通信教育部(通信学習)School of Correspondence Education (Correspondence Learning)
SOC300TB(社会学 / Sociology 300)労使関係論Industrial Relations
教科担当責任者 / Instructor in charge of class:沼田 雅之Masayuki NUMATA
授業コードなどClass code etc
学部・研究科Faculty/Graduate school | 通信教育部(通信学習)School of Correspondence Education (Correspondence Learning) |
添付ファイル名Attached documents | |
年度Year | 2023 |
旧授業コードPrevious Class code | |
旧科目名Previous Class title | |
担当者Instructor name | 大原 利夫 |
科目種別Class Type | 通信学習(リポート・試験) |
履修学年Grade | 3~4 |
単位数Credit(s) | 4 |
備考(履修条件等)Notes | ※2023年4月よりテキスト(指定市販本)変更 |
実務経験のある教員による授業科目Class taught by instructors with practical experience | |
カテゴリーCategory | 法学部 法律学科 専門教育科目 |
すべて開くShow all
すべて閉じるHide All
Outline (in English)
At the end of this course, participants will learn the reality, problems and future prospects by looking directly at the structural change of labor relations relations.
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
【学習の到達目標】Goal
かつてわが国の労使関係は、終身雇用制で年功加俸式賃金制度をとることが一般的で、なおかつ企業別労働組合を特徴としていた。それが日本の戦後経済復興を実現してきた支えでもあった。しかし、こうした日本的雇用慣行は、高度経済成長の終焉とともに徐々に崩れ始めてきたといわれてから久しい。今日では、労働人口の3分の1強を非正規労働者が占めるに至り、労使関係のありようが様変わりしてきた。労使関係論では、こうした労使関係の構造的変化を直視して、その現実と問題点、将来的展望を学ぶことを到達目標とする。
【この授業を履修することで学部等のディプロマポリシーに示されたどの能力を習得することができるか(該当授業科目と学位授与方針に明示された学習成果との関連)】Which item of the diploma policy will be obtained by taking this class?
かつてわが国の労使関係は、終身雇用制で年功加俸式賃金制度をとることが一般的で、なおかつ企業別労働組合を特徴としていた。それが日本の戦後経済復興を実現してきた支えでもあった。しかし、こうした日本的雇用慣行は、高度経済成長の終焉とともに徐々に崩れ始めてきたといわれてから久しい。今日では、労働人口の3分の1強を非正規労働者が占めるに至り、労使関係のありようが様変わりしてきた。労使関係論では、こうした労使関係の構造的変化を直視して、その現実と問題点、将来的展望を学ぶことを到達目標とする。
【授業で使用する言語】Default language used in class
日本語 / Japanese
【科目の概要】Method(s)
近年、日本的雇用慣行が緩やかに崩壊し、労使関係のあり方も様変わりしつつある。経済のグローバル化や産業構造の変容等により、労働者の働き方や処遇のあり方も大きく変化している。本講義では、こうした状況を踏まえて雇用関係や労使関係に関する主要テーマを取り上げながら、労使関係において急速に進んでいる変化を追っていくことにしたい。
【成績評価基準】Grading criteria
最終成績は単位修得試験により評価する(ただし、リポート学習もしっかりと行うこと)。テキストをよく読み、正確に労使関係の課題を把握し、考えてほしい。
【テキスト名および詳細】Textbooks
①『基礎から学ぶ労働法Ⅰ労働法総論・個別的労働関係法』(第4版)金子 征史・藤本 茂・大場 敏彦・高野 敏春著、エイデル研究所、2018年、¥2,381+税
②『ファーストステップ労働法』藤本茂・沼田雅之・山本圭子・細川良 編著 エイデル研究所、2020年、¥2,300+税
【学習指導、注意点等】Work to be done outside of class (preparation, etc.)
通信学習のリポートに添削・講評でフィードバックする。 労使関係のありようは、今日はきわめてダイナミックな動きのなかにある。したがって、我々は現実の動向に眼を奪われがちになるが、それでもこの問題も基本的には歴史的展開を顧みるなかで考えなくてはならない。そうすることによって、将来を展望することもできるようになるからである。その意味では、やはりテキストに忠実に取り組む勉強をする必要がある。
ただ、労使関係論は社会の様々な問題と深くかかわっているので、テーマごとに経済、経営、国の政策、国際関係、法的構造など多面的に勉強しなければならないものでもある。したがって、日常的に新聞などを通じた社会全体の動きを綿密にチェックするよう心掛けてほしい。