁を整えるとともに、独自の内容をもつことがリポート成立の第一条件である。表題や章立てを工夫するとともに参考書等にひろくあたること。特に実際の遺跡に関しては発掘調査報告書等を参照すること。それらを利用できる公立図書館等の活用も望ましい。物質文化を扱うリポートであるから、必要に応じて図表や写真を添付し、解説の水準を高めること。また、註や参考文献を付して引用を明らかにした上で、リポートとしての体裁を整えること。評価にあたっては構成・内容も重視する。
・筆記試験
テキストの内容をもとに出題するので、内容を十分に理解しておくこと。一般的に、歴史学系の試験においては、学術分野の考え方や方法をふまえているか、専門用語等の正しい理解がなされているか、歴史事象の時系列上の整理ができているか、事実(資料)をもとにした歴史解釈が正しくなされているか等が評価基準となる。本科目においても上記の基準をもとにして、物質資料を扱う分野としてふさわしい立論がなされているか、物質文化にもとづいた検討結果をふまえた答案が書かれているかどうかを重視する。
なお、単位修得試験がリポートに変更された場合には、学術リポートとしての体裁を整え、引用を明らかにすることが必須となるので注意すること。
【テキスト名および詳細】Textbooks
指定市販本『はじめて学ぶ考古学』(有斐閣アルマ)、有斐閣、佐々木憲一・小杉康・菱田哲郎・朽木量・若狭徹、2011年、¥2,300+税
【学習指導、注意点等】Work to be done outside of class (preparation, etc.)
通信学習のリポートについては添削・講評でフィードバックする。
テキストは「考古学の考え方と方法」「考古学からみた日本列島の人類史」の二部構成になっている。初学者のためにわかりやすくまとめられているので、まずは全体を読み通し、内容を十分に理解した上で学習を進めてほしい。筆記試験はテキストの内容から出題するので、テキストを深く読み込むことが重要である。
なお、本テキストは平易な入門書の体裁をとっているため「です・ます」体によって全体の記述が統一されているが、試験・リポートでは学術文献を意識して「である」体で記述すること。